新製品を試奏動画で紹介!New Gear Showcase

Sterling by Music Man
Ray34CAFL

スティングレイの隠れた名器が廉価版モデルとして新登場!

 アーニーボール/ミュージックマンのセカンド・ラインであるスターリン・バイ・ミュージックマン。Ray34CAはスラブ・アッシュのボディに加えて、エルボー・カットやバック・コンター加工を施さないボディ・デザインやトレブル、ベースのみの2バンド仕様のEQなど、初期型ヴィンテージのスティングレイのスペックを踏襲している。ここで紹介するのはスティングレイの隠れた名器でもあるフレットレス・モデルだ。ヴィンテージ・モデルを基本としながらもネックには38mmというヴィンテージよりも狭いナット幅を採用して弾きやすさを追求したほか、6点止めのジョイント・プレートやミュート機構の無いブリッジなど、現行のスティングレイの機能性を持ち合わせているもの本器の特徴だ。また、フレットレスの指板も線状のフレット・マークが入れられており、本器がフレットレス入門者にもアピールする仕様となっていることが分かる。

 アンプから音を鳴らしてみると、ガッツのあるサウンドに驚かされる。本来、初期型のスティングレイは、それ以降のモデルと比べてブライトな特性があるが、本器もそれと同じニュアンスがあり、まるで70年代後期のビンテージ・スティングレイのフレットレスを弾いている印象を受けた。本器はフレットレスながらにバキっとしたアタック感に魅力があり、それに加えてフレットレスならではの中域特性が合わさることで、他のフレットレス・モデルには得られない、独特の“粘り”を生み出してくれる。また本器の場合、フレット・ラインの視認性も良いので、フレッテッドっぽいフレーズにも難なく対応してくれる。スティングレイのフレットレスと言えば、トニー・レヴィンやピノ・パラディーノなど、名手の愛用者も多い。良い意味でフレットレス然としたモデルなので、個性的なサウンドを得たいプレイヤーに特にお勧めしたい。

  • コントロールはヴィンテージのスティングレイを彷彿させる2バンドEQ仕様。写真右からボリューム、トレブル、ベースとなる。

  • ピックアップにはオリジナル・アルニコ・ハムバッカーを搭載。ブリッジもスティングレイと同様のオリジナル製を搭載している。

  • フレットレスの指板にはガイド用の線が入っているので、しっかりとポジションを確認しながら弾くことができる。

  • ジョイント部分はヴィンテージのスティングレイとは異なる。本器は強度性を重視して6点止めボルトオンを採用している。

  • Sterling by Music Man / Ray34CAFL

Specifications

■ボディ:アッシュ■ネック:メイプル■指板:ローズウッド■スケール:34インチ■フレット数:21相当■ピックアップ:オリジナル・アルニコ・ハムバッカー■プリアンプ:オリジナル・2バンド・アクティブ■コントロール:ボリューム、トレブル、ベース■ペグ:オリジナル・オープンギア・タイプ■ブリッジ:オリジナル・フィックスド■カラー:ビンテージ・クリーム、3トーン・サンバースト
価格:120,000円(+税)

製品情報・問い合わせ:神田商会

デジマートで在庫と価格をチェック