新製品を試奏動画で紹介!New Gear Showcase

BUDDA
Zenman Overdrivet

アンプやワウで有名なブッダから良質オーバードライブが登場!艶やかさを保ったままブーストできるのが魅力

 著名アーティストが多数していることで知られるブッダのワウ。同社のアンプも非常に質の良い歪みを創り出す隠れ名器として知られ、熱心なファンがいる。同社から、ブースト機能が付いた使い勝手の良いオーバードライブが発売されたので、そのサウンドをチェックしてみた。

 まず、弾き始めはクリーン・トーンで、次にブースト機能を使ってみる。トーンの質そのものは変化させずに、音量と音圧がアップしているのがわかるだろう。次に歪みのスイッチをオン。歪みのキメが細かく、それでいてある程度のコンプレッション感と歪みの深さがあるので、かなり弾きやすいタイプのトーンだ。ブースト機能を独立して使えるのが便利で、クリーンブーストはもちろん、歪ませてからソロの時にオンして音量を稼ぐ使い方もできる。ミニスイッチで、ヴィンテージ感のある歪みと、よりモダンでファットな歪みを選ぶことができるうえ、トーンやゲインの効き幅も広い。多彩な音作りが可能だが、どこを選んでも“太く、艶がある”のが本機の特徴だろう。

 動画ではハムバッカー搭載機で試奏しているが、シングルコイルとの相性が抜群にいいという情報もある。ぜひ、店頭で試してみて欲しい。

  • BUDDA / Zenman Overdrive

Specifications

●コントロール:レベル,ゲイン,ブースト,トーン,PHAT/VINTAGEスイッチ●入出力端子:インプット,アウトプット●電源:9Vアダプター,9V電池●外形寸法:107.9(W)×139.7(D)×69.8(H)mm●重量:630g
価格:28,350円

製品情報・問い合わせ:Budda Amplification/キョーリツコーポレーション

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[試奏者PROFILE] 井戸沼尚也(いどぬま・なおや)

大学在学中から環境音楽系のスタジオ・ワークを中心に、プロとしてのキャリアをスタート。CM音楽制作等に携わりつつ、自己のバンド“Il Berlione”のギタリストとして海外で評価を得る。第2回ギター・マガジンチャンピオンシップ・準グランプリ受賞。現在はZubola funk Laboratoryでの演奏をメインに、ギター・プレイヤーとライター/エディターの2本立てで活動中。