Arturia公式ユーザーグループイベント東京

　音楽家の安田寿之氏がオーガナイザーを務めるArturia公式イベントで、Arturiaユーザーはもちろん、音楽クリエイターや電子音楽愛好家など、誰でも参加可能です。毎回ゲスト・ミュージシャンを迎え、楽しいプログラムが用意されています。

　Arturia User Group Tokyo Facebookページ
　https://www.facebook.com/Arturiausergrouptokyo/

4時間ぶっ通し！ 未経験者も歓迎のセッション大会

　イベント会場は、代官山にあるモダンでオシャレなカフェ・バーSuppage。カウンター席の奥にある部屋へ入ると、そこには平台に所狭しと並べられたArturia製品の数々が！　これらの機材はすべてテンポの同期が取れるようになっていました。

プロ・アマ問わずセッションに参加可能。未経験者でもArturiaスタッフからのレクチャーにより気軽にセッションを楽しむことができました

　昨年4月に行なわれたVol.1では、ゲストによるセミナーとライブ演奏が中心でしたが、今回は「誰でも参加できるオープン・セッション方式」で進行。参加ミュージシャンはオーガナイザーの安田寿之氏に加え、Morgan Fisher、34423、Yumi Iwaki、Uhito Kiyosueの計5名。彼らが交代しながらノンストップで演奏する中、イベント参加者が自由にセッションに加わることができました。

あれ？ Yebisu303さんとCD HATAさん？

参加者に配布されたArturiaノベルティTシャツ

　参加者の皆さんは、Arturia製品や電子楽器に興味があって遊びに来たという方や、自身の楽器を持ち込んで積極的にセッションしに来たという方、セッションの様子をドリンクを飲みながらご覧になっている方など、楽しみ方は人それぞれ。15時にスタートした本イベントも気がつけば19時になっており、時が経つのを忘れてしまうほど夢中になってしまいました！

Morgan Fisher

Yumi Iwaki

34423

The NAMM Show 2020で発表された
KeyStep Proが先行展示

　本イベントでは、今年のNAMM Showで発表されたKeyStep Proがいち早く登場！　これは、4トラックの独立したステップ・シーケンサーを搭載したキーボード・コントローラーで、USB／MIDIはもちろんのこと、4つのCV/Gateに加え、8つのDrum Gate、Clockなど、ハードウェアとソフトウェアをコントロールするために必要な信号はほとんど網羅しています。やはり、多くの皆さんがこの製品に関心を寄せていたようで、興味深く試していらっしゃいました。

2020年春発売予定のKeystep Pro。37鍵のスリム鍵盤を搭載し、さまざまなハードウェア、ソフトウェアを統合的にコントロールが可能

すでに発売されているBeatstep Proと同様に、Drum Gateを8つ搭載。ユーロラック・モジュラー使いにとって、この端子はありがたい！

4つのCV/Gateを搭載。これらはモノ・シンセがコントロールできるほか、ポリフォニック・シンセ用にルーティングも可能に

メロディ用のステップ・シーケンサーとして使用可能な4つのトラックのうち、1つはドラム・シーケンサー、残り3つはアルペジエーターとしていずれかを選択可能

4トラック分のパターンを同時に切り替えることができるシーン機能も搭載。ライブ・パフォーマンスで曲の展開をガラッと変えたい時などに使えます！

セッションで使用したそのほかのArturia製品

　KeyStep Pro以外で使用したArturia製品は、MiniBrute 2S、MiniBrute 2、DrumBrute Impact、MicroFreak。これらのほかにゲスト・ミュージシャンや参加者の機材が加わり、すべての音がAllen&Heath Zedシリーズのミキサーでまとめられていました。

DrumBrute Impact

MicroFreak

MiniBrute 2

MiniBrute 2S

　

　※次回以降の開催スケジュールについてはArturia日本版公式サイト、Facebookページでチェックを！