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初心者のためのDAW選び! 音楽制作&PAツール購入ガイド2018

DAW

今どきの音楽制作はパソコンを使うのがスタンダード。ローコストながら多彩な機能を手にできる上、あらゆる操作を直感的に行えるため、機材に詳しくなくても入門しやすくなっています。基本的な機材システムの例をイラストで学び、次ページからは各ツールの詳細を見ていきましょう。

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目次

Section 1 曲作りの強いミカタ、DAW

 現代の音楽制作に欠かせないものと言えばコレ、DAWソフト(以下、DAW)です。“Digital Audio Workstation”の略称で、レコーディング/打ち込み/ミックスといった音楽制作のあらゆる作業をカバーします。オーディオ(自分で録った楽器の音やサンプル集に入っているWAVファイルなど)とMIDIを直感的に扱えます。

DAWのためのパソコンについて

 音楽制作に使われるパソコンは、MacまたはWindowsが主流。Windowsにはパーツをカスタマイズして性能を上げられるものもありますが、Macはその自由度が低いため、購入時はハイスペックなモデルを選んでおくと 後々便利。最近はノート型でもパワフルなマシンが発売されているので、1台買って制作とライブの両方に使うのもよいでしょう。

 DAWはMacとWindowsの両方で動作する製品と、一方に特化した製品があるため、手持ちのパソコンで使えるものを選びましょう。またパソコンのCPU(プロセッサー)性能やRAM(メモリー)の容量、ディスクの空き容量などが、欲しい製品の動作条件を満たしているかどうかもチェックしてください。

DAWの基礎

① トラック

 DAWには“オーディオ・トラック”や“インストゥルメント・トラック”と呼ばれるものがあり、トラック関連のメニューから“新規作成”の項目を選ぶなどして作成します。オーディオ・トラックは、歌や楽器を録音したりサンプル(WAVファイルのワンショットやループなど)を取り込むためのスペースで、音を波形で表示。パソコンへの負荷が軽く、たくさんあってもDAWの動作が鈍くなりにくいです。インストゥルメント・トラックは、ソフト・シンセ(ソフト音源)やソフト・サンプラーといったインストゥルメントを起動させて鳴らすためのもの。打ち込み用トラックと言うこともでき、例えばドラム音源を起動させれば、好きなドラム・パターンを打ち込んで鳴らせます。打ち込みには“ピアノロール”というエディターを使うのが一般的で、音(ノート)の入力や削除、高さ(ピッチ)/長さ(デュレーション)/強さ(ベロシティ)などの設定が可能。ピアノロール上のデータは“MIDIデータ”と総称されます。

② クリップ(イベント、リージョン)

 トラック内のデータは、四角いオブジェクトで表示されます。このオブジェクトは“クリップ”(イベント、リージョン)と総称され、オーディオ・トラックのクリップを“オーディオ・クリップ”、インストゥルメント・トラックのクリップを“MIDIクリップ”と呼びます。オーディオ・クリップには波形、MIDIクリップには入力したノートを示す線が現れます。またいずれも自由に動かせるので、“ここに録ったギターを前にズラしたい”といった補正も簡単。ピッチを変えずに長さだけを変更したり、好きなところで分割したりつなげるなどのエディットも容易です。そのほか任意のパラメーター(例えばチャンネルの音量やシンセのフィルター・カットオフ)を自動調整する機能=“オートメーション”の動きを点と線で表示することもできます。

③ インスペクター

 トラックやクリップについての詳細な情報を表示するセクション。イラストではアレンジ画面の左側に配置されていますが、この位置にブラウザー(プラグインやパソコン内のサンプルを選択/ロードするためのセクション)をレイアウトするDAWも見られます。

④ トランスポート

 曲の再生/停止、頭出し、巻き戻し/早送り、任意のマーカーへの移動(目印を付けたポイントへの移動)、録音開始などのボタンを集約したセクション。

⑤ プロジェクト(アレンジ)画面

 曲(プロジェクト)の全体像を見渡せるセクション。再生ボタンを押すと左から右へとスクロールし、右へ行くほどに曲が進みます。“時間軸の画面”や“タイムラインの画面”とも言えますね。縦の列にはトラックとクリップが並んでいるため、“何小節目(または何分何秒)にどんな音が入っているのか”といったことを視覚的にとらえられます。ズーム・アップ/アウトが可能で、クリップの細部を見る/エディットするのもお手の物。

⑥ ミキサー

 各トラックの音量や定位(L/Rの位置)を調整するためのセクション。基本的にはトラックの数だけチャンネルが作成されるので、特定のパートをミュート(消音)したりソロ(単体)で鳴らすこともできます。またプラグインを立ち上げられるため(“プラグインをインサートする”とも言います)、音の加工も自由自在。“バス・チャンネル”と呼ばれるものを作成すれば複数のチャンネルをまとめて扱うことができ、例えばドラムの打楽器すべてに同じエフェクトをかけるような処理が行えます。

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