ヘッドウェイの桜10周年記念モデル、第一弾としてSAKURA'24&YOZAKURA'24の全8機種が登場
- 2024/03/19
Ibanez / NTS “NU TUBESCREAMER”
アイバニーズから、なんとKORGとノリタケ伊勢電子が開発した新世代の真空管“Nutube”を搭載した、新型チューブ・スクリーマーが登場した。Nutubeとは、従来の真空管と同様の動作特性を持ち、真空管らしい豊かな倍音成分や独特のコンプレッション感を持つ音色が得られるうえに、小型化、省電力化、長寿命化に成功した画期的なデバイス。本機も多分に漏れず、真空管特有の自然なコンプレッション感と、ファットでマイルドなオーバードライブ、そして繊細なピッキング・ニュアンスを反映できるワイドなダイナミック・レンジを獲得している。
アイバニーズ曰く“チューブ・スクリーマーにとっても、誕生以来初めての「オーバードライブ回路の大変革」となっていて、それは従来のチューブ・スクリーマーでは「4558」というひとつのオペアンプで成し遂げていた、歪み(=オーバードライブ・サウンド)の作成とクリーン・サウンドとのミックスを、まったく異なる方法で行なう回路構成とした”のが、KORG Nutubeとのコラボレーションの最大のポイントだという。オーバードライブ・サウンドをダイオードではなく真空管=Nutubeで生み出し、そののちクリーン・サウンドとミックスしてアウトプットする方法を採用し、あたかもフル・チューブ仕様のプリアンプのようなサウンドを生み出してくれる。
加えて、歪みとクリーンとのミックス・バランスを調節できるMIXコントロールや、18Vで駆動することができる点が特筆点。前者は、センター(12時の)位置で従来のTS808とほぼ同じバランスとなり、左一杯(CL)でクリーンのみ、右一杯(OD)ではオーバードライブのみとすることが可能だ。また後者については、全音域にわたりラウドなモダン・サウンドと広大なヘッドルームをもたらしてくれるという。稀代の名機TSと、それをさらなる進化へと導いたNutubeの前例のないコラボレーション。全ギタリストよ、1月16日(火)の発売まで震えて待て!
価格:¥32,000 (税別)