商品の説明

【Bizen Works】
愛知県は春日井市に工房を構え、拘りのセットネックモデルを製作する国産ギター工房。

国産ゼマティスのカスタムショップで工場長まで上り詰めた高い技術力を武器に、Bizen Works社長でありマスタービルダーである坂本氏が手がける自社ブランド「Bizen」は、確かな目利きによって選定された木材と追及された弾き心地、他ブランドでは手に入らないサウンドクオリティに加えて、ビンテージ雑誌より飛び出してきたかのような美しくも圧倒的な存在感を放つルックスを有しております。

創業7年という比較的新しい工房ながら、セットネック専門と謳う国産ブランドといえば「Bizen」というイメージも定着して参りました。2本目以降も「Bizen」をお選び頂くといった事は稀ではなく、その魅力的なスペックとクオリティの高さ故にファンが多いことにも頷けるブランドです。

ビンテージギターを多数所有する坂本氏が、愛と情熱を注ぎ作り込んだ素晴らしい“セットネックギター"を是非ともご体感くださいませ。

【Bizen Grain】
創業当時より製作されている「Bizen Grain」は、”トラディショナルに敬意を払い現代のニーズに合わせる”という数あるギターメーカーがテーマとするポイントを非常に高いレベルで叶えたモデルです。
レスポールスタンダード等に見られるアーチ加工されたトップを持つArched Top、レスポールススペシャル等の印象を持つFlat Topがラインナップされます。

特徴として、レスポールを基調としたシングルカッタウェイボディでありながらボディ厚を薄くし軽量化を図られており、弦は裏通しを採用。スケールはギブソン系のミディアムスケール（625mm）では無く、Paul Reed Smithと同等の635mmとなっています。
これによりレスポール系のサウンドでありながら適度な張りのあるクリアなトーンを実現しています。

ネック形状に関してですが比較的しっかりとした太さのある印象ネックシェイプとなっています。
近年のギターメーカーは演奏性を重視し比較的薄めのネックシェイプを採用している印象がございますが、この「Bizen Grain」に関してはイメージ的に1958と1959の中間的なある程度しっかりしたグリップとなっています。
これはやはりBizen Worksのトラディショナルなスタイルをしっかり取り入れている部分だと感じますが、これによりあのレスポールらしい迫力あるボトムがしっかりと出力されています。

ボディ材に関してもホンジュラス・マホガニーや幻のキューバン・マホガニー、アッシュやアルダー、美しいフレイムの出たマホガニー・・・等々通常では考えられない程の選択肢がございます。
指板もインディアン・ローズウッドを初めハカランダ、マダガスカル・ローズウッドやエボニー等考えうる全ての木材を豊富なストックから選択可能です。
また、ピックガードやノブ、ブリッジやバックプレートに至るまで全てを希望の木材に統一する事も可能です。

【Grain Arched Top Cuban Mahogany】
今回のモデルはそんなBizen GrainのArched Top。

本機で一番のポイントはやはりボディバックに使用した「キューバン・マホガニー」にあります。
”幻のマホガニー”や”赤い宝石”との異名を持つ超希少なマホガニー材を贅沢にも1ピースで使用。
赤い宝石と呼ばれる所以の赤み掛かった美しい色味、導管も素晴らしくまさに極上の杢材と言えます。

加えて本機は通常のGrainより厚みがあるBURNEDと同等のボディ厚を採用。
その出音は重厚感に溢れていながら全くブーミーさは無く、通常のマホガニーで潰れてしまいそうなサウンドメイクでもしっかりと分離感を残した素晴らしいサウンドを出力します。

そしてこの個体のボディトップに使用しているメイプルは美しい杢が入ったカーリーメイプルを採用。
ボディトップをあえて塗りつぶしのゴールドトップにフィニッシュし、エッジ部分のナチュラルを残すことで綺麗なナチュラルバインディングとなり、エイジングにより塗装が剥がれていくのも楽しみな一本です。

ゴールドの色味は話題のBizen BURNEDに採用されるブラスパウダーを用いた存在感抜群のフィニッシュとなっており、ヴィンテージさながらの風格に仕上がり、サウンドのタイトさにも磨きがかかっております。

ピックアップは自社製のハウンドワウンドハムバッカーを2基搭載。
初期のVintage PAFに採用されていたラフキャスト仕様のロングマグネットを使用し、フロントに出力高めでダイナミックさが魅力のアルニコ5、リアには控えめの出力で甘さのあるアルニコ2という異なるタイプを採用しております。
これにより、サウンドの響きとピッキングニュアンスを余すことなくアウトプット。
ターン数は少なく設定することで、出力が抑えられたより”いなたい”トラディショナルなトーンを奏でます。

重量はキューバン・マホガニーを使用していながらも軽量な4.09kgを実現しており、バランスの良さも相まって長時間のプレイにもストレスを感じません。

ボディの大胆なベベルドコンターからヒールレスなジョイント部分の流れるようなラインのデザイン、こちらは人間工学に基づいた設計を取り入れており、ギターを抱えた際のフィット感やハイフレットの弾き心地は他のレスポール系ギターとはひと味違います。

状態といたしましては、極小の打痕がボディトップとバックに一箇所ずつ確認できます。
その他、通常使用による細かいすり傷は見受けられるものの2022年製の個体としては綺麗な状態を保っております。フレットは9割程度の残り、ネックコンディションは良好、トラスロッドは左右に余裕がございます。

2023年製のゴールドトップと比較してラメの粒が大きく、渋い調色のカラーとなっており雰囲気抜群です。現在の新品価格は税込￥891,000‐となっており、希少材であるキューバンマホガニーやハカランダを使用しておりながらお買い求めやすい価格の中古品となっております。この機会に是非ともご検討くださいませ！！

※お客様ご委託品でございます。


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