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エレキギターのパーツ2

ピックアップのレイアウト

ピックアップは、たいていのギターでは複数取り付けられています。 （ひとつのピックアップだけというギターも存在します）

エレキギターはピックアップの取り付け位置によって音色が変わるため、複数のピックアップを切り替えたり、ミックスすることで多彩な音色が出せるのです。 例えば、シャープで鋭い感じのソロが弾きたければ、リア・ピックアップ（ブリッジよりのピックアップ）を、甘く太いソロを弾きたければフロント・ピックアップ（ネックよりのピックアップ）を選択する、というように、欲しいサウンドをピックアップの切り替えで得ることができます。 また、複数のピックアップをミックスすることで、また違ったサウンドを得ることもできます。

一番多いピックアップ・レイアウトは以下のとおりとなります。

3シングル

シングルコイル・ピックアップが3つ取り付けられているタイプ。 「スリーシングル」と呼ばれたり、「3S」と表記される。 ストラトによくみられるタイプ。

3つのピックアップのうちのいずれか1つを鳴らしたり、フロントとセンター（真ん中）のピックアップを混ぜたりでき、合計で5パターンの選択ができることから、サウンドの幅が広い。

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2ハムバッカー

ハムバッキング・ピックアップが2つついたタイプ。 「ツーハム」と呼ばれたり、「2H」と表記される。 レスポールによくみられる。

どちらか一方のみを鳴らしたり、両方をミックスさせることができるため、3パターンのサウンドが得られる。

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その他

シングルコイル・ピックアップとハムバッキング・ピックアップを混合させたレイアウトも存在する。

上図はシングル-シングル-ハムバッカーというレイアウト。 「シンシンハム」とか「SSH」という呼び方をする。 バッキングにフロントとセンターのミックス・ポジションを使って、シャープなカッティングを、ソロではリアのハムバッカーを使って、太くて中低音に厚みのあるサウンドを、などという要求がかなえられる。

また、下の図はハムバッカー-シングル-ハムバッカーというレイアウト。 「ハムシンハム」とか「HSH」という呼び方をする。 最近ではあまりみかけないが、メタル系のギタリストに好んで使われた。

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以上のように、様々なレイアウトが存在し、それによって得られるサウンドキャラクターの幅も変わってくるのです。

ストラト・タイプのギターにハムバッカーが搭載されているものや、レスポールにシングルコイル・ピックアップが搭載されているものもあるので、自分の好みにあったピックアップ・レイアウトをもつギターを選ぶとよいでしょう。

ブリッジ/テールピース/トレモロ・ユニット

ブリッジは、弦を支え、その振動をボディに伝える役目を持っています。 テールピースは、弦をボディに固定する役目を持っています。

ブリッジとテールピースは、そのふたつが一体化しているもの、それぞれ独立しているものなど、様々なタイプが存在し、それぞれに特徴があります。

トレモロ・ユニットとは、弦を支えるブリッジ部分をトレモロ・アームと呼ばれる金属の棒で可動させることで、音程を変化させることができる仕組みのことです。 よく「ギュイーン」と聞こえる、アレですね。 ストラトキャスターのほとんどの機種で、搭載されています。

どのようなタイプのブリッジ/テールピースがいいのか、トレモロ・ユニットが必要なのかは、その人のプレイ・スタイルや楽曲、狙っているサウンドによりますので、一概にどれが良いとは言えません。

それでは、ブリッジ/テールピース/トレモロ・ユニットの代表的な種類について、説明します。

シンクロナイズド・トレモロ

ストラトキャスターに搭載されているトレモロ・ユニット。トレモロ・ユニットの代表的なタイプ。 ブリッジとテールピース部分が一体化されている。

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チューンOマチック・ブリッジ＆テールピース

レスポールに搭載されているタイプ。ブリッジとテールピースが独立している。トレモロ・ユニットは搭載されていない。

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ロック・タイプ　トレモロ・ユニット

シンクロナイズド・トレモロの進化版といった位置づけ。弦をナット部とブリッジ部でしっかりと固定することで、大胆なアーミングをしてもチューニングがほとんど狂わない。

弦交換やチューニングに手間がかかるため、初心者には敷居が高いかもしれない。

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次のページは、「エレキギターを選ぶ」のまとめです。

解説

お店に行って買うか、通販か？

「ギターの選び方」の中では、楽器店に行って実際にギターに触れてみることをお勧めしていますが、近くに楽器店がないなどの理由でお店に行けない場合は、通信販売を利用しましょう。

通信販売の場合でも、基本的にギターの選び方は同じです。