ヘッドウェイの桜10周年記念モデル、第一弾としてSAKURA'24&YOZAKURA'24の全8機種が登場
- 2024/03/19
RYOGA / HORNET-G3/KORINA
2017年8月3日にスタートした、島村楽器が手がけるエレキ・ギター&ベースの新ブランド “RYOGA(リョウガ)”。体へのフィット感を高めたボディ・スタイルはウェイト・バランスに優れ、しかも比較的軽量。そして、現代のロック・シーンを的確にとらえたキレのあるサウンドが大きな魅力のブランドだ。今回、ブランド誕生2周年の節目に登場するのはギターの2機種3カラー。
「HORNET(ホーネット)-G3/KORINA」は、「HORNET-G3」をベースに、国内流通量が少なく入手が困難なコリーナ材をボディとネックに使用。中音域のふくらみはマホガニーに似ているが、よりブライトで歯切れの良いサウンドが特徴で、独特の美しい木肌も魅力的だ。指板に採用されている花梨(カリン)材は、古くから三味線の竿などにも使用されてきた硬い木材。日本を始め東アジア原産で、産地に近いためか高温多湿の日本の気候でも反りや狂いが少なく安定している。レスポンスに優れたスピード感あるサウンドは、花梨材ならでは。ブリッジはチューン・オー・マチック仕様で、ダイレクトに打ち込まれたブリッジのスタッド・アンカーが、弦振動を余すところなくボディに伝える。テンション感も程よく、演奏性も抜群だ。また、フロント・ピックアップはオリジナルのシングルコイルを採用し、芯のある独特のクランチ・サウンドが楽しめる。カラーは、TYL(トランスルーセント・イエロー)とTPS(トランスルーセント・パール・シルバー)の2色展開。それぞれコリーナ材の杢目がほんのりと透けて見えるトランスルーセント系の塗装が施され、TPSはパール粒子の光沢により角度によって色が変わって見える。各6本ずつの少量生産となっているため、チェックはお早めに。
「CICADA(シカーダ)-T2/紅桔梗(べにききょう)」は、5人組ロック・バンドLACCO TOWERのギタリスト、細川大介氏との共同プロデュースモデル。本器は、ブランド誕生1周年のタイミングで発売された新感覚セミ・ソリッド・ギター「CICADA-T2」をベースに開発。マホガニー材による甘い中低音を基本としつつも、ボディ・トップに硬質な栃(トチ)材を採用することで、トップ・ノートにハリと透明感が加わっている。また、トレモロ・アームの搭載や各ピックアップを個別にコイルタップできる機能も継承。極めつけは細川氏による監修で、木材の選定やボディ・トップ&バックの塗装の色合い、ネック・グリップの形状や太さなど、細部にわたり独自の設計がなされている。ボディ・トップの栃に関しても、同じ材の中でも天然の杢目がよく浮かび上がっている栃杢(トチモク)を使用。栃材全体の数パーセントしかお目にかかれないという、極めて美しく貴重な杢目の材で、そのストックから細川氏の審美眼にかなうものを本人が厳選。さらにボディ・トップの赤紫色、ボディ・バックのシースルー・ブラックも細川氏のこだわりを元に調色されている。紅桔梗というネーミングも細川氏によるもので、楽器へのこだわりを美しい日本語で表現するという彼の想いが込められている。また、今回の発売にあたり製作された5本には、すべて細川氏の手による入念なチェックが施されている。ただ残念ながら、昨年10月の予約販売受付ののち、発売日を待つことなく予約受付が上限数に達してしまったという。
8月3日(土)には、特別イベント「細川大介氏ミニライブ&トークショー」も開催(開場18:30/開演19:00)。会場は、LACCO TOWERの活動本拠地でもある群馬県前橋市の、けやきウォーク前橋2FのM-waveサテライトステージ。参加費は無料で、LACCO TOWERのライブ会場およびSNSによる優先告知で、すでに規定の座席数が満員となっているが、引き続き「立ち見」の受付を行なっているとのこと。お問い合わせは、島村楽器 けやきウォーク前橋店(TEL:027-210-6350/担当:林、友成)まで。
価格:¥238,000 (税別)
価格:¥285,000 (税別)