Bose S1 Pro+ wireless PA system × 松井祐貴&井草聖二
- 2024/04/25
Mesa/Boogie / Triple Crown TC-100
Dual Rectifierに次ぐMESA/Boogieの“もうひとつの側面”として高い評価を得た、3チャンネル仕様で50W出力の「Triple Crown TC-50」。そこから、さらに出力と機能面を推し進めた100Wモデルが登場した。
「Triple Crown TC-100」は、4本のパワー管(EL34)とアウトプット・トランス、そしてMulti-Soakパワー・アッテネーターを追加。より完成度の高いアンプに仕上がっている。基本コンセプトやプリアンプの構造はTC-50と同じで、チャンネル1はMARKアンプのクリーン・サウンド、チャンネル2はクラシック・ロック・クランチ、チャンネル3は強力なハイ・ゲイン・サウンド。そして、やはりTC-50と同じく各チャンネルごとにノーマル・モードとドライブ・モードが選択できるが、さらに各チャンネルごとにMulti-Soakパワー・アッテネーターを装備。プレイ・スタイルや環境に応じて、パワー/ヘッドルーム/サチュレーションの量が選択できる。出力は、100Wから50W、20W、7W、3Wまで下げることが可能で、3Wおよび7Wでは最大のアッテネーションと、厚くコンプレッション感のあるパワー・セクションのディストーションを生み出す。20Wおよび50Wでは、ライブ会場にて最適かつ現実的なアッテネーションを提供しつつ、高い音量で演奏することで“濃い音”を作り出す。
なお、自宅レコーディングなどにも便利なキャブクローンD.Iキャビネット・シミュレーターや、バイアス調整なしでパワー管を交換できるバイアス・セレクト・スイッチ、そして便利なMIDI機能などは、TC-50からそのまま継承。また、付属のフット・スイッチにて、チャンネル切り替えや各チャンネルごとに独立したオール・チューブ・スプリング・リバーブのオン/オフ、FXループのオン/オフ、ソロ・レベルのコントロール(全チャンネル共通)も可能となっている。サイズはTC-50と同じで、重量は5kg違うのみ。ヘッドとラック・マウント(5U)の2タイプから選べるというのも嬉しい。
価格:オープン