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Line 6 DT50 製品概要

Line 6 DT50 HDモデリング・テクノロジーとボグナーの真空管パワーが融合!
Line 6 ギター・アンプ/進化するモデリングテクノロジー

HDモデリング・テクノロジーとボグナーの真空管パワーが融合!

モデリングテクノロジーの最新進化形「Line 6 DT50」

HDモデリング・テクノロジーとボグナーの真空管パワーが融合!

 3年の年月をかけてまったく新たに開発したHDモデリング・テクノロジー、Spider Valveシリーズを大ヒットさせたラインホルド・ボグナーによる独自の真空管デザイン。扱いやすいシンプルなコントロール類とその内側に秘められた最先端の技術が見事なバランスで収められているDT50は、モデリング・ギター・アンプが新たなるステージに来ていることを実感させてくれる1台だ。

Line 6 DT50

【写真左】A/Bチャンネルでまったく同じ並びになっているコントロール部。オーソドックスでわかりやすい。リバーブもチャンネルごとに設定できる。【写真右】これがPOD HDと同期するためのL6 LINK。音作りの自由度がかなり広がる画期的な機能と言えるだろう。

 まずアナログのギター・アンプとまったく変わらないコントロール類に注目したい。ギタリストは迷うことなく、直感的にツマミで回して音作りを突き詰めることができる。液晶ディスプレイの表示を見ながら音作りすることがまだ苦手という人もこれならまったく迷う部分はないだろう。よくあるクリーン/ディストーションに分かれているわけではなく、まったく同様の2チャンネルを独立にセッティングできるというのも現代のニーズに合わせた実用的な仕様と言えるだろう。

 内部にはパワー管にEL34×2、プリアンプ管に12AX×2を搭載、れっきとしたチューブ・パワーによるサウンド・クリエイトが行なわれている。しかも、真空管アンプを知り尽くしたラインホルド・ボグナーによる独自のデザインにより、クラスA、クラスA /B動作、パワー管の3極管、5極管のモードを切り換えることができるようになっているのだ。かなりマニアックとも言える切り換えのポイントだが、実際このセクションによりスピーカーから出てくるサウンドのニュアンスがかなり変わってくる。コントロールも実に扱いやすい。独立した2チャンネルは、よくあるクリーン/ディストーショ ンではなく、それぞれにどんなキャラクターも設定でき、それをメモリーすることが可能だ。以下、音作りの特徴をポイントごとに見ていこう。

Line 6 DT50

【写真左】左右で異なるスピーカーを搭載しているのもポイントだ。左がセレッションのビンテージ30、右はセレッションが Line 6用にカスタムしたG12H90。【写真右】マスター・ボリュームの左上がボイシング・セレクター、下がPENTODEとTRIODE切り換え、右上がCLASS A/BとCLASS A切り換えスイッチとなっている。ボリュームを引っぱることでロー・パワー・モードになり、HDモデリング・テクノロジーによるチューブ・サウンドに切り替わり、小音量でもリアルなトーンを響かせてくれる。自宅練習などで活躍してくれるだろう。

Line 6 DT50 音作りの特徴

4種類のボイシング

I. アメリカン・クリーン(ビンテージ・フェンダー系のクリーンなサウンド)
II. イングリッシュ・クランチ(ビンテージ・マーシャル系の歪みサウンド)
III. イングリッシュ・チャイム(VOX風の鈴鳴り感のあるダイナミック・サウンド)
IV. モダン・ハイゲイン(メサ・ブギーのレクチファイアなどに代表される重低音が豊かなハイゲイン・ディストーション)

動作クラスCLASS A/B、CLASS A

 どのボイシングでもクラスA /BとクラスAを切り換えることができる。ベーシック・セッティングのままであれば、ボイシング IIIのみクラス Aで動作する。クラスAではバイアス方式が変更されて25Wで動作。クラスA/Bでは50Wで動作するのでヘッドルームに余裕ができて、粒立ちがしっかりしたまま大音量を確保できる。

パワー管モードPENTODE/TRIODE

 5極管(ペントード)と3極管(トライオード)の切り換えが可能。基本は5極管で動作しているが、 3極管に切り換えることで深みのあるビンテージ風フィーリングが加わる。またトーン・コントロールはクセがなく、しっかり効いてくれる。ボイシング IIIではミッドがVOXアンプのカット・ツマミのように機能するなど、音作りの自由度はかなり広い。ナチュラルで奥行きのあるリバーブもさまざまな場面で使える。自分の狙ったトーンを作り出していくうえで、ストレスになるようなセクションはまったくないと言っていいだろう。

L6 LINKによるPOD HDとの統合

 開発段階から想定していたというDT50とPOD HDの統合を実現するのがL6 LINK機能だ。 POD HDのエフェクツと同様に DT50のセッティングを変更できる。使いこなせば、究極のフット・プログラマブル・コントロールが構築できるだろう。さらにMIDI、XLRダイレクト出力、エフェクト・ループなど、入出力端子も充実している。

Line 6/DT50 212

Line 6 DT50/212

モデリングテクノロジーの最新進化形「Line 6 DT50」 HDモデリング・テクノロジーとボグナーの真空管パワーが融合!

Line 6 DT50 製品概要はこちら

【Line 6 DT50 スペック】
●出力:25/50W ●真空管:12AX7×2(プリ部 )、EL34×2(パワー部 ) ●コントロール:(ドライブ、ベース、ミッド、トレブル、ブレゼンス、リバーブ、ボリューム)2(A /B共通)、ボイシング・セレクター、パワー管モード、マスター・ボリューム、クラスA /Bクラス A切り換え、オン/オフ・スイッチ、スタンバイ・スイッチ ●入出力端子:インプット(ハイ/ロー)、フット・スイッチ、MIDIイン/アウト、L6 LINK(イン/スルー)、エフェクト・センド(プリアンプ・アウト)、エフェクト・リターン(パワー・アンプ・イン)、キャビネット・シミュレイテッド・ダイレクト・アウト、スピーカー・アウト(4Ω×2、8Ω×2、16Ω)●スピーカー: 12インチ ×2(セレッション・ビンテージ 30、G12H90) ●外形寸法: 699(W)×572(H)×273(D)mm ●重量: 34.6kg

Line 6 DT50 の詳細(メーカーリンク)
http://jp.line6.com/dt50/

【市場参考価格】
・DT50 212/174,800円
・DT50 112/149,800円
 (12インチ・スピーカー×1のコンボ・タイプ)
・DT50 Head/139,800円(ヘッド)
・DT50 412 Cab/93,800円
 (12インチ・スピーカー×4の専用キャビ)

Line 6/DT50大特集
ギター・マガジン2011年4月号

ギター・マガジン2011年4月号

ギター・マガジン2011年4月号では、「Line 6/DT50」の深沼元昭のインタビューやレコーディング時のセッティングなどさらに詳しい解説を掲載!

ギター・マガジン2011年4月号(詳細はこちら) ■SUGIZO&INORAN(LUNA SEA) 過去、現在、そして未来へ〜20年の時を超えた衝撃の原点回帰 ■エリック・ジョンソン ■特集/効果抜群! 1〜4弦で作るおいしいコードの便利帳 ■エフェクターを作ろう!〜クリーン・ブースター ■進化するモデリング・テクノロジー〜Line 6 Guitar Amplifier他

仕様:A4変型判/272ページ
価格:800円(本体762円+税)
発売日:2011.03.12