Bose Professionalは、ポータブルPAシステムの新製品となる「L1 Pro portable line array systems」の5モデルを2021年2月に発売する。

　製品ラインナップは、最もポータブルなL1 Pro8、迫力とポータビリティを両立したL1 Pro16、最高性能のL1 Pro32、選べるパワード・サブ・ウーファーBose Sub1／Sub2 の5モデルが用意されている。各製品ともに収納、運搬、セットアップが容易なモジュラー・デザインを採用しており、目的に合わせたシステム構築が可能。

　L1 Pro8では8基L1 Pro16では16基、L1 Pro32では32基の2インチ・ネオジウム・ドライバーを搭載し、アーティキュレーテッド・ライン・アレイによる水平180度の広いカバレージで会場の隅々までクリアな音の提供ができる。また、楕円形レース・トラック型ウーファー搭載によってコンパクトでありながら豊かな低音を実現すると共に、移動、持ち運び、ステージでの設置が容易に行なえる。

　シンプルで直感的な内蔵3chのオンボード・ミキサーは、マイクや楽器の直接入力ができるほか、リバーブ、ファンタム電源、Bluetooth再生、ToneMatch EQを搭載。スマートフォンやタブレットでL1 Mixアプリを使用すれば、直観的に使用可能な操作性に加え、手元でのワイヤレス・コントロールによってミキサーの音量バランスを始め、音量やトーン設定の変更や調整が可能。ラインナップ各製品については以下の通り。

　L1 Pro8は、8個の2インチ・ネオジウム・ドライバー搭載C字型アーティキュレーテッド・ライン・アレイとハイ・エクスカーション・レース・トラック型ドライバー装備の7インチ×13インチ・サブ・ウーファーを内蔵し、コンパクトなサイズながら従来の12インチ・ウーファー相当のパフォーマンスを実現。本体重量は17.7 kg。コーヒー・ショップやカフェなど小規模会場に最適化されたモデル。

　L1 Pro16は、16個の2インチ・アーティキュレーテッド・ネオジウム・ドライバー搭載J字型ラインアレイとハイ・エクスカーション・レース・トラック型ドライバー装備の10インチ×18インチ・サ・ブウーファーを内蔵し、コンパクトなサイズながら従来の15インチ・ウーファー相当のパフォーマンスを実現。本体重量は24.4 kg。クラブやバーなど、小～中規模の会場でのDJ、シンガーソングライター、小グループのパフォーマンスに最適化されたモデル。

　L1 Pro32は32個の2インチ・アーティキュレーテッド・ネオジウム・ドライバー搭載直線型ラインアレイを装備し、本体重量は13.0 kg。モジュラー・サブ・ウーファーのSub1（重量16.1 kg）／Sub2（23.4 kg）と組合せることによって結婚式、クラブ、フェスティバルといった中～大規模の会場やイベントでのDJ、シンガー・ソングライター、バンドのパフォーマンスに最適なポータブルPAシステムとなる。

左から順にL1 Pro8、L1 Pro16、L1 Pro 32、Sub1、Sub2