商品の説明

大変綺麗なコンディションの貴重なテリー・バウカムモデルです。
タットテイラーはナッシュビルで活躍していたブルーグラスプレイヤー兼ビンテージコレクター、研究家で、現在のグルーンギター創設者のひとりでした。
1971年に息子マークとともにタット テイラー ミュージックを設立し、オリジナルのテネシーバンジョーを発表しました。
1976年、二人はブランド名をクラフターズ オブ テネシーに変更しバンジョー、フラットトップギター、マンドリン、リゾネイターギターのフルラインを制作していました。
1993年、マーク・テイラーはギブソンバンジョーを手掛けていたマスター・ビルダーのグレッグ・リッチと協力してリッチ・アンド・テイラーを設立しています。
ソニーオズボーンやJDクロウと言ったプレイヤーに評価され、そのシグネイチャーモデルを製作していました。中でもこのビルキースモデルはその最高峰モデルとして製作され、高く評価されていました。
1996年にはグレッグリッチが離れてクラフターズ・オブ・テネシーに戻りますので、短期間で数が少ない大変貴重な楽器です。
今回の楽器はラベルが紛失していますので、正確な年代は不明ですが、その4年足らずの期間に制作されたものだと思われます。
テリーバウカムはノースカロライナ州モンロー出身で、1970年にチャーリー・ムーアとともに音楽活動を始め、リッキー・スキャッグス、ジェリー・ダグラスらと演奏していました。
その後テリー・バウコムズ・デュークス・オブ・ドライブとしてツアー、ブルーグラスヒットチャートにも上位にランクされて来ました。
近年は数多くのレコーディング セッションでの演奏や教材の作成に加えて、プライベートでも、キャンプやワークショップでも、対面でバンジョーを教えていましたが、昨年亡くなっています。
リゾネイターはバーズアイメイプル、ネックはマホガニー、ローズウッド指板でビンテージスタイルメイプルリム、ニッケルプレイトハードウェアで、プリウォーマスタートーンスタイルです。
キースチューナーがオリジナルでセットされています。
華やかなオリジナルインレイが施されています。
ヘッドはREMO製の新品に交換済みです。
5弦7、9、10フレットにスパイクが打ってあります。
わずかなウェザーチェックは見られますが、木部の塗装は大変綺麗な状態です。
ニッケrメッキですので、やや曇りがありますがサビとかも無く、大変良い状態です。
12フレット上で2.2ミリ程度で調整しています。やや低目ですが弾き易く粒立ちの綺麗なトーンにセットしています。
華やかで繊細なサウンドでいて、暖かみのある響きで圧倒的にボリュームがあります。
ギブソンマスタートーンとはまた違った華やかな響きの高級感あるサウンドで、鳴りの良い楽器です。
作り込みの精巧さとあわせて、大変素晴らしい楽器だと思います。
汎用のエピホン製ハードケース付きです。