商品の説明

1999年製のF-35 MAPLEです。新品時から20年以上経過していますが、大切に扱われてきた大変、綺麗なコンディションの逸品です。
ジョージローデン氏は北アイルランドで1970年代からオリジナルデザインのギターを制作する名工ルシアーで、一時期、ヤイリギターで一部のモデルをOEM生産されていたこともあります。
2000年代に一時工房を離れ、ローデン氏の名前が消えますが、数年後また自身で製作を再開すべく、新たな工房を立ち上げています。
このF-35は1999年製ですので、工房を離れる以前のオリジナルモデルです。
フィンガーピッカーに絶大なる人気を誇り、繊細でブライトな美しいトーンとダイナミックレンジの広い豊かな鳴りが特徴です。
ボディートップにAAAAグレードのシトカスプルース、サイド＆バックにAAAAグレードのキルテッド・メイプル、3ピースのメイプルネック、エボニー指板、ローズウッドのピンレス・ブリッジです。
セルは使わないウッドバインディング仕様、ボディーネックともにローズウッド＆コアウッド＆メイプルを用いた大変、美しいマルチプルデザインです。
サウンドホールのロゼッタはアバロンの精巧かつ大変美しい仕上りです。
写真ではわかりずらいのですが、透明のピックガードがあります。
近年、あまり見なくなったや大変、美しい杢目のキルテッドメイプルです。
ローズウッドほど重い響きでは無く、メリハリの効いた立ち上がりの良い、それでいて、硬すぎない伸びやかな美しい音色で奏られます。
軽いタッチでも音量があって、繊細な指弾きでも抜けの良いトーンで気持ち良く演奏できます。フラットピックで弾くなら、柔らかめのピックで軽くストロークするようなスタイルのほうがマッチすると思います。
弦高は、12フレット上で6弦：2.4㎜、1弦：1.8㎜、フィンガーピッカー向きに低めに弾きやすくセットされています。ナット巾：44.5ｍｍ、650㎜スケールですので、この弦高でも適度なテンション感があります。フレットの消耗はほとんど見られず、充分な高さもあります。
ボディートップは経年によって自然な色ヤケはありますが、素晴らしい作り込みの逸品、あまり使用感を感じないニアミントコンディションです。ボディーネックとも艶消しのラッカー塗装で仕上げてあり、木肌の質感も楽しめます。
塗装面のテカリもほとんど見られず、大切に扱われてきた事が伺えます。
光にかざすとピックガード上に薄っすらとピックキズ、言われないと気が付かないと思いますが、1弦側の指板横に2mmほどのポツキズがあるくらいです。
ボディーのサイドバック、ネックバックに凹みをともなうウチキズはありません。指板面も綺麗です。フレットはスリ合わせ調整済ですので、気になる凹みなく、山も8分山ほど残っています。当面はメンテナンスフリーでお使い頂けます。オリジナルのHISCOX製のハードケース付きです。
1990年代のローデンはめったに入荷しません。2023年現在、メイプルボディー仕様はオーダーリストから外れているようですので、お探しの方にオススメです。