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マフの遺伝子を感じる9機種 〜現行“ディストーション・ファズ”試奏分析

ディストーション・ファズ

エフェクター・ファンのバイブル『THE EFFECTOR book』(シンコーミュージック刊)。最新刊Vol.46は、Big Muffシリーズの中でも希少価値の高いとされるバージョン2、通称「ラムズヘッド」を大特集。ここでは他メーカーからリリースされている、“マフの遺伝子を感じる”ディストーション・ファズ9機種を、ギタリスト坂本夏樹氏に試奏レビューしてもらいました。ぜひ購入の参考にしてください。

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ラムズヘッドを継承するオリジナルなディストーション・ファズ

 「ファズ」とも言えなくもないが、「ディストーション」のようでもある。“Big Muff”とはどのジャンルにも属さないそれ特有の音色を備える。高域に暴力的なエッジを加味するファズ然とした歪み、滑らかに伸びるサステインを作り出すコンプレッション感、ダイナミクスが少ないが故のプレイアビリティの高さ……。それはファズ、コンプ、ディストーションが備える要素を独自のバランスで混ぜ合わせたものと形容することもできる。そしてそのレシピは現代のビルダーによりさまざまな改良が施され、“Big Muff”のようでありながらも、それとも感触の異なるオリジナルなディストーション・ファズが続々と誕生しているのだ。

01 KarDiaN / C6H8O6

KarDiaN / C6H8O6

[Specifications]
●コントロール:Volume、Fuzz、Bass、Treble ●スイッチ:ON/OFF ●端子:Input、Output ●サイズ:121mm(W)×72mm(D)×55mm(H) ●電源:006P(9V電池)/9VDC ●価格:¥27,600(税別) (問)support@kyoritsu-group.co.jp /キョーリツコーポレーション

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ビンテージ・ラムズヘッドを徹底的に分析して再構築

 爆発的に愛用者を増やしているカージアンから、現代における“Big Muff”のあり方を定義し直すべく開発されたファズ・ペダルをご紹介いたします。ルーツはビンテージにありながらも、現代のアンサンブルでの使用についてここまでよく考えられているファズ・ペダルはなかなかありません。さすが、カージアン初となるファズ・ペダルという意気込みを感じます。ラムズヘッド期の個体の分析に尽力したという触れ込みは、同機の特徴の1つであるオクターブ・ファズがかかったような、独特な圧縮感のある高域の再現性の高さからも納得。そして4つのトランジスタにさらにFETを追加することで、オリジナルにはなかったローゲインなセッティング、入力への高い追従性を実現し、手元のボリュームでの積極的な音色の操作すら可能になっています。“BASS”、“TREBLE”のふたつで細かくトーン・コントロールできるので、現代のアンサンブルにおいて確実に抜けてくるラムズヘッド・サウンドが作れるでしょう。“BASS”=5、“TREBLE”=8辺りから始めると音作りしやすいと思います。

【オフィシャルHP】

02 Wren And Cuff Creations / 47/73 Classic

Wren And Cuff Creations / 47/73 Classic

[Specifications]
●コントロール:Volume、Tone、Distortion ●スイッチ:ON/OFF ●端子:Input、Output ●サイズ:72mm(W)×126mm(D)×56mm(H) ●電源:006P(9V電池)/9VDC ●価格:open price (問)info@lep-international.jp/LEP INTERNATIONAL

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伝説の激レア・ビンテージ個体、“47”に肉薄すべく設計

 再現性の高いビンテージ・マフ系ファズを作ることで有名なレナンドカフ。そんなブランドが普通にラムズヘッドの再現を目指すはずがありません。“47/73 Classic”というモデル名からわかるとおり、本機は稀に1973年製の個体にだけ存在するレア仕様に肉薄すべく開発されたものです。このレア・モデルはほかのラムズヘッドよりも明らかに低域が図太く、ディストーション味のある後期モデルよりも、もっとファズ寄りの暴れる音色が特徴。本機はそんな個性の再現性がとても高く、オリジナル至上主義のみなさまにも自信を持っておすすめできる仕上がりになっています。この暴れ感と扱いやすさの共存は、単純に「使える良いファズ」を探されている方にも満足していただけるでしょう。そして「ラムズヘッドって意外とまとまりがあって思ってたよりも普通だなあ」と感じている方にもぜひ試していただきたいところ。ラムズヘッドにロシアンが持つ低域の図太さを加えたような……と言えばわかりやすいでしょうか。抜けの良いファズを探しているベーシストにもおすすめです。

