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  • BoseのオールインワンPAシステムとギター・プロセッサーを組み合わせ、ギタリスト目線で活用!

エレキ・ギターで活用するBose S1 Pro feat. 滝 善充(9mm Parabellum Bullet)

Bose / S1 Pro

  • 制作:デジマート・マガジン 取材・文:田中雄大 スチール撮影:小原啓樹 動画撮影・編集:熊谷和樹 録音:嵩井翔平

オーディオ機器メーカー大手のBoseによるポータブルPAシステム、S1 Pro Multi-Position PA system。運搬しやすいサイズと重量、そしてもちろん良質なサウンドを兼ね備えた本機はあらゆる楽器にマッチするポテンシャルを秘めているが、“エレキ・ギター × プロセッサー”との相性はどうだろうか? オーディオ機器への造詣が深いギタリスト、滝 善充(9mm Parabellum Bullet)とともに、その実力をチェックしていこう!

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エレキ・ギターで活用するBose S1 Pro
feat. 滝 善充(9mm Parabellum Bullet)

Bose S1 Pro
あらゆるシーンに対応可能な小型PAスピーカー

 人気オーディオ機器メーカーのBoseによるPAシステム=S1 Proは、可搬性の高い小型軽量なサイズ感とシンプルな使い心地に加え、Boseならではの良質なサウンドを合わせもった1台である。スピーカーには2.25インチ・ドライバーが3基と6インチ・ウーハーを1基搭載し、音楽的な低音域~高音域をカバー。リスニング用のスピーカーとしても十分な実力を備えている。また、リチウムイオン・バッテリーを内蔵し、フル充電状態から連続11時間の駆動が可能なのもうれしいポイント。野外でのパフォーマンスにも安心して使うことができるだろう。

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いろいろな置き方で使える!

 縦/直置き、縦/スラント、横/スラント、スタンド設置と、多彩な設置方法に対応しているのがS1 Proの大きなポイント。しかも置き方によって内部センサーが反応し、自動で音質を均一化する“Auto EQ機能”を搭載しているため、常に理想的なバランスで出音をモニターすることができるのだ。例えば、座っている観客に対してはテーブルに縦/直置き、路上ライブでは地面に置いてスラントなど、想定されるさまざまなシーンごとにベストな設置方法が得られるだろう。

楽器&マイク2Ch+ライン1Ch

 計3Ch仕様で、Ch1とCh2は楽器&マイク用。EQとリバーブに加えて、接続する楽器に合わせて音質を切り替える“ToneMatch”スイッチを装備。Ch3はライン/Bluetooth接続に対応。“Bose Connect”アプリを使って2台のS1 Proを連携することも可能だ。

Taki's Impression
プロセッサーを正確に鳴らす、 基準のモニターとして使えます!

──今日はおもにエレキ・ギター、そしてエレアコでもS1 Proを試していただきましたが、第一印象はいかがですか?
 高音域がなまったりせず、ハッキリと目の前まで音が飛び出してくる印象ですね。Kemperを通した歪みの音は想像以上にズシンとくるし、いろんな音を受け止めて、素直に出してくれるなと思います。

──エレキ・ギター的に気持ち良い帯域は出ますか?
 もちろんギター・アンプとは少し違って、もっとモニター的に高音域や低音域が広く反応する感じではあるんですが、Kemperを使って自宅で作ってきた音をそのまま出してくれる感覚がありますね。プロセッサー系機材を使う人にとっては使いやすいと思います。普段、いろんな場所やスピーカーでKemperを鳴らすんですが、実は場所によって音がけっこう違って、カドが取れた丸い音になってしまうことも多いんですよね。そういう時に基準となるモニターを持ち運べるのはすごく便利だと思います。高音もビシッと出てくれますしね。

──リバーブやEQの効き方はいかがでしょうか?
 EQはガンガンに効きますね。少し動かしただけでもすぐわかるくらい効果があります。エレキ・ギターをインプットする時はローがボヤつかないように気をつけて調整すると、すぐに良いポイントを見つけられると思いますよ。逆に、個人的にエレアコは低音をリッチに音を作ることが多いんですが、それもしっかりと出てくれますね。リバーブもナチュラルで気持ち良い音です。

──今日の取材はずっとバッテリーで駆動していましたが、それについては?
 野外で使う人には最高ですよね。これまでにもバッテリー駆動のスピーカーは多く発売されてきましたけど、S1 Proはその中でもダントツでパワーがあると思いますよ。室内で使う時でも、会場の電源事情を気にしなくていいのは大きいですね。

──どんなプレイヤーにオススメだと思いますか?
 私みたいにプロセッサー系の機材を使う人って、卓に直で挿したり、アンプのリターンを使ったり、いろんな手段で鳴らしていると思うんですよ。でも、やっぱり音に余計なキャラクターが加わってしまう場合もあるので、正確にもとの音を鳴らしてくれるモニター・スピーカーで鳴らすメリットは大きいと思います。S1 Proはそういった用途にハマると思いますよ。あと、エレアコを鳴らすアンプとしてはこれまでで一番良かったです(笑)。オーディオ・スピーカーとしてもいろいろな音楽を聴いてみたいですし、(菅原)卓郎とアコースティック・デュオで演奏することもあるので、そういう時にも使ってみたいです。

試奏に使用した滝私物のKemper Profiling Amplifier。自身のメサブギー・レクチファイヤーをプロファイリングしたリグ、“Taki MESA”とS1 Proを組み合わせたサウンドを使用

ギター・マガジン 2020年1月号 12月13日発売!

2020_01_GMH1.jpg 本記事は、12月13日(金)に発売されるリットーミュージック刊『ギター・マガジン 2020年1月号』にも掲載されます。表紙巻頭特集は「シティポップを彩った、カッティング・ギターの名手たち〜80年代/真夜中のファンキー・キラー編〜」。ぜひチェックしてみてください!

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製品情報

Bose / S1 Pro

価格:¥78,000 (税別)

【スペック】
●再生周波数帯域(±3dB):62Hz-17kHz ●最大音圧レベル(1m):103dB (109dB Peak) ●指向特性:水平120°×垂直50° ●スピーカー・ユニット:2.25インチ・ドライバー×3、6インチ・ウーハー ●入力端子:XLR/フォーン・コンボ端子×2、3.5mmステレオ・ミニ(Bluetooth対応) ●出力端子:フォーン ●外形寸法:240(W) x 332(H) x 282(D) mm ●質量:7.1kg ●付属品:リチウム・イオン・バッテリー
【問い合わせ】
ボーズ TEL:0570-080-021 https://probose.jp/product/boses1-pro/
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プロフィール

滝 善充(9mm Parabellum Bullet)
たき・よしみつ◎スピード感溢れる音像を生み出すロック・バンド、9mm Parabellum Bulletのギタリスト。機材に対する深い知識を持ち、スピーカーやマイク・プリアンプを自作することも。

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