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  • "夢の空間"を実現した自宅スタジオに大接近!

アコースティックエンジニアリングが手がけた"ドラムが叩ける"プライベート・スタジオ Vol.13

アコースティックエンジニアリング

“自宅で思いきり音を出したい!”、“いつでも楽器を鳴らせる環境を手に入れたい!”……自分のスタジオを持ちたい願望は、楽器を演奏する人ならば誰もが思うこと。そんな“マイ・スタジオ”の夢を実現してくれるのが、プロ用のスタジオやライヴ・ハウスの防音/音響工事も行う、アコースティックエンジニアリングだ。ここでは同社が手がけた”ドラムが叩ける”プライベート・スタジオにフォーカス! 今回は東京都在住の石 真宜さんの自宅スタジオを紹介していこう。

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CASE:13 東京都 石 真宜さん宅スタジオ

石さんは中学時代にハロウィンを聴いたことでメタルに目覚め、高校時代にLAメタルのラットのPVに衝撃を受け、ドラムを始めたそうだ。その後、ご自身のバンドがプロ・デビューし、ご活躍されていた時期もあったとのこと。写真に映っているキットはもちろんツーバス! シャイニーストーンミュージックというドラム・スクールも主宰

しっかりとした遮音性能で、気兼ねなくいつでもドカドカ叩きたい

 自宅スタジオを作ろうと思ったきっかけは、マイホームの購入からですね。新居と併せて以前から欲しいなと思っていたスタジオを作ろう……という感じで。当時住んでいたアパートは鉄筋コンクリートの2階で、そのときは一応、電子ドラムで練習はしていたんですけど、やっぱり音と振動が気になって。集合住宅なので自分だけが良いというわけにはいかないじゃないですか。それからしばらくして自分にも家族ができて、“家を購入しよう”というタイミングになってきたので、それなら普通の戸建てを購入して、自分で防音するくらいなら、ちゃんと防音室を作ってしまった方が昼も夜も関係なく、自由に叩けるなと思ったんですよね。個人練習だけでなく、バンドのリハーサルなどで使えたら良いなと思っていましたし。それで土地も家もいろいろと探した結果、狭小地だったんですけど、今の場所に家を建てることに決めたんです。ここは駅からも近くて便利ですし。

 スタジオを施工する業者さんはアコースティックエンジニアリング(AE)さん以外にも何社か当たったんですが、“信頼”と“実績”のあるAEさんに決めました。AEさんには防音に関する保証制度があって、スタジオの遮音性能を保証してくれるんですけど、ここは隣がアパートと戸建ての住宅なので、(遮音に関して)かなり心配だったんです。だから、しっかりとした遮音性能で、気兼ねなくいつでもドカドカ叩けるように、と思っていました。いくら安くスタジオを作ることができても、遮音の保証がされていなかったら気になって思い切り叩けないと思うんです。それからAEさんの手がけた高遮音仕様と標準仕様の自宅スタジオへ見学に行けたのも良かったですね。すごく参考になりました。

石さんの自宅スタジオは、施工後約7畳という広さ。スタジオの扉から25cm床を下げることで天井高が2.4mと確保できているためか、実際よりも広く感じる上、部屋に窓はなくとも圧迫感は感じられなかった。遮音性能が非常に高く得られているのもポイントで、外周壁はもちろん、内側の壁も可能な限り厚くすることで、家の中に対しての性能もしっかりと確保されている

ツーバス&多点シンバルのドラム・セット。入り口にはアパートに住んでいた頃から使っているというエレクトロニック・ドラムが見える

気兼ねなく好きなときに叩けるすごさ

 スタジオ作りは、今回担当していただいたAEの中島さんのアドバイスで“至れり尽くせり”で進んでいきました。例えば遮音に関しても、とにかく徹底した防音でないと不安だったんです。一度でも苦情が来るとやっぱり気になって思いきり叩けなくなってしまいますから。それでスタジオは、高遮音仕様にして、部屋の広さは約10畳から7畳くらいになったのですが、天井高がしっかりとあるからか、あまり“狭いな”という感覚はないですね。それから音の響きに関しては、AEさんが施工した自宅スタジオを見学させてもらうことができて、床がコンクリートや木質など、材質/仕様によって(響き方が)全然違うことがわかって。自宅スタジオは、レコーディングができるようにしたかったので、そういったころも相談しつつ、自分の音の好みを伝えて、細かいところまで中島さんに提案していただきながら作っていきました。