【オフィシャルHP】

03 Buffalo Fx / M-1 Stacked Ram's Head

Buffalo Fx / M-1 Stacked Ram's Head

[Specifications]
●コントロール:Sustain、Bass、Treble、Level ●スイッチ:ON/OFF ●端子:Input、Output ●サイズ:95mm(W)×120mm(D)×35mm(H) ●電源:9VDC ●価格:open price (問)info@lep-international.jp/LEP INTERNATIONAL

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ラムズ風の歪みニュアンスに使いやすさをプラス

 ラムズヘッドの魅力は圧倒的な音色の個性にあると思いますが、「もう少しトーンの可変領域に幅があれば」と感じている人も少なからずいるでしょう。そんなわがままを叶えてくれるのが本機、“M-1 Stacked Ram's Head”です。“BASS”、“TREBLE”のアクティブ2バンドEQの効きがとにかく優秀。アクティブなのでしっかりとした効きでありつつ、しかし上げきっても絞りきっても破綻することのない絶妙な可変チューニングが施されています。“BASS”=12時、“TREBLE”=13時辺りがオリジナルのラムズヘッドに近いでしょうか。本当に絶妙な可変チューニングになっているので、“BASS”を上げきっても低域が濁ることなく、むしろ重厚な低域が特徴のシヴィル・ウォーのような音色になります。モデル名にある「Stacked」という文字から、“BASS”は単純に低域ではなく、アンプをスタックした時に感じる音圧と捉えて操作すると良いかもしれません。そして操作面において、LEDの明るさを調整できることもポイント。明るすぎるLEDは時にステージ演出の邪魔になってしまうんですよね。

【オフィシャルHP】

04 EarthQuaker Devices / Cloven Hoof

EarthQuaker Devices / Cloven Hoof

[Specifications]
●コントロール:Shift、Tone、Level、Fuzz ●スイッチ:ON/OFF ●端子:Input、Output ●サイズ:64mm(W)×121mm(D)×57mm(H) ●電源:9VDC ●価格:open price(市場想定税別価格:¥26,000前後) (問)0570-056-808/ヤマハミュージックジャパン

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2つのツマミで中域を操ればさまざまな時代のマフに変身

 アースクエイカーデバイセスの名を世のファズ・マニアに知らしめた“Hoof”の進化版と言えるのが本機。トランジスタをあえて4つのシリコンにそろえていることからも、本機はより王道のマフ系に近づけたチューニングになっているように感じます。また、“SHIFT”と“TONE”でのトーン・コントロールが“Hoof”シリーズの特徴で、これがなかなか独特な効果。“SHIFT”で設定した中域を“TONE”で高域・低域のどちらに寄せるかを調整する、「中域のキャラクター作り用のコントローラー」と捉えると音作りしやすいでしょう。“SHIFT”を右に回して中域を削ったモダンなマフ系サウンドも、逆に“SHIFT”を左に回して中域を強調したリード・プレイに最適な太く抜けの強いラムズヘッド・サウンドも、“TONE”での微調整が効くからこそ共存させられるのだと思います。そして本機の全体的な印象として歪みのキメが若干細かく、音量を下げても安定した歪みの量を保てるので、ディストーションとしてもさまざまなジャンルの楽曲で活躍してくれるのでは?

【オフィシャルHP】

05 JAM Pedals / Red Muck

JAM Pedals / Red Muck

[Specifications]
●コントロール:Level、Tone、Gain ●スイッチ:ON/OFF ●端子:Input、Output ●サイズ:68mm(W)×111mm(D)×47mm(H) ●電源:006P(9V電池)/9VDC ●価格:¥26,250(税別) (問)03-5911-0611/黒澤楽器店

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ロシアン・マフのぶっといリード・サウンドを100%再現

 まさに轟音。本機は「ロシアン・マフを意識して作られた」という触れ込みどおり、ベーシストにも愛用されている「あの分厚い低域」が完全に再現されています。とにかくごつい、分厚い、圧がすごい。踏めばそこに壁が現れます。この低域の分厚さだけでも充分にオンリー・ワンな、所有する意味のあるエフェクターですが、そこで終わらせないのがジャム・ペダルズならでは。本機の真価はオリジナルのロシアン・マフよりも少し滑らかにチューニングされた中域による、伸びやかなリード・トーンにこそあると思います。そしてロシアンのリード・トーンと言えば、やはりデヴィッド・ギルモア。説明書の開発者コメントにも書かれているとおり、ギルモアの音を求めるならば本機をぜひ一度試していただきたいところ。オリジナルのロシアンは、低域の太さ故に輪郭がぼやけてしまう個体がありますが、そんな点もしっかりと改善されていて、太さの中にもはっきりとした芯を感じることができます。ハムバッカーとの相性も問題ないですが、この太さと芯の強さはやはりストラトとのマッチングこそが最高!

