見事なまでにシンプルにまとめられた新井のボード。コンパクトなボードは特注品でもともとアコースティック・ギター用として製作したそうだ。ギターから中央上のMXRのDYNA COMP（コンプレッサー）、中央下のPsychederhythmの抹茶ドライヴ（オーバードライブ）、右のKORGのVP-10（ボリューム・ペダル）を通ってアンプに出力される。左上のKORGのDT-10（チューナー）はボリューム・ペダルにつながっている。左下のGuyatoneのSB-2（フット・スイッチ）はアンプのエフェクターなどを切り換えるために使用する。

新井健の機材をチェック！

MXR／M102 DYNA COMP

　赤いボディに黒いプリントという仕立てが特徴的なMXRの定番コンプレッサー。特徴的なアタック感とサステインを持っており、コントロールはOUTPUTとSENSITIVITYを搭載。トーンを均一化するいわゆるコンプ的な用途はもちろん、激しくアタック音を潰してみたり、OUTPUTレベルを上げてコンプ・ブースト的なアプローチで使用することも可能だ。

定価：13,000円
オフィシャルHP：モリダイラ楽器
●参考記事：ビンテージ・エフェクター特集Vol.3　MXR Dyna Comp

Psychederhythm／抹茶ドライヴ

　多くのプロ・ミュージシャンが愛用する東京・恵比寿の楽器店、サイケデリズムのオリジナル・エフェクター。2ch仕様のオーバードライブで、右チャンネル（MATCHAチャンネル）はクランチ〜ブースター的なナチュラルな効果を受け持ち、左チャンネル（抹茶チャンネル）はより粘りのある歪みを担当する。また、両チャンネルをミックスしてさらに強い歪みを作り出すことも可能だ。コントロールは各チャンネルでGAIN、LEVEL、PRESENCE、TONEを搭載。

定価：54,800円（税込）
オフィシャルHP：サイケデリズム

KORG／VP-10

　コルグのボリューム・ペダル。独立したふたつのインプット／アウトプットとチューナー・アウトを搭載しており、ミニマム・ボリュームは0〜約50%で設定可能。入力インピーダンスは250KΩ以上、出力は125KΩ以下となる。外形114（W）x 300（D）x 69.5（H）mmという比較的大きめな筐体で、その操作性の良さから人気を呼んでいる製品だ。

定価：オープン
オフィシャルHP：KORG

KORG／DT-10

　LED式メーターによる16セグメント・ノート表示を採用したフロアタイプ・チューナー。高いチューニング精度と堅牢性を有しており、最大7半音までに対応するフラット・チューニング・モードやキャリブレーション機能も備えるなど必要機能も十分とあって、多くの愛用者を生んでいる。2系統のアウトプットが用意されており、さまざまなライブ・シチュエーションに対応可能な点も魅力的だ。

定価：オープン
オフィシャルHP：KORG

Guyatone／SB-2

　グヤトーンのフット・スイッチ。電源は単三電池2本を使い、底辺部のゴムを外せば簡単に交換できるという利便性の高さから、地味ながら人気のある製品である。新井はアンプのエフェクトをON／OFFするために足下に置いているようだ。

※生産終了品

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著者：ギター・マガジン編集部

定価：2,160円（本体2,000円+税）

仕様：A4変型判／128ページ

発売日：2015.5.25
ISBN：9784845625987

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