商品の説明

Gibson社のフラッグシップモデルであり、もはやエレキギターの代名詞とも言える”Les Paul”モデル。どんなモデルよりも最も有名かつ多くのアーティスト・ミュージシャンに愛用されてきました。その中でも最も人気が高く、ギタリストの憧れである1959年製レスポール・サンバースト、通称”Burst”。レスポールの最終形とも言われるモデルですが、その極めて高い人気からも1970年代のリミテッドラン・リイシュー、1982～1992年のヴィンテージ・リイシュー、そしてお馴染みのヒストリックコレクションと数々の復刻がされてきました。

今回ご紹介させて頂くのは、2007年の国内ディーラーによる、現地Gibsonファクトリーにてハンドセレクトオーダーされた特別な一本。当時のワシントン条約等の兼ね合いより公式スペックとしてはモデル表記されてはおりませんが、明らかにブラジリアンローズウッド（ハカランダ）と思われる指板、強烈なまでにギラつく3Fフィギュアドのハードロックメイプルトップ、フィギュアドの浮かぶ極上マホガニー、1958ネックプロフィール等々、特別過ぎるスペックが採用された他とは完全に別格となる一本で、それを裏付けるべく付属のバックパネルにはTom Murphy氏、Thom Fowle氏、Edwin Wilson氏の直筆サイン、また当時現地にて撮影された、その3名がサインパネルを持った写真が付属しております。更には年式を全く感じさせない極上ニアミントコンディション品になります。

まずそのスペックとして、レスポールモデルの顔とも言えるボディトップには、強烈な3Dフィギュアドのメイプル材が採用され、ワイルドかつギラつく極上フレイムから、プレーンライクな風合いへと角度によって変化するヴィンテージライクな厳選されたハンドセレクトならではの最高峰の材となります。更には見るからに硬質さを感じさせる多数のフレックラインが入っており、モデル名には記載がありませんがおそらくハードロックメイプルが採用されているかと見受けられます。（前販売店様ではHRMと明記。）フィニッシュにはゲイリームーアの伝説のレスポールを彷彿させるレモンバーストカラーが採用され、トップの杢目との素晴らしいマッチングを魅せ付けてくれます。ボディバックはウェイトリリーフ加工の無い良質なワンピースのマホガニーが採用されておりますが、サイド＆バック側共に角度によって強いギラつきを感じさせるフィギュアドが確認出来ます。ネックのマホガニーもボディほどではありませんが、フィギュアドライクなギラつきを感じさせる良質な材となっております。そして極めつけは指板材ですが、赤茶系の深みのあるダークなコントラストに、真っ黒な杢目が”うねり”をもって走り、導管から溢れるようなオイリーなギラつき等も含め、ハカランダ特有の特徴が多々見受けられる素晴らしい材となっております。当時のワシントン条約等の兼ね合いもありGibson Custom Shopから正規にてBZF表記こそございませんが、”明らかに”と感じさせる極上材になります。またその他の特徴として、ネックシェイプにはサウンドに定評のある58プロフィールが採用されており、その見た目だけでなくサウンド面も考慮して製作された特別な一本という事を感じさせてくれます。

そして何よりも気になるのはサウンドではないでしょうか。まず生鳴りからいってハンパじゃなく、オリジナルバーストを彷彿する激鳴りの個体！採用された極上材の恩恵も非常に大きく、ヴィンテージにも共通する”枯れ”感や、倍音感を多く感じ取れる極上の枯れたヴィンテージトーンは素晴らしい以外の言葉が出てきません。ピックアップにはオリジナルのBurst Bucker1&2ハムバッカー×2を搭載し、これぞレスポールモデルの見本とも感じさせる最高のBurstサウンドをアウトプットします。この個体を弾いてしまうと今までのヒスコレは何だったのかと思ってしまうほどのレベルで、特にクリーン～クランチが異常なまでに味わい深く、中低域は太く芯がありながらパワーと繊細さを併せ持ち、高音域は細かなピッキングニュアンスも全て煌びやかな魅惑のトーンを奏でてくれます。またオーバードライブ時にはズバっときまるエッジ感ありながらも音の芯をシッカリ残した最高の武器となります。採用されているウルトラレアなウッドマテリアル＆極上ヴィンテージルックスにも驚かされましたが、サウンドこそ”特別な一本”と感じさせる最高のレスポールモデルです。

最後に状態としては、こちら2007年製と既に16年の歳月が経過しておりますが、それを全く感じさせない極上コンディション。神経質になって厳密に見ていけばボディサイドからエッジにかけて、いくつか軽微な打痕が見受けられますが、その他は僅かなスレ程度となっており、目立ったダメージは一切ございません。グロス仕上げの塗装のツヤも新品時と殆ど変わらず、金属パーツの経年によるくすみや錆も殆ど無いデッドストックコンディション。軽微とはいえ打痕があります事からニアミント表記とさせて頂いておりますが、年式を考慮すればミント表記でも過剰な表現でも無いレベルの最高の状態をキープしております。演奏面においてもネックコンディションは良好でトラスロッドの余裕もシッカリと残っており、フレットは殆ど減り無く99%に近い状態、付属品類も認定書やワランティをはじめとした新品時の全てが揃っており（画像参照）、Tom Murphy氏、Thom Fowle氏、Edwin Wilson氏の直筆サインが入ったバックパネルとそれを手に持った当時の写真が付属致します。ケースもJUL. 07のタグが残ったオリジナルのブラウンケースにて、ヘッドを保護する緩衝材も残っております。

昨今のコロナ禍＆円安の影響もあり楽器業界全体に高騰を続けておりますが、現在の同時期の1959モデルの相場としては70～90万円前後となっております。それこそ2003年のBZFモデルについては200～250万円前後まで高騰しており、もう目も当てられないというのが本音です。こちらの一本につきましては公式で無いとはいえハードロックメイプル＆ハカランダのGibson Custom Shop最高峰のスペックに加え、新品時と殆ど変わらない極上ニアミントコンディション品です。公式スペックでは無いという点を考慮しても、適正価格は150万円前後になるかと予想されますが、今回、前所有者様からの多大なるご厚意、そして当店での日頃からの感謝の気持ちも込めまして、転売は絶対厳禁の元に、相場を完全に無視した超破格プライスにてご案内させて頂く事となりました。個人売買を含めても今後この価格でBZF & HRM仕様のレスポールを入手することは絶対に不可能と断言出来ます。即完売間違い無しの一本ですが、末永くご愛用頂けるお客様からのお問い合わせをお待ちしております。

※材種の判断については当店の見解となります。お気になります方は、直接ご来店頂きますか、事前にメールにてお問合せ頂けますようお願い致します。。