【オフィシャルHP】

06 Foxgear / Muffin

FOXGEAR / Muffin

[Specifications]
●コントロール:Filter、Gain、Volume ●スイッチ:ON/OFF ●端子:Input、Output ●サイズ:60mm(W)×120mm(D)×30mm(H) ●電源:9-12VDC ●価格:¥9,600(税別) (問)03-3703-3221/オカダインターナショナル

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ラムズヘッド系ファズの初心者にこそ触ってもらいたい

 つないだ瞬間にテンションの上がるギミックも魅力のフォックスギアから、ギルモア・サウンドに欠かせない“Big Muff”からインスピレーションを受けて開発されたというファズ、“Muffin”をご紹介します。1980年代にギルモアが愛用していたモデルということは、おそらくラムズヘッドのことでしょう。本機はそんなギルモア・ライクな、まとまりがあって太く伸びるリード・トーンに最適です。コントローラーもオリジナルと同様にシンプルなので迷うことはないと思いますが、“GAIN”=全開、“FILTER”=12時から始めると、あのトーンを再現しやすいのではないでしょうか。中域の太さはありつつスッキリしている低域の感じは、かなりオリジナルのラムズヘッドに近い感触です。数あるラムズヘッド系の中でも、まとまりがあって特に扱いやすいモデルに感じるので、ラムズヘッド入門にも、初めてのファズとしてもおすすめ。そして、この完成度の高さと扱いやすさでありながら、驚きの低価格なので、もっとたくさんの方々にファズを楽しんでもらえるきっかけになるのでは?と感じずにはいられません。

【オフィシャルHP】

07 Seymour Duncan / La Super Rica

Seymour Duncan / La Super Rica

[Specifications]
●コントロール:Volume、Fuzz、Mid Lvl、Mid Freq ●スイッチ:ON/OFF、Voicing(Flat/Lean/Fat) ●端子:Input、Output ●サイズ:66mm(W)×125mm(D)×37mm(H) ●電源:006P(9V電池)/9-18VDC ●価格:¥28,000(税別) (問)049-274-3810/ESP

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さまざまなビンテージ・ファズのニュアンスを再現可能

 セイモア・ダンカンのエフェクターはまずバイパス音が良いですよね。そんな「もともとの音が良くてこそ」という優れた設計に老舗ブランドの誇りを感じます。本機“La Super Rica”は1960〜70年代のシリコン・ファズを現代の音楽環境に合わせて再構築したモデル。“MID LVL”、“MID FREQ”の搭載によって幅広くかつ実用的な音作りが可能になっています。フリーケンシーという単語はギタリストにとってあまりなじみがないかもしれないので簡単に説明すると、“MID LVL”を全開にし“MID FREQ”を動かして帯域を捉えたら、あとはその帯域を“MID LVL”でどれくらい足すか引くか調整するだけ。効き具合がわかってしまえば、とても直感的な操作ができるでしょう。3ポジションのボイシングはピックアップの種類によって使い分けると良いと思います。細かく幅広い音作りのできるモデルですが、メーカーの公式動画でも解説されている、“FUZZ”を全開で“MID LVL”と“MID FREQ”を絞り切るという振り切ったセッティングによる90年代風ファズは、まさにあの時代の“Big Muff”!

【オフィシャルHP】

08 Way Huge / WHE401S Swollen Pickle MkIIS

Way Huge / WHE401S Swollen Pickle MkIIS

[Specifications]
●コントロール:Loudness、Sustain、Filter、Scoop、Crunch、Clip(内部)、Voice(内部) ●スイッチ:ON/OFF ●端子:In、Out ●サイズ:83mm(W)×120mm(D)×70mm(H) ●電源:006P(9V電池)/9VDC ●価格:¥25,000(税別) (問)03-3862-5041/モリダイラ楽器

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ジョージ・トリップス版マフ、その小型バージョン

 ウェイ・ヒュージのエフェクターはどれも個性が強くて、弾きこなす楽しみに溢れています。本機“Swollen Pickle MkIIS”は、内部トリマーも含めると7つにもなるコントロール部によって、自分だけの音色を作り出せる幅広さがポイント。コントロール部の説明だけでかなり長くなってしまうので割愛しますが、端的に音色の特徴を説明するならば、「圧倒的な中域の密度と太さ」です。このパンチ力は他の追随を許しません。例えるならば、ロシアン・マフの低域の厚さを中域に移した、という感じでしょうか。7つもノブがあるとセッティングが難しく感じるかもしれませんが、“LOUDNESS”=任意、その他=全開から始め、不要な部分を削っていくという方法で進めると意外と簡単に音作りできます。“FILTER”がバンドパスになっているのも面白いですね。バンドパスとは絞ることで高低域を削っていくフィルターで、中域に圧倒的個性のある本機にはうってつけ。そして、“SCOOP”と“CRUNCH”の組み合わせでクラシックなファズ・トーンまで作れてしまうあたりも、さすが鬼才ジョージ・トリップス!

