商品の説明

1955年からラージピックガードに切り替わった直後のJ-50です。この年代のJ-50は国内外ともに人気が高く、現在ではかなり相場金額が高騰していますが、今回の楽器は大きな割れの修理履歴が目立つため、特別価格での提供です。
修理されてからかなりの年月が経過しているらしく、見る角度によって変色がハッキリ見えます。クラックリペアー部分には細く接ぎ木処置がされていて、見た目に目立ちますが、音や強度への影響はほとんどありません。ワイルドな荒っぽい50年代後期サウンドが楽しめます。
ワイルドなビンテージトーンを求められるプレイヤーズギターとしてお勧めの楽器です。
トップはスプルース、サイドバックはマホガニー、ハカランダ指板、ハカランダブリッジです。
ペグは1ライン3連のオリジナルクルーソンで、サビが見られ動作はトルクムラが多少あるものの、チューニングは問題ありません。ノブのみ新しく交換されています。
ナット交換、リフレット、サドル交換再調整済みで、消耗はありません。
新品の楽器を演奏するのと同様の感覚のプレイヤビリティーです。
全体に飴色に焼けて、バリバリウェザーチェック、キズが入っています。サイドショルダー部分にはウェザーチェックが進んで木地が出ている箇所もあります。
トップサウンドホール周りにはピックキズもかなりあります。
トップブリッジ下右側から下までクラックリペアーがあり、見る角度でその部分が変色しています。
バックにもバリバリベルトバックルキズがあります。
見た目、バリバリに貫禄がありますが、実用的なメンテナンスがキッチリされていて、弾き易く、安心して使えるコンディションです。
ナット巾42.5ミリ程度のレギュラーグリップネックで、1950年代のギブソンらしく気持ち太めのネックグリップです。アジャストロッドはしっかりと効いて余裕があり、現在真っ直ぐに調整されています。
弦高は12フレット上で6弦2.5ミリ、1弦1.7ミリと低目で弾き易く、ハイポジションまでバランスの良いセッティングです。
弾いているとお腹に響く中低音の箱鳴りとこの年代独特の枯れて乾いた雰囲気タップリの音色が気持ち良いです。ストローク弾きでは粗っぽい感じでパワフルに鳴り、指弾きでの繊細なタッチにもレスポンス良く反応します。
ビンテージギブソンの中でも、ワイルドな鳴りとエッジの効いたハードさの両方の魅力がある楽器です。
キッチリ調整が行き届いており、当面はメンテナンスフリーでお使い頂けます。
歴代のオーナーさんの手で修理調整を受けて弾き込まれてきた楽器らしい、貫禄と雰囲気がカッコ良いです。
この年代のギブソンの価格はすでに大変高騰していますので、音とプレイヤビリティー重視のプレイヤーさんにお買い得なお勧め品です。