商品の説明

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＜以下、商品説明＞

私も初めて見ましたが、これ21Fのロングスケール・ネック『MUSTANG』で「こんなんアリ？」って話です。

ネック根元の塗装下に"SPECIAL"と読める赤いスタンプがあり、ネックエンドのスタンプコード「2」でストラトのネックを流用、ロゴはどうみてもこの時代のファクトリー・オリジナルで「21F／ロングネック」という謎な仕様。

これでブリッジ位置諸々をきちんとロングスケール用にアレンジしてくれていれば歴史的な1本なのですが、なんとボディー側はショート用のノーマル・ボディーでオクターブ位置がズレズレ...。
5F以上はオクターブ・ピッチがズレ過ぎて使い物にならんという、ヴィンテージ・フェンダーに詳しい人ほどウソでしょ？と思ってしまう超特異な個体です。

ところが調べてみると世界にこれ1本という訳ではないようで、同じ'72年製で"コンペティション・レッド"の別個体が米国楽器店WEBで"非売品"コレクションとして紹介されています。

同じようにロングスケール・ネックの裏に"SPECIAL"の赤いスタンプがあって、ボディー側は通常のショートスケール用なので当然ながら全くオクターブが合わないと記載され、全く同じ内容の色違い。

◎以下のワードでネット検索すると出てきます。
The only factory original long scale Fender Mustang?

あちらはタグ付きでバッチバチな状態でしたが、色違いで複数作るとは一体フェンダー社は何がしたかったのか謎が深まります。

流石に市販する訳はなく店主の妄想的な拡大解釈では「MUSTANG」廃番後の後継機種として発売される「LEAD」シリーズがロング・スケールのため、その布石としてギターショーに展示する試作機のような形で作られた物が廃棄されず市場流出したのかな？というのが精一杯の仮説。

私の想像力では他に合理的な存在理由は見つかりません...。

「いくらレアでも弾けなきゃ意味ないじゃん」と言うのもごもっともですが、少し視点を変えてみるとロゴは違えど現在150万円〜200万円ほどで流通している「'68〜'71年頃のストラト」と同じネックが付いている事に気付きます。

しかも'72年製ムスタングのボディー、アッセンブリー、トレモロユニット、オリジナルケースもオマケで付きです。
＊ブリッジ、トレモロユニットは国産品を搭載

例えば、'70年前後の4ボルト期ストラト・ユーザーでロッドが効かなくて長年ケース内で眠らせているとか、同時期のメイプル指板をお持ちでローズ版も欲しいと思っていたような方でしたら、完全無加工でポン付け出来るオリジナル・ネックとしてお役に立てそうです。(JAZZMASTERでもイケるはず)

内部も露骨なハンダ外れは見当たらずオリジナリティーは申し分ありませんし、最も評価額が高くなるネックについてもロッドは両方向余裕十分。ローポジにわずかなフレット減りがあるとは言え9割近くは残っています。

「'68〜'71 ストラト・ネック」＋「'72〜'74 MG用ボディー／アッセンブリー＆ハードウェア一式／純正ケース」をパーツとして換算しても40万円ではまず買えないはずで、それらが必要な方にとってはスーパー・バリューパックな1本。

このままの組み合わせで50年も生き残って来た物なので、出来ればボディー側も単体では手放さずいつでも戻せるようにしていれば、貴重な資料としての価値も損なわず後世の為にもなりますから、願わくば次のオーナーさんもそうして下さると嬉しいな...と思う店主でした。

◉【送料、ご注文方法詳細について】→ http://thee-underneath.com/order_new.html
注）通販時にクレジットカードはご利用頂けません。

◉ 当店【Facebook】はこちら→ https://www.facebook.com/underneath.guitar/
＊ 営業案内の他、デジマート掲載前の新入荷情報もたまに出します。


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