富山県のギター・ショップ“Blue Guitars”より、“stilblu（スティルブルー）”に続く新たなプライベート・ブランド“NAGI GUITARS”が登場した。

　ギター製作も手がけ、その構造を熟知したBlue Guitarsのスタッフによってデザイン・監修される“NAGI GUITARS”は、木材本来の自然な風合いや色合い、そして弾き心地と強度に重きを置いたエントリークラスのオリジナル・ギター。塗装は艶のないサテン・フィニッシュを採用し、触り心地の良い質感と高い耐久性を兼ね備えた設計となっている。自然なフィニッシュはサウンドにも影響し、木材由来のナチュラルで温かみのある音色が特徴。また、ピックアップを搭載したエレクトリック・モデルやウクレレもラインナップ。海外を生産拠点としつつも、細やかな打ち合わせを重ねることでイメージを余すことなく形にしている。さらに、低価格でありながら少量生産によって品質のばらつきをなくし、高品質を実現。その上で、入荷したNAGI GUITARSは専門スタッフによりすべてが検品される。これから楽器を始めようというビギナーにはもちろん、セカンド・ギターとしても最適なモデルが揃っている。

　「shiro」は、ボディ・トップにハイエンドなアコースティック・ギターのトーンウッドとしても使用されるイングルマン・スプルース単板を採用。バック＆サイドはHPL（ハイ・プレッシャー・ラミネイト）、ネックはメイプルとローズウッド（テック・ウッド）の5ピース材を使用している。ブリッジや指板、ヘッド・プレートに至るまでメイプルで統一した唯一無二のルックスと、個性あふれる音色が魅力だ。ボディ・サイズはパワフルな音色のグランド・オーディトリアムを基本に、やや薄めのボディ厚を採用し、抱えやすさも重視。また、サウンド・ホール周りのロゼッタはアバロンの装飾が入ったシングル・リングで、シンプルながらも高級感と愛らしいルックスがポイントとなっている。ナット＆サドルには高級モデルと同様、牛骨を採用。オープンギアのマシンヘッドは、ギア部にもメッキが施されている。このあたりは玄人好みなスペックでありつつ、チューニングのしやすさと高い安定性をもたらす。そして、ネック・ヒール部に入れられたワンポイントのロゴ・マークが可愛らしい雰囲気を演出。なお、ブランド・ロゴ入りのオリジナル・ギグケースが付属する。

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　「shiro.E」は、「shiro」にピックアップを搭載したエレクトリック・アコースティック・ギター。世界的トップ・ブランド、フィッシュマンのピックアップを採用することで、ライブ演奏はもちろん、大音量のバンド・アンサンブルでも活躍してくれるはずだ。なお、ボリュームとトーンのコントロールはサウンド・ホール内側に取り付けられている。ブランド・ロゴ入りのオリジナル・ギグケース付属。

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　「kuro」は、「shiro」と対極を成すモデル。ボディ・カラーや木部を黒を基調としたシックでモダンな色合いに統一しつつも、アコースティック・ギター本来の柔らかな音色を奏でる。ブランド・ロゴ入りのオリジナル・ギグケース付属。

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　「kuro.E」は、「kuro」にピックアップを搭載したエレクトリック・アコースティック・ギター。ピックアップ関係のパーツを含めても重量は2キロを下回る程度に抑えられており、アコースティックな鳴りを損なうことなく高品位な信号をアウトプットする。ちなみに、ボディに採用されているHPL（ハイ・プレッシャー・ラミネイト）は、楽器そのものの強度だけでなく、ハウリングへの耐性も高めているということだ。ブランド・ロゴ入りのオリジナル・ギグケース付属。

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　独自のカラーリングが柔らかな印象の「Olive（オリーブ）」は、装飾を抑えたシンプルなルックスが落ち着いた雰囲気を演出。よりお手頃な価格も魅力となっている。「shiro」や「kuro」に比べ、やや小ぶりなサイズ感で重量は1.7～1.8kgほど。抱えやすさを追求しているため、小柄な女性にもおすすめだ。また、ナットにはハイエンド・ギターでも稀に見られるスキャロップド加工が施され、余分な質量を落とすことでスッキリとしたサウンドに仕上げている。丈夫で機能性の高いギグバッグが付属。

　「Nature（ナチュール）」（定価39,900円／税別）は、「Olive」をナチュラル・カラーにしてピックアップを搭載したエレクトリック・アコースティック・ギター。「Olive」と同様、ハイ・ポジションが弾きやすいカッタウェイ・ボディも特徴となっている。

　可愛らしいルックスのミニ・ギター「Pom（ポム）」（定価21,800円／税別）は、子供がギターを始めるのに、また気楽に弾けるセカンド・ギターとしても最適。小さいながらも細やかなデザインにしっかりとこだわり、塗装の質感やウッド・バインディングなども自然な高級感を演出している。

　「Maple（メイプル）」（定価35,000円／税別）は、伝統的な大型のドレッドノート・ボディにカッタウェイを施したモデル。その名の通り、ボディ・トップのスプルース以外はメイプル材で統一されている。抜群の音量とレンジの広さが特徴だ。また、艶のあるグロス・フィニッシュは高級感があり、気品のある雰囲気が魅力。

　「Liko（リコ）」（定価8,900円／税別）は、シンプルなルックスのソプラノ・ウクレレ。小ぶりなサイズならではの可愛らしい温かなサウンドが魅力で、伝統的なハワイアンはもちろん、ポップスの弾き語りにも手軽に使えるモデルとなっている。

　「Nalu（ナル）」（定価12,800円／税別）はテナー・サイズのウクレレ。ウクレレは、ソプラノ／コンサート／テナーとサイズが大きくなり、ソプラノ・サイズの「Liko」と比べ全長が10cm以上大きいため、迫力あるサウンドが魅力となっている。ギターのように張りがある音色で、音量も大きい。また、フレットの間隔も広いので、指が太くソプラノでは狭く弾きづらいという方にも、ぜひ試してほしいモデルだ。