商品の説明

000/OMボディ―のビンテージシリーズ、2001年製のOM-18Vです。1930年代の雰囲気を再現した豊かな鳴りの楽器で生産完了となった今でも根強い人気があります。
OM-18はマーチン最初の14フレットジョイントモデルとして1930年に製作が始まりました。その後、1934年に000-18へとチェンジしました。000-18はスタンダードモデルとして継続生産され、多くのプレイヤーに愛用されています。
1990年代に入るとビンテージスペックのマーチンギターが注目されるようになり、戦前オリジナルのマーチンギターをモチーフにビンテージシリーズが1996年から順次リリースされました。OM-18Vは1999年にリリースされています。
000-18と同じボディーながら、弦長は645.2㎜のドレッドノートスケール、テンション感がしっかりとありつつ、繊細で艶やかな鳴りが特徴です。音の伝達性に優れてると言われているロングスロットサドルもオリジナルに忠実です。
2001年製ですので、ビンテージシリーズとしては初期のモデルになります。
ボディートップはスプルース、サイド、バックはマホガニー、エボニー指板、エボニーのロングスロットブリッジです。ピックガードはべっ甲柄のOMスタイル、鼈甲色セルのバインディングはボディーのウエスト部分に再接着痕がありますが、マーチンギターのセル剥がれは良くある事象で、きちんと再接着してありますので実用の心配ありません。ペグはGOTO製バタービーンズ・オープンバックスタイル、動作はスムーズです。
新品時から25年近く経っていますが、年式からみてすこぶる綺麗なコンディションです。ボディートップには光にかざしてわかるゴマ粒ほどのポツキズ、ブリッジ後方に5mmほどの線キズがありますが、いずれもぱっと見には気がつかないほどの微細なものです。ボディーのサイド/バックに凹みをともなうアテキズはみられず、ネックバック、指板面も綺麗です。ネックヒールキャップにピンが打ってあります。
ナット幅：44.5㎜、やや幅広のVシェイプ・ネック、ネック材はジニュイン・マホガニーです。アジャストロッドはしっかりと効いており、締めしろにも余裕があります。スキャロップブレイシングながら、気になるトップの膨らみもありません。ナット/サドルともオリジナルです。フレットの山も充分に残っています。
フィンガーピッカー向けに低めの弦高でセットしてあり、弦高は12フレット上で6弦：2.0㎜、1弦：1.5mmです。軽いタッチでも粒立ちが綺麗で、艶やかな音色で鳴ります。ハイポジションまでバランス良く、クリアーなトーンでしっかりと箱鳴りしてます。見た目のサイズ感よりもしっかりと低音の量感があります。20年以上経過していることもあり倍音豊かな響きが特徴です。芯のある低音弦と粒立ちのクリーンな高音弦、マーチンクォリティーの音の良さを実感出来るモデルです。オリジナルハードケース付き、当時のタグ付きです。年々、状態の良いUSEDが減ってきました。お探しの方にオススメです。

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