商品の説明

ハリーボルペ（本名オノフリオ・ヴォルペ、1904年4月7日 - 1995年1月16日）は正統派ジャズギタリストとしてアメリカで高く評価されるアーチストです。初期のジャズギタリストであり、先駆的な音楽出版者でした。1920年代にエディ・ラングによってジャズにギターが紹介され普及した後、ジャンゴ・ラインハルトやチャーリー・クリスチャンの演奏が世界に紹介される前に、ヴォルペは初期のジャズ・ギタリストの名手、先駆者として評価されております。
このモデルはエピフォン社との協力により、1955年から57年まで専用設計のアーチストモデルとして販売された楽器で、大変数が少なく貴重な楽器です。
ボディは資料によってはホワイトマホガニーとありますが、トップとバックがメイプルで、サイドがホワイトマホガニーのようです。
ネックはマホガニー、指板＆ブリッジはハカランダ、ペグはオリジナルオープンタイプ、オリジナルテイルピースで、ヘッドプレイトは専用ネームのオリジナルですが、止めている釘が1本欠品しております。ピックアップはこのモデルのために専用設計されたDeArmond製で、アッセンブリー等もオリジナルのままです。ナット幅は44.8mm(実測)でやや太めですが、レギュラーグリップで弾き易いと思います。ボディサイズは15 1/4インチです。
1弦側Fホール周りにはゴマ粒から小豆大程の、焦げ跡のようにも見える点々とした塗装の痛みがあります。またFホールの真ん中辺りからボトムにかけて、液体が垂れたような痕が見られます。ピックアップ部分は、ハイポジションを押さえると弦がピックアップに当たる為、落とし込んであります。バックのセンター付近には4cm程の筋状の線キズが見られ、他にはゴマ粒程の打痕等がいくつか確認出来ます。
6弦側サイドのショルダーからウェスト付近には塗装の剝がれが見られ、タッチアップされております。1弦側のショルダー付近にも6cm×2cm程の塗装の剝がれがあります。また崩壊することが多いセルバインディングは、トップとバック共に巻き直しされている様子で今後の心配もありません。トップ側の外周にはバインディングの崩壊時に出来たと思われる、染みのような変色が確認出来ます。ネック裏には演奏による爪痕がいくつか見られ、3F辺りには4cm程の筋状の線キズがあります。もちろん演奏には支障ございません。また首の部分にはギターハンガーによる塗装負けが見られ、ヘッドの角の所々にはわずかな打痕が確認出来ます。
パーツに関してはピックガ－ドがレプリカに交換、エンドピンが汎用品に交換されております。
その他ではナットとフレットが交換されております。
ネックはストレートで良好なコンディションが保たれており、トラスロッドもきちんと機能しております。フレットは交換してからあまり弾かれていなかった様子で、減りもほとんど無くスムーズな演奏が可能です。
サウンドは生音が枯れた箱鳴りで、アコースティックとしても鳴りの良い楽器です。低音の質感がしっかりとしており、いわゆるエレクトリックモデルとは違い、アコースティックのようなボリュームがあります。専用設計のディアルモンドピックアップは、ナチュラルながら厚みのある甘いトーンで、エアー感のあるサウンドです。見た目はギブソンES-125に近い楽器ですが、より生音が豊かで艶があり、ピックアップサウンドも深みのある甘いトーンが心地良い楽器です。
年代相応の打痕や擦り傷、ウェザーチェック、塗装の剝がれ等はありますが、キチンとメンテナンスされた楽器ですので、このまま長くご使用頂けます。
とてもレアな楽器の為、今まで販売されているのを見たことが無い方がほとんどではないでしょうか。エピフォン製ギターの中でも最も希少なギターのひとつで、今後入手困難な貴重な楽器です。
お探しだった方は、ぜひこの機会にご検討ください。
重量：2.68KG 汎用のハードケース付きです。

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