プロのギタリスト／ベーシストにも愛用者が多い、カスタム生産によるこだわりのブランド “dragonfly”。今回新たに登場するのは、2000年のブランド発足時にリリースされ、現在も発売中の人気モデル「HI STA」のオリジナル・スタイルを再現した、まさに原点回帰モデル。

　「HI STA（ORIGINAL STYLE）」は、ボディ材に厳選されたライト・アッシュを採用。ピックアップは、現行の「HI STA」ではSSH配列が標準となっているが、オリジナル・スタイルということで3基のシングルコイルを搭載。よりクリアなサウンドが特徴となっている。

　また、オリジナル・スタイルならではの機能として、センター・ピックアップのブレンドが可能（SPBサーキット）。3シングルでありながら、センター・ピックアップをブレンドすることで力強いハムバッカー・サウンドも出力できる。さらに、通常のトーン・コントロールは高域をカットするのみだが、本機では現行モデルにも採用されているハイ／ロー・カットも装備。そしてピックガードにもこだわり、初期「HI STA」のシェイプを採用しているという点も見逃せない。

　なお、発売当時のトレモロ・ユニットは、アーミングの可動域を大きくするためウィルキンソンが多用されていたが、今回の2020モデルはGOTOH 510TS（2点シンクロ）スティール・ブロックを搭載。出荷時は、アーム・アップ時に3弦開放で1音半シャープできるようにセッティングされている。多くのプロを満足させる、これらのこだわりとクオリティをぜひ体感してほしい。