【オフィシャルHP】

09 Fulltone / Mas Malo

Fulltone / Mas Malo

[Specifications]
●コントロール:Volume、Drive、Color、Heat ●スイッチ:ON/OFF ●端子:In、Out ●サイズ:62mm(W)×113mm(D)×59mm(H) ●電源:006P(9V電池)/9-18VDC ●価格:open price (問)info@musette-japan.com/ミュゼットジャパン

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名デザイナー、マイク・フラーがマフの再構築に挑戦

 「往年の名機を現代的に」との思想でアレンジされたモデルの多くは、操作性の向上に重きが置かれていると感じます。が、そこは音色に一家言あるフルトーン、本機“Mas Malo”は、ビンテージに求める古き良きあの時代のファズ・サウンドを、いかに現代の音楽環境でも活躍できるようにするかという、あくまでも音色を中心に据えた作りになっています。というわけで、本機はとにかくクラシックなキャラクターのファズ。ヘッドルームに余裕のあるクリーンなアンプでの使用が前提になることの多い昨今のファズですが、本機は少し歪ませたチューブ・アンプをさらにプッシュするような、昔ながらの使い方にも向いています。そして現代の音楽環境へのマッチングに対して、マイク・フラーからの回答は“BC184C”トランジスタのゲインをコントロールするというもの。トーンやフィルターで音色を加工するのではなく、歪みの特性自体を調整して際立たせることで、クラシックなキャラクターでありながらも、現代の音楽環境になじみやすい音色を作り出しています。“D”と“H”=全開で得られるロング・サステインとフィードバックは小音量でも楽しめますが、可能ならばぜひ大音量下で!

【オフィシャルHP】

THE EFFECTOR book編集者が語る「ラムズヘッド特集」後記

 1ラム、2ラム、3ラム……と捕獲していって、最終的に集まったビンテージ個体が全部で12ラム。しかも、全く同じパーツ構成の個体は1台もないという。当然、鳴き方もそれぞれで異なります。やけにドンシャリのもいれば、ハスキーな声を持つセクシーなヤツもいました。活力に満ちているのがいるかと思えば、少し元気のない個体がいたりも。どの個体も音色が違うんですよ。こうなってくると、ラムズヘッドとは生き物なんじゃないか?とすら思えてきます。熟練した羊飼いは、群れを構成する個体を一匹ずつ見分けられると言うじゃないですか。ラムズヘッドもおんなじ。よく見れば、どの個体も固有のキャラクターを宿していて、それぞれが等しく愛おしい。みなさんも、ご自分のラムズヘッドにしっかり愛情を注いであげてください。それはビンテージ個体だけの話じゃありません。復刻モデルやクローン系モデルも同じ。ラムズヘッドを始めとするビッグマフの遺伝子を受け継ぐファズには、多かれ少なかれ個体差が存在します(きっと回路自体にそういう特徴があるんでしょう)。常日頃からケアを怠らず、自分の子供と接するように愛でてあげれば、きっといつか美味しいジンギスカンに……もとい、ペダル・ボードの中で絶対に外せない1台に成長してくれるはずです!(下総淳哉/THE EFFECTOR book)

【The EFFECTOR BOOK Vol.46】ビッグマフ相性実験(Jake Cloudchair)

THE EFFECTOR book Vol.46 MAGICAL MYSTERY RAMS ISSUE 2020で詳細をチェック!

/eb46-n.jpg 本記事はシンコーミュージック刊『THE EFFECTOR book Vol.46 MAGICAL MYSTERY RAMS ISSUE 2020』での特集企画「“現行ディストーション・ファズ”試奏分析」を転載したものです。

項数:112P
定価:1,800円(税別)
問い合わせ:シンコーミュージック

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THE EFFECTOR book Vol.46』のページ・サンプル


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製品情報

ディストーション

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ファズ

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Electro-Harmonix / BIG MUFF

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プロフィール

坂本夏樹(さかもと・なつき)
チリヌルヲワカ、She Her Her Hers、Over The Topでのバンド活動を経て、スタジオ・ミュージシャン、プロデューサーとして、Creepy Nuts、DE DE MOUSE、HOME MADE 家族、たんこぶちん、酸欠少女さユり、新山詩織など、数多のライブ、レコーディングに参加。

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