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  • 【連載】RYOGA NAVI リョウガ・ナビゲーション powered by 島村楽器

歪みとの相性も抜群! 極上のロック・サウンドが得られるRYOGA / SKATER-T3V

RYOGA / SKATER-T3V

  • 制作:デジマート・マガジン 試奏:芳賀“ヨティ”義彦 楽曲制作・MC:坂本夏樹 取材・文:井戸沼尚也 動画撮影/編集・録音:川村健司 協力:Studio Bpm

キレのあるモダンなサウンドと、プレイヤーの個性を引き立てるオリジナル・ボディ・シェイプが人気のRYOGA SKATERシリーズに、シンクロナイズド・トレモロを搭載したSKATER-T3V(スケーター・ティースリーブイ)が加わった。今回、RYOGA NAVIの顔として定着してきたギタリストの坂本夏樹氏をMCに、そして前回のRYOGA NAVI同様、試奏者にギタリストの芳賀“ヨティ”義彦氏を迎え、SKATER-T3Vの魅力を演奏とトークで紹介する。

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ダウン・チューニングの深い歪みでも音の輪郭がぼやけない
SKATER-T3V

RYOGA / SKATER-T3V(カラー:トランスパール・バイオレット)

 現代のJ-POP/J-ROCKで聴くことができるモダンなギター・サウンドを出すために設計された、RYOGAのオリジナル・モデルSKATERシリーズ。RYOGA NAVIではこれまでに、648mmロング・スケールのSKATER-H3と、RYOGA発売1周年を記念したアニバーサリー・モデル、628mmミディアム・スケールのSKATER-MH3/ANVの2機種を紹介してきた。今回紹介するSKATER-T3Vは、これら2機種とボディ・シェイプが同じなので、一見すると似たモデルに思えるかもしれないが、実は唯一無二の個性を持ったギターである。最大の特徴は、これまでの2機種が弦を裏通しする構造と質量のあるブリッジを採用していたのに対し、ゴトー製のシンクロナイズド・トレモロ・ユニットを搭載し、アーミングが可能になったことだ。そのほかにも、多くのポイントがある。

 まずボディだが、H3、MH3/ANVのアルダー材/38mm厚ボディに対して、T3Vではアッシュ材/45mm厚のボディを採用。材がアッシュになっただけでも音の変化はあるが(傾向としては、より輪郭のはっきりした明瞭な音になる)、T3Vはシンクロナイズド・トレモロを搭載しているため、ボディの厚みが7mm増している。その分、自然と低域に余裕が出て、全体的にレンジの広いグッド・サウンドとなっている。また、T3VのネックにはSKATERシリーズで初めて、サーモウッド・ハード・メイプルが採用された点にも注目だ。サーモウッドとは、特殊な熱処理を施した木材のこと。サーモウッド・ハード・メイプルは、より硬く、乾いた状態となっているため、激しいアーミング時でもチューニングを安定させ、さらに、エッジの効いたロックらしいサウンドを生み出すのにも一役買っている。

 そしてT3Vのピックアップには、VANZANDT製が採用されているのも大きな特徴だ。RYOGAシリーズの多くに搭載されているオリジナル・ピックアップは非常に素直な出音が好評だが、VANZANDTのピックアップはビンテージ系のサウンドを狙いつつ、枯れすぎずにモダンなサウンドの中で埋もれない傾向があるので、T3Vの設計にマッチした選択だ。

重量バランスに配慮したコンパクトなヘッド、チューニングの安定性を高めるゴトー製のペグにも注目

カッタウェイの形状や処理にも気を使っており、24フレットまで快適に演奏できる

1ボリューム、1トーン(プルでリア・ハムバッカーのコイルをタップ)、3ウェイ・スイッチと、シンプルにまとめられたコントロール類。フロントPUはボディに直付け、リアPUはエスカッション・マウントという点からも、サウンドへのこだわりが見える

 そのほか、オリジナル・シェイプによるSKATER独自のカッタウェイ形状、ネック・ジョイント部の大胆なヒールカット加工、各弦とも2オクターブの音域を完全にカバーする24フレット仕様などはシリーズ共通の魅力。重量バランスの良さも見逃せないポイントだ。

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YOTY & NATSUKI's TOTAL IMPRESSION

坂本夏樹(以下、夏樹) 今回、動画のオープニング曲ではドロップDチューニングで弾いてもらいましたが、どうでしたか?

