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  • PRS・SEシリーズ初のエレキ・ベースはジャンルを選ばないオールラウンドな1本!

Paul Reed Smith / SE Kestrel Bass

Paul Reed Smith / SE Kestrel Bass

  • 文:坂本信
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 エレキ・ギターの世界では“ビッグ2”に勝るとも劣らない地位を確立しているPRSが、より手頃な価格で提供しているSEシリーズのラインナップに、初のエレクトリック・ベースが加わった。ケストレルと名付けられたこのモデルは、全体的にシンプルかつトラディショナルな印象で、ボディやネック、指板の材にもトラディショナルなものを使用している。ボディのデザインも、約40mmというナット幅のネックも、JBとPBのちょうど中間を狙った印象で、ストラップ・ピンもほぼ12フレットの位置にあるので、これらの楽器から持ち替えてもほとんど違和感がない。

 一方、ヘッドのデザインと飛翔する鳥のポジション・マーク、高音弦側のホーンの面取りで、PRSのアイデンティティを主張している。本器の最大の特徴は、スルー・ネック構造と剛性の高いブリッジを採用することで得られる、やや硬質で艶のあるモダンなテイストのサウンドだろう。フレット数は22で、最高音にEとFが増えただけでも、フレージングの自由度の違いが実感できるはずだ。弦はトップ・マウントと裏通しの選択が可能。重量は軽いというわけではないが、全体のバランスが良いので重さは気にならない。オールラウンドな良さを持った楽器なので、様々なジャンルの音楽に対応できるだろう。

ペグにはエアクラフト・グレードのアルミニウムを使用した、超軽量のヒップショットHB6を採用。

PRSのトレードマークとも言える、飛翔する鳥のポジション・マーク。

ネックとボディのジョイント部は、スルー・ネックらしい滑らかな仕上げになっている。

ブリッジには剛性の高い、ヒップショットのトランス・トーンを採用。

Paul Reed Smith / SE Kestrel Bass

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製品情報

Paul Reed Smith / SE Kestrel Bass

価格:¥105,000 (税別)

【スペック】
■ボディ:アルダー■ネック:メイプル&ウォルナット5ピース■指板:ローズウッド■スケール:34インチ■ジョイント:スルー・ネック■フレット数:22■ピックアップ:PRSデザイン、シングルコイルSE4B'S'トレブルおよび同ベース■ペグ:ヒップショットHB6■ブリッジ:ヒップショット、トランストーン■コントロール:2ボリューム、1トーン■カラー:ブラック、メタリック・レッド、3カラー・サンバースト
【問い合わせ】
コルグ/KID http://www.prsguitars.jp/
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