ローランドはエレクトロニック・ミュージック制作に必要な機能を装備したオール・イン・ワン・グルーヴ・ボックスMC-707とMC-101を発売する。価格はいずれもオープン・プライス。

　MC-707は、バーチャル・アナログ／PCMを兼ね備えた新音源「ZEN-Core」を採用し、CLIPベースで曲作りが行える最大8トラックのシーケンサー、リアルタイム・タイムストレッチ対応のオーディオ・ルーパー、マルチエフェクトなどを装備。最大24bit／96kHzのUSB MIDI／オーディオ・インターフェース機能を有す。

　MIDI／オーディオ・インターフェース部は、MIDIインターフェース機能としてMIDIクロックを使用したAIRAシリーズ製品との同期演奏を行なったり、外部機器のコントロールなどが可能。オーディオ・インターフェース機能としてマスター・アウトからの出力以外に8パートそれぞれのサウンドを個別にDAWへ出力できる。またMC-707はDAWからの音をサンプリング可能。

▲ MC-707

▲ MC-101

　MC-101は、コンパクトなボディに上位機種MC-707同等の機能を凝縮したモデル。約700グラムを切る手のひらサイズのボディで、単三乾電池4本で最大4.5時間の使用が可能。新音源「ZEN-Core」を採用し、CLIPベースで曲作りが行える最大4トラックのシーケンサー、リアルタイム・タイムストレッチ対応のオーディオ・ルーパー、マルチエフェクトなどを装備。オーディオ・インターフェース機能は、パソコンとUSB接続のみでDAW上のオーディオ出力や、DAW上にMC-101の演奏のレコーディングが可能。

▲ MC-707の16個のパッド

　また、いずれのモデルもAIRA Micrositeで最新の楽曲プロジェクト・データが継続的に公開され、新しいフレーズや音色データが入手できる。

Roland MC-707 GROOVEBOX for Live Electronic Music Producers and Production

Roland MC-101 GROOVEBOX for Beatmakers and Mobile Producers