商品の説明

ジャキジャキ雑な感じの個性的なサウンドが特徴の60年代中期モデルです。
1965年ですが後期に当たるナローネック仕様です。
ギブソンビンテージでも人気の高い1960年代J-45の渋いフェイドチェリーサンバーストモデルです。
色合いはもともと赤いサンバーストが経年で褪せてこのような薄い茶色っぽいオレンジから黄色っぽい色に変色しています。
オレンジドロップやイエロードロップとも呼ばれる渋い色合いがカッコ良いですね。
J-45は1942年にそれまでのJUMBOシリーズからモデルチェンジして発売されて以来、現在までギブソンを代表する人気モデルで、世界中で演奏されてきました。
今回の1966年モデルは、1965年にマイナーチェンジされた後のもので、細目のナローネックとガシャガシャした雑な鳴りが特徴です。
ギブソンビンテージらしい荒っぽいサウンドと枯れた味があり、ギブソンビンテージの中でも個性が際立つ年代のモデルです。
トップはスプルース、サイド、バックはマホガニー、ローズウッド指板、ハカランダブリッジ、セラミックアジャスタブルサドルです。
ペグはクルーソンタイプレプリカに交換済み、動作はスムーズでチューニングには問題ありません。他のペグを取り付けた形跡があり、ペグブッシュも交換されています。
ナット交換、指板交換、新しい高さのあるフレットでリフレット調整済み、セラミックサドルは50年代後期タイプの艶のあるレプリカに交換しています。アジャストボルトも新しいものでセットしてあります。
内部ブリッジプレイトもボールエンドがめり込まないように対策補修済みです。
ネックヒールにストラップピンが打ってあり、エンドピン部分はジャックサイズでコンバージョンピンがセットされています。
トップは細かなウェザーチェックが全体にあり、渋く焼けていますが、雰囲気のある色合いでです。塗装の艶は綺麗に残っていますが、演奏で出来たキズはかなりバリバリあります。
サイド、バックの塗装はウェザーチェックがバリバリで剥がれてチップしている箇所も多くあります。特にバックはかなり消耗しています。
割れとかはありませんので、見た目の迫力の割に状態は良いです。
ネックバックは再塗装されていて触った感じはスムーズで弾き易いと思います。
ナット部幅39.5ミリ程度のナローネックです。ハイポジションでもエレキのような弾き心地で女性でも弾き易いと思います。
アジャストロッドはしっかりと効いていて余裕があります。
12フレット上で６弦2.6ミリ、１弦1.7ミリの高さでセットしており、弾き易くピッチバランスが良いです。低いセッティングですがかなり強めのタッチでもビレは感じられません。
弦高はアジャストサドルですのでお好みの高さに簡単にセット出来ます。低音側はもう少し高くすることで、よりワイルドな迫力が出ると思います。
セラミックサドル独特のカシャカシャなパーカッシブなサウンド、ややサスティーンが少な目な切れの良い高音です。
中低音はしっかり感のある芯のある野太いサウンドで、男らしいパワフルなトーンで量感のあるワイルドなサウンドです。フィンガーピッキングでは粒立ちのハッキリした感じで、メリハリ感があります。
荒っぽく野太い硬質でガサツな枯れたサウンドで個性的なロック系のプレイヤーにお勧めですが、指弾きでも意外に個性的で渋い感じです。
弾き込まれた楽器ならではのこなれた感じのビンテージサウンドがカッコ良いです。
汎用のハードケースが付いています。
それなりに手が入っていて、キズやヤレが多いですが、実用的なメンテナンスがキッチリされていて、音が素晴らしいです。大変お買い得なプレイヤーズギターだと思います。