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Hughes & Kettner / Black Spirit 200 Floor

Hughes & Kettner / Black Spirit 200 Floor

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拡張性に優れた
アンプ・ヘッド+MIDIフット・コントローラー

 Hughes & Kettnerの人気アンプ・ヘッド、Black Spirit 200がフロア・タイプになり新登場。アンプ・ヘッドの性能はそのままにMIDIフット・スイッチなどが追加され、使い勝手の良さや拡張性なども広がり、さまざまな環境下で使えるプロ用機材としての期待感が満載です。今回は同社製のTS 112 PROキャビネット(別売り)を使用し、じっくりとチェックしていきたいと思います。

 主要な端子類は、プリ部のエフェクト・ループ2系統、ポスト部のエフェクト・ループ、エクスプレッション・ペダル入力2系統、DTMや宅録そしてPAに直接信号を送るためのRed Box AE+、外部ミキサーを必要としないXLR Monitor Inなどが用意されており、拡張性に優れた仕様と言えます。どんな現場にも対応できる装備と、アンプの音色を足下で直接コントロールできる完璧な設計はどんな現場でも重宝されるでしょう。

 特にRed Box AE+はかなり秀逸な機能と言えます。実際のマイキングを想定したスピーカーの挙動やニュアンスがしっかり出ていて、マイクを使用するよりも安定したサウンドが得られるのが素晴らしい点でした。実際にマイクでの録音とRed Boxでの録音、両方を試してみましたが、どちらが本物のマイクかわからないくらい高品質で、ノイズや外部音に影響されないRed Box AE+のほうがいいのでは? と思ってしまうほどでした。

Black Spirit 200と同様の
真空管ライクなサウンドを再現!

 4種類の厳選されたアンプ・モード(CLEAN/CRUNCH/LEAD/ULTRA)を搭載。キレイなクリーンから、歪みの激しいサウンドまで自由に選べます。本機のキモはHughes & Kettner独自のテクノロジーである「Spirit Tone Generator」。このテクノロジーはデジタル臭を薄め、真空管アンプを直接触っているような挙動がそのまま味わえました。ギタリストはピッキングをした時のレスポンスや感覚をとても敏感に感じ取っていて、微妙な変化も察知しており、デジタル・アンプに苦手意識を持っている方も多いと思いますが、Black Spirit 200 Floorは真空管のスタック・アンプを鳴らしているという感覚があり、音圧感、コシなども十分に楽しめました。

 リバーブ、ディレイ、モジュレーション(コーラス/フェイザー/フランジャー/トレモロ)の各種エフェクトも搭載されていて、どれも高品質なエフェクトの印象でした。派手さはありませんが、実際に使えるエフェクトとしてバランスが良く、玄人好みのサウンドと言えるでしょう。

  Black Spirit 200 Floorは見た目はマルチ・エフェクターのようですが、実際の出音は「大型のアンプ・ヘッドそのまま!」というのが一番の驚きでした。そしてエフェクター・ボードを扱う感覚のままアンプが持ち運べるというのも素晴らしい発想で、これならどこに行っても常に安定したサウンドが出せるという安心感もあります。また、拡張性も十分。お手持ちのコンパクト・エフェクターやアウトボートにも直接接続できるので、Black Spirit 200 Floorを中心としたサウンド構築が楽にできるのがポイントです。そして、プリセット・モード、ストンプボックス・モード、ダイレクト7モードの切り替えにより、さまざまな現場に対応できるFloorペダルとしても優秀だと感じました。ぜひ一度触っていいただきたいです。

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製品情報

Hughes & Kettner / Black Spirit 200 Floor

価格:¥135,000 (税別)

【スペック】
■出力:2W/20W/200W ■チャンネル:4 ■コントロール:モード切り替えスイッチ(クリーン/クランチ/リード/ウルトラ)、プリ・ループ・スイッチ×2、ブースト・スイッチ、マスター、ボリューム/MODタイプ、ゲイン/インテンシティ、ベース/ドライ・タイプ、ミドル/フィードバック、トレブル/ドライ・レベル、ノイズ・ゲート/リバーブ、サギング/キャビ・タイプ、レゾナンス、プレゼンス、FXアクセス・スイッチ、FXループ・スイッチ、ストア・スイッチ、出力切り替えスイッチ、キャビネット切り替えスイッチ、ライン/マイク切り替えスイッチ、モニター・ボリューム、モード切り替えスイッチ(プリセット/ストンプボックス/ダイレクト7) ■入出力端子:インプット、プリ・ループ・イン×2、同アウト×2、コントロール×2、スピーカー・アウト(8Ω/16Ω)×2、DIアウト、MIDIイン、同アウト、センド、リターン、モニター・イン、AUXイン、フォン/ライン端子 ■外形寸法:470(W) x 70(H) x 255(D) mm ■重量:4.1kg
【問い合わせ】
パール楽器製造 TEL:047-484-9111 https://pearlmusicinstrumentaljp.com/hughes_and_kettner/
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プロフィール

野村大輔(のむら・だいすけ)
1975年、東京都出身。エレキ・ギター、アコースティック・ギターのどちらも得意とし、歌の良さを引き出し曲に溶け込むようなギターアレンジを得意としている。また、幅広いジャンルをカバーしつつもブルースをベースにしたプレイ・スタイルを持ち味としたギタリスト。15歳からビートルズに憧れアコースティック・ギターを弾き始め、その後ジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトンなどに影響を受けエレキ・ギターを弾くようになる。様々なバンド活動をしながら10代でギター講師の仕事を開始し、現在ではレコーディング・サポート、ライブ・サポート、作曲、編曲、プロダクト・スペシャリスト、ギター講師、執筆活動など幅広く活動を続けている。

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