 スタジオが完成したのは昨年3月くらいで、自分のイメージ通り、本当に良く出来上がっているなと思いましたよ。パッと見た印象は、なかなか行けない高い金額を支払う、高級なスタジオみたいな感じでした(笑)。音の感じも、打ち合わせ通りの“鳴り過ぎず、鳴らな過ぎず”のちょうど良い感じです。バンドではまだ音を出していないんですけど、すごく楽しみですね。スタジオを使っている時間帯は昼夜関係なく、例えば夜8時くらいにフラっとスタジオに入って、中の片づけをしようと思ったら、何気なく叩き始めてしまったり(笑)。家の中の防音に関しては、(スタジオの真上にある)リビングは多少ドラムの音が聴こえるみたいですが、寝室がある3階はほとんどわからないみたいですね。子供が寝る時間はアコースティック・ドラムから電子ドラムに変えてますけど、それ以外はアコースティック・ドラムです。

 今後は、ここで音楽教室みたいなことをやろうと思っているんですよ。僕がプロ・ドラマーとして活動していた頃のミュージシャン仲間達を集めてレッスンしたら面白いかなと思っていて。家の玄関口をスタジオ用と住居用の2つに分けてあるのもそういう理由からなんです。自宅スタジオの最大の魅力は、今まで掲載されてきたみなさんとほとんど一緒ですけど(笑)、やっぱり時間を気にせず、好きなときに(スタジオへ)行って、生で音が出せることだと思います。ドラマーだったら自宅スタジオを手に入れないと一生できないことですよね。気兼ねなく思ったときにやれるすごさは常々感じています。

間取りの都合上、偶然できてしまった“デッド・スペース”をPA機器置き場として活用。ドラム・セットの隣りに設置されているので、“ドラマーの自宅スタジオ”として、非常に便利とのこと。ちなみにスピーカー、ケーブル類、PA機器はすべてAE中島氏と相談の上、決めたそうだ

スタジオには木製の2重扉が設置。スティール製のドアを使わずとも、しっかりとした遮音性能が得られている

※本記事はリズム&ドラム・マガジン2014年3〜4月号の記事を再編集し、転載したものです。

Q&A〜新築時の“コラボレーション工事”とは?

 当社では新築時に建物と同時にスタジオを施工する“コラボレーション工事”をお勧めしています。その場合のメリットをご紹介します。

建物の初期計画段階から打ち合わせに参加して、スタジオの配置(間取)を遮音上できるだけ有利にすることができる……具体的には、隣接住宅から離れる道路側にする、スタジオの真上や真横に寝室を設けないようにする、日当たりの悪い部屋にするなど、間取の段階であれば検討することが可能です。

電気工事、仕上工事のように、遮音や吸音に直接関係しない工事を建物を施工する業者に行ってもらいコストダウンを計ることができる……建物を施工する電気業者やクロス工事などの内装業者に他の部屋の延長としてできるように施工のタイミングを調整し、コストを抑えることができます。

外壁の仕様などをあらかじめ遮音に有利なものに設定することができる……例えば、外壁を質量が高いモルタルや漆喰などの左官にすることにより、低音の透過(低い音の音漏れ)を抑えやすくすることができます。本例では、建物側の壁厚を通常より厚くして空気層を取り高い遮音性能を確保することができました。

 このようにコラボレーション工事では、新築時に建物を建てる住宅会社と協力して、よりベストなスタジオを造ることができます(回答:中島 元/設計担当)。

アコースティックエンジニアリングとは?

 株式会社アコースティックエンジニアリングは、音楽家・音楽制作者のための防音・音響設計コンサルティングおよび防音工事を行う建築設計事務所。1978年に創業して以来、一貫して「For Your Better Music Life」という理念のもと、音楽家および音楽を愛する人達へより良い音響空間を共に創り続け、携わった物件の数は2,000件を超えている。現在も時代の要請に答えながら、コスト・パフォーマンスとデザイン性に優れ、「遮音性能」、「室内音響」、「空調設備」、「電源環境」、「居住性」というスタジオの性能を兼ね備えた、新しいスタイルのスタジオを提案し続けている。

株式会社アコースティックエンジニアリング

【問い合わせ】
TEL:03-3239-1871
Mail:info@acoustic-eng.co.jp
住所:東京都千代田区九段北2-3-6九段北二丁目ビル

HP:http://www.acoustic-eng.co.jp

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株式会社アコースティック・エンジニアリング TEL:03-3239-1871 http://www.acoustic-eng.co.jp
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