
メタルを弾きたくなる“卓上&小型ギター・アンプ”11選
- 2021/02/17
CREEK / Time Machine Series CJFG 1957
アコースティック・ギター・マガジンの看板企画ニューギア ・サウンドチェックが、動画連載『アコギ・ソムリエ有田純弘のニューギア・サウンド・チェック』として登場。 2021年3月号 Vol.87からお届けします。
構造や見た目はもちろん、サウンドの要となるトップ材にトリファイド・シトカ・スプルースを使用、徹底的にビンテージの味わいを再現するシリーズの、1957年製ラウンドショルダー・スタイルのモデル。トップのブレイシングもトリファイド・シトカ・スプルースを用いており、歯切れの良い音色に貢献している。
ここまでくると、誰でも納得できるでしょう。
スピーディなプレイにも向いていますね。
持った感じがとにかく軽いですね。まるで木が乾いたビンテージを手にしたかのよう。前回のCSJ 1959同様、エイジド加工もセンス良く仕上げられています。枯れたマホガニー・ボディの楽器の音の良さが再現されています。ここまでくると、誰でも“あのブランドのあの系統の音”だと納得できるでしょう。ネックの握りは丸くて、薄くはないけど厚みがある分、押弦しやすい。ナット幅も特別に広い感じがなく、スピーディなプレイにも向いていますね。
Vol.87ニューギア ・サウンドチェック掲載の15本の演奏動画はすべてYouTubeで公開中です。
本記事は、リットーミュージック刊『アコースティック・ギター・マガジン 2021年3月号 Vol.87』の記事を抜粋・転載したものです。今号表紙は浦沢直樹&六角精児の特別対談を冠したフォーク特集号。歌本小冊子を付属という特典もあるので、ぜひチェックしてみてください!
価格:オープン
有田純弘(ありた・よしひろ)
1957年生まれ。84年に渡米し、翌年、U.S.ナショナル・バンジョー・チャンピオンシップにて優勝。一時期はボストンを拠点にジャズ、ブルーグラス、民族音楽などさまざまなジャンルで活躍、さらにはベラ・フレック、デヴィット・グリスマンを始めとした数々のビッグ・ネームと共演を果たした。92年にソロ・アルバム『Whale Dance』(Strictly Country Records:SCR-28)を発表。現在はギター、マンドリン、バンジョーなどあらゆる弦楽器を操るマルチ弦楽器プレイセッションに参加。洗足音楽大学ジャズコース講師を務める傍ら、鬼怒無月や竹中俊二とのトリオ“FRETLAND”などで精力的な活動を展開している。