芳賀義彦(以下、ヨティ) ダウン・チューニングでも音の輪郭がはっきりしていたのが良かった! それから、ダウン・チューニングにしても、深く歪ませても、自分の右手のタッチにちゃんと反応してくれるのが印象的でした。

夏樹 確かに! 歪ませすぎると音が濁ったり、チューニングを下げると音の立ち上がりが遅くなったりするけど、このギターはヨティが弾いたそのままが出ている感じがしたからね。

ヨティ あとは、音がジャキッとしてる! エッジが立っているというか……。

夏樹 その点は、やっぱりアッシュ・ボディの音がしていると思ったよ。それと、SKATERは24フレット仕様で、その分フロント・ピックアップの位置が少しリア寄りだから、それでフロントを選んでもこもらずにジャキッとしているというのもあると思う。

ヨティ なるほど。ネックが割としっかりしたグリップだったし、剛性の高いサーモウッド・ハード・メイプルとブビンガの5Pネックでしょ? だから、けっこうネックの音が占める割合も大きいのかなと思ったけど……。

夏樹 うん、ギタリストは左手でネックの振動を感じて弾いているところがあるから、そのあたりは弾いてみるとすぐにわかるよね。このモデルならではのトレモロ・ユニットはどうだった?

ヨティ 普段からあまり使わないタイプなので、あまり激しいアーミングはしなかったけど、確実に音に影響があるというか……T3Vはトレモロ・ユニット込みで音の設計がされている感じで、これで裏通しだとジャキジャキしすぎちゃうと思うので、音的に良かったですね。ところで、このギターを現場で使うとしたら、どんな現場?

夏樹 これは、半音下げで使いたいなぁ。よく1曲だけドロップDとか、1曲だけ半音下げが必要な場合があって……T3Vならロング・スケールでテンションも張りがあるから、半音下げにしても気持ち良く弾けそう!

ヨティ 確かに半音下げ、良さそうだね! 僕なら弦高を下げたテクニカル系のセッティングで、アニソンの現場で使いたいですね。

夏樹 どんな現場でも、深い歪みを求められた時に音の輪郭がはっきりしているから、使いやすいと思います。視聴者の皆さんも、ぜひお店でT3Vの魅力を体感してみてください!

RYOGA NAVI バックナンバー

クリーン良し、歪み良しのオールマイティな本格セミアコ
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製品情報

RYOGA / SKATER-T3V

価格:¥248,400 (税込)

【スペック】
●ボディ:ライト・アッシュ(2P) ●ネック:サーモウッド・ハード・メイプル/ブビンガ(5P) ●指板:ローズウッド ●スケール:648mm ●フレット:24 ●ピックアップ:VANZANDT VINTAGE PLUS(フロント)、VANZANDT TRUBUCKER-4C(リア) ●コントロール:1ボリューム、1トーン(プル:コイルタップ)、3ウェイ・トグル・スイッチ ●ブリッジ:GOTOH 510T-BS1 ●ペグ:GOTOH SG301-P4N/MGT ●カラー:TPV(トランスパール・バイオレット)、TPW(トランスパール・ホワイト)
【問い合わせ】
島村楽器商品開発事業部 TEL:03-3613-4160 https://www.ryogaguitars.com/
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プロフィール

芳賀“ヨティ”義彦(はが・よしひこ)
13歳からギターを始め、洋楽ロック、ブルースに影響を受ける。東京スクールオブミュージック専門学校渋谷出身。西川進氏の勧めで「Smash Room」に所属、自身のバンド「Walking down by low」でも活動中。ロック、ブルース、カントリー、ポップスなどを基盤として、スライド・ギター、ラップ・スティール、マンドリンなどの演奏もこなす。これまでHOUND DOG、Chage、aiko、嵐、WEAVER、カノエラナ、島爺、西沢幸奏、ANIMAX MUSIX、ALLaNHiLLZ、SOONERSなど多くのライブ・サポート、レコーディングに参加。

坂本夏樹(さかもと・なつき)
チリヌルヲワカ、She Her Her Hers、Over The Topでのバンド活動を経て、スタジオ・ミュージシャン、プロデューサーとして、Creepy Nuts、DE DE MOUSE、HOME MADE 家族、たんこぶちん、酸欠少女さユり、新山詩織など、数多のライブ、レコーディングに参加。

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