商品の説明

60年代ラウンドショルダーJ-45の60年代中期モデルです。ワイルドで大味、ガシャガシャな個性的サウンドがカッコ良いです。
67年から68年にかけて使われていた不透明なチェリーサンバースト塗装で、綺麗で鮮やかな色合いで半世紀以上経過していてもほとんど色褪せがありません。
ペグもこの期間だけに採用されていた3:3オープンバックで、貴重です。
J-45は1942年から、JUMBO-35の後継モデルとして発売されました。圧倒的な人気となり、現在まで世界中で愛用される名器の一つです。
特に1969年までのビンテージには大変なプレミアムが付き、入手困難となっています。
世界中のアーチストに演奏され、数々の名曲を生んだビンテージギターの中のビンテージギターと言えると思います。
今回の楽器は1967年モデルで、65年から採用された細目のナローネックが特徴です。
トップはスプルース、サイド、バックはマホガニー、ハカランダ指板、ハカランダアジャスタブルブリッジです。サドルはボーン製に交換されています。ウッド製、セラミックサドルとかに替えることで、音のニュアンスが変わりますので、そういう楽しみもあります。
ペグはオリジナルオープンバックで、やや遊びはありますが動作に問題はありません。
ナット、フレットはオリジナルのままで、幅広低目のもの擦り合わせ調整済みです。
ピックガードはオリジナルのままで綺麗です。
渋く焼けた色合いで、塗装の色、艶ともに大変綺麗です。
ウェザーチェックは細かく入っていて、サウンドホール周りにはピックキズがあります。
バック下部にウェザーチェックが大きく剥離した箇所があり、剥がれ止め処置されています。
ナット部幅39.7ミリ程度の細目のナローネックです。
アジャストロッドはしっかりと効いていて余裕があり現在は真っ直ぐに調整しています。
12フレット上で6弦2.3ミリ、1弦1.7ミリ程度でセットしています。
アジャスタブルブリッジは上下ともに余裕がありますので、お好みの高さに調整出来ます。
低目のアクションながら、ワイルドで荒っぽい箱鳴りで鳴ります。
雑な感じではありますが、芯のしっかりとした切れの良い、パワフルで野太い響きです。高音のカシャカシャした感じとのバランスは、この年代のビンテージならではの個性的で存在感のあるサウンドです。
細目のネックは、握ってジャキジャキストロークするには弾き易く、またハイポジションまでエレキのような感じで弾けるのも良いです。
細いネックは、特にローポジションでの一音一音正確に音を出すには神経を使うかも知れませんが、アメリカ人があの大きい手で演奏していたわけですから、慣れれば問題無いですね。
渋いブルースっぽい演奏、ジャキジャキとロックなスタイルでの弾き語り等、この楽器ならではの魅力にあふれています。
汎用のハードケース付きです。