8タイプのワウと8タイプの歪みを搭載多機能ワウの決定版!

BOSS/PW-10 V-Wah

取材&文:山本彦太郎/撮影:星野俊   情報掲載日:2012/01/10この商品を探す

COSM技術を駆使した世界初のモデリング・ワウ。王道系のCRY-WAHとVO-WAHはもちろん、歪みでのリードにも相性の良いMO-WAH、ワイド・レンジなオリジナルのADVANCE、ダウン・チューニングやベースでも使えるBASS MIXなど、1台で多彩なワウ効果を得られるのが本機の魅力だ。また、内蔵の8タイプの中には、トーキング・モジュレーター的な効果を生み出すVOICE、揺れが刺激的なUNI-Vなど嬉しい機能もあるほか、8種類の歪みも搭載されているのがポイント。もちろん併用も可能で、設定によってはアナログ・シンセ的なトーンを生み出すことも可能だ。ペダルは角度検出を赤外線で行なう方式なので、動きがスムーズで遊びがないのはもちろん、余計なガリやノイズが出ないのもライヴ向きの1台とも言えるだろう。※2011年11月 生産完了。

BOSS/PW-10 V-Wah デモ演奏 by 手島いさむ

Teshima's Impression

伝統的なワウの使い方だけでなく、いろいろな音を出したいっていう人にオススメですね

 コレはすごいですね。モデリングなんですけど、元になったモデルの特徴をすごくつかんでいると思います。CRY-WAHは可変域が広いし、MO-WAHは歪みにも合って使いやすい。よくできていますよ。ワウにしては音も太くなっている印象があるし、迫力がありますね。歪みも入っているので、ワウ+ブースターみたいな使い方もできるんじゃないかな。

 今回の主旨とは少し外れちゃうかもしれないけど、個人的に気になったのはビブラートみたいなUNI-VとボコーダーみたいなVOICEですね。特にVOICEは変化する波が2つあって、すごく面白かった。本当に人がしゃべっているみたいです(笑)。

 それと、ルックスはすごくハイテクっぽいのに、ペダルの動きとかはすごく自然な感じで、操作もしやすいです。オン/オフ・スイッチはボスのコンパクト・エフェクターと同じような踏み心地で、これは慣れているぶん使いやすいかも。僕だったらレコーディング現場でいろいろな音を作るのに使いますけど、プリセットも含めちゃんと使いこなせれば、ライヴでもすごく便利だと思います。伝統的なワウの使い方だけでなく、いろいろな音を出したいっていう人にオススメですね。

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BOSS/PW-10 V-Wah
オープンプライス
【問い合わせ】ローランドお客様相談センター
【TEL】050-3101-2555
【製品スペック】
●入出力:インプット、アウトプット ●コントロール:TYPE、WAH RANGE、DRIVE、MANUAL/MEMORY ●電源:単3電池×6、ACアダプター