ヘッドウェイの桜10周年記念モデル、第一弾としてSAKURA'24&YOZAKURA'24の全8機種が登場
- 2024/03/19
AMRITA / OM-M
日本のポピュラー音楽におけるアコギの位置づけを熟知した国産ブランドによるOMモデル。使用材の選択を始めとする基本要素については言うに及ばず、ボディ内部のバッテリー・ホルダーの既設、ストラップ・ピンのユニークな取り付け位置など、プロの現場での使用形態を考慮した細部への配慮の跡がうかがえる。
不安感がまったくない。
気持ちの良い、清涼感のある音。
ネックが良いですね。まず調整がドンピシャで、ナットの高さやオクターブ・ピッチといった不安感がまったくない。材の良さが明確にわかるのは、楽器がきちんと調整されているからなんです。ヨーロピアン・スプルースの品の良さも、指板やブリッジのブラジリアン・ローズウッド特有の、甘くてすっきりした感じも出ています。弦の音のギラギラした金属的で嫌な成分がほとんどないし、マホガニー・ボディのパサついた感じもないし気持ちの良い、清涼感のある音。飽きずに長く使えそうなギターです。
価格:オープン
有田純弘(ありた・よしひろ)
1957年生まれ。84年に渡米し、翌年、U.S.ナショナル・バンジョー・チャンピオンシップにて優勝。一時期はボストンを拠点にジャズ、ブルーグラス、民族音楽などさまざまなジャンルで活躍、さらにはベラ・フレック、デヴィット・グリスマンを始めとした数々のビッグ・ネームと共演を果たした。92年にソロ・アルバム『Whale Dance』(Strictly Country Records:SCR-28)を発表。現在はギター、マンドリン、バンジョーなどあらゆる弦楽器を操るマルチ弦楽器プレイセッションに参加。洗足音楽大学ジャズコース講師を務める傍ら、鬼怒無月や竹中俊二とのトリオ“FRET LAND”などで精力的な活動を展開している。