BOSSから、新たなラインナップである“200シリーズ”がお披露目された。今回発表されたのは、デジタル・ディレイ「DD-200」、グラフィック・イコライザー「EQ-200」、モジュレーション「MD-200」、ハイブリッド・ドライブ「OD-200」の4機種。101（幅）×138（奥行）×63（高さ）mmというコンパクトなサイズや、直感的なサウンドメイクを可能にするシンプルなUI、サンプリング・レート96kHz、AD/DA変換32bit、内部演算32bit float（浮動小数点）の高度な演算処理によるクラス最高峰の音質などを実現。さらに、お気に入りのセッティングを即座に呼び出すことができるメモリー機能も搭載するうえ、外部フットスイッチやエクスプレッション・ペダル、ミニTRS端子のMIDI接続によるコントロール機能の拡張も充実しており、サウンド・システムの中枢としても活躍するシリーズだ。

　「Digital Delay DD-200」は、フラッグシップ・モデルである「DD-500」からサウンドと機能を継承した、高品位なデジタル・ディレイ・ペダル。透き通るようにクリアなデジタル・ディレイ、温かみのあるアナログ・ディレイ、Roland RE-201 Space EchoやBinson EchoRec2のモデリング、想像力を掻き立てるリバース・エフェクトやLO-FI、複数のディレイが重なり合うリズミカルなパターン・ディレイ、そしてTERA ECHOやSHIMMER、PAD ECHOといった個性豊かなアンビエント系まで、12種類のディレイ・モードを内蔵する。それに加えて、本体のふたつのフットスイッチを同時に押すことで、モノラルで最大60秒もの録音に対応したルーパー・モードに切り替え可能。ルーパーのエンジンはディレイ・セクションから独立しており、DD-200の豊富なサウンド・キャラクターを最大限に生かした表現力豊かなループを作成することができる。コントロールにはTIMEやFEEDBACKなどに加えて、各モードのキャラクターを最大限に引き出すパラメータがアサインされたPARAMを搭載し、直感的なサウンドメイクを実現。加えて、本体のフットスイッチは、バイパスやメモリーのスクロール、タップ・テンポ、ルーパーの制御に加え、ホールドやワープ効果など任意の機能を割り当てるカスタマイズが可能だ。発売は今夏を予定しており、市場想定価格は25,000円（税別）前後。

DD-200

DD-200

DD-200

DD-200

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　「EQ-200 Graphic Equalizer」は、最大で15dBまでブースト／カットが可能な10バンド・イコライザー2基を搭載し、32bit/96kHzの高度な処理、超ロー・ノイズ設計による優れた音質などを実現した高機能EQペダル。2系統のEQを内蔵していることが大きなポイントで、その接続方法をパラレル／シリーズより選択可能。シグナル・フローの例としては、パラレル接続では、2台のEQをリンクさせて1台のステレオEQとして使用する、外部エフェクターをエフェクト・ループ的に接続（インサート接続）し、外部ループのプリEQとポストEQとして個別に使用する、シリーズ接続ではバッキング用のEQとソロ用のEQとして個別に使用する、などの使用方法が可能だ。EQバンドの中心周波数も3タイプ（30Hz〜12.8kHz／32Hz〜16kHz／28Hz〜14kHz）から選択可能で、エレキ・ギターはもちろん、アコースティック・ギターやベース、キーボードまで対応してくれる。EQ-200のフットスイッチは、EQのバイパスやメモリーのスクロールに加え、各チャンネルEQのON/OFF、特定メモリーへのダイレクト・アクセスなど、任意の機能を割り当てることも可能。視認性に優れたLCDディスプレイもポイントで、EQカーブの全体像をひと目で把握することができるのが嬉しい。本機も発売日は今夏を予定しており、市場想定価格は25,000円（税別）前後。

EQ-200

EQ-200

EQ-200

EQ-200

EQ-200

EQ-200

　「MD-200 Modulation」は、フラッグシップ・モデルである「MD-500」のアルゴリズムを継承した、高品位なモジュレーション・ペダル。「CE-1 CHORUS」のモデリングやVIBRATO、SLICERを始めとする12種類のモードを搭載し、多彩なモジュレーション・エフェクトを生み出すことが可能。コントロールもシンプルで、RATE（フットスイッチでのタップ入力にも対応）やDEPTH、E.LEVELなどに加え、モードによって操作パラメータが変化するPARAMノブを3つ搭載。各モードに応じたパラメータを直感的に操作し、サウンドメイクすることができる。さらに、インサート機能も搭載しており、お気に入りのペダルをインサート接続すると、MD-200によるエフェクトのポジションをプリ／ポストから選択可能だ。本機の発売日は今秋を予定しており、さらなる詳細情報は2019年9月に更新する。市場想定価格は、25,000円（税別）を予定している。

MD-200

MD-200

MD-200

MD-200

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　「OD-200 Hybrid Drive」は、アナログ／デジタルのハイブリット回路を採用した次世代のオーバードライブ／ディストーション・ペダルだ。本機には、X-DRIVEやX-DIST、X-METALを始めとした個性あふれる12種類のモードを内蔵しており、3バンド・イコライザーやプリ／ポスト・ブースターなどのコントロールを活用して、高品位かつ綿密な音作りが可能。ゲート回路も搭載し、タイトで切れ味鋭いハイゲイン・サウンド・セッティングの際に活躍してくれるだろう。本機の発売日も今秋で、市場想定価格は25,000円（税別）を予定。こちらも詳細情報は2019年9月に更新する予定だ。

OD-200

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