商品の説明

野太い低音の箱鳴り、泥臭く鈍さのある雑なトーンがカッコ良い50年代初期スペックビンテージ、綺麗なコンディションの極上品です。
J-45は1942年の登場いらい、現在まで圧倒的に高い人気を誇るギブソンを代表するフラットトップモデルです。各年代ごとに特徴があり、それぞれ個性的で高い人気があります。
戦前1945年までのバナーモデル、1946年までのスクリプトロゴモデルは、稀少性だけでなく、その圧倒的なサウンドで高いプレミアムが付いています。その後継モデルとなるスモールガードスタイルは1954年まで制作されていて、バナーモデルを彷彿とさせる野太い爆鳴り感が特徴で、実用的なJ-45ビンテージとして人気があります。
ただこの年代のビンテージは、現在では数が少なく、なかなか入手困難となっています。
今回の楽器は1953年モデルで、ロングスロッテドブリッジからショートスロットブリッジに変更になった直後の楽器です。
ピックガード外側にわずかなヘアラインクラックの補修がありますが、大変綺麗で雰囲気バツグンの素晴らしいギターです。
トップはスプルース、サイド、バックはマホガニー、ハカランダ指板、ハカランダブリッジです。
ペグはオリジナル3連、1ラインロゴ無しのオリジナルで、ノブのみ黒のものに交換されています。
動作は硬めでトルクムラはありますがチューニングは問題ありません。
ナット、フレットともにオリジナルのまま調整されていてサドルは新しく交換済みです。
ピックガード外側に経年変化による変形が見られ、ヘアラインクラックのリペアー跡があります。内部に割れ止め処置済みです。
渋く色焼けしていて、ウェザーチェック、ピックキズは多少あるものの、この年代の楽器としてはかなり綺麗な良い状態だと思います。
塗装面の艶も綺麗に残っていて大変素晴らしいコンディションの楽器です。
ナット部幅42.8ミリ程度、気持ち太目のレギュラーグリップです。
アジャストロッドはしっかりと効いていて余裕もあります。
12フレット上で6弦2.4ミリ、1弦1.8ミリ程度で、弾き易くセットしています。
ハイポジションまで弾き易く、バランスが良いと思います。
サドルの高さに余裕があり、さらに低いセットも可能ですが、パワフルな鳴りはこれ以上下げると薄くなりそうです。
野太い枯れたパワフルな箱鳴りが一番の魅力です。軽くピッキングするだけでボッと響く空気感はこの年代の楽器ならではです。
粗っぽい雑なトーンですが、高音の粒立ちも綺麗で、見た目以上にオールマイティーな音楽で演奏出来ます。
個性的でいてパワフルな初期スペックならではの魅力満載の楽器です。
ストラップピン加工とかも無い綺麗なオリジナルコンディションはなかなか貴重ですね。
1990年代のGIBSON純正ハードケースが付いています。

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