ヘッドウェイ/桜モデル10th Anniversary〜四季折々のストーリー|夏
- 2024/05/09
A/DA / PBF Flanger
1978年に登場したA/DAの「Flanger」は過激なジェット・サウンドで知られ、一旦は生産終了するも1995年に復活。その後、再度の生産終了を経て2010年に再復活を果たし、現在もカリフォルニアにて製造が続けられている(ただし入手困難なパーツを使用しているため、あくまで生産は限定的)。そのサウンドはそのままに小型化&機能拡張を実現したのが、今回新たに登場した「PBF Flanger」だ。
“PBF”はPedal Board Friendly(ペダル・ボードに優しい)の略で、ボード内の省スペース化を意味している。コントロールは従来のHARMONICS(even/odd)/ THRESHOLD / MANUAL / RANGE / SPEED / ENHANCEに加え、BASSスイッチを追加。オンにすれば、低音をタイトに保ったまま、明瞭でスムーズなサウンドが得られる。さらに出力レベル・コントロールも追加され、フット・スイッチはトゥルー・バイパス装備。また、RANGEはより繊細に、SPEEDは設定の幅が広くなった。
独自のHARMONICSは健在で、evenでは低域を強調し中域を抑え、oddでは中域を強調する。エクスプレッション・ペダルまたはコントロール・ボルテージの接続により、演奏しながらMANUALをコントロールできる機能も健在だ。なお、駆動はバッテリーから電源アダプター仕様に変更されている。ちなみに本機は、ギターやベースはもちろん、他の楽器やレコーディング・スタジオ用の機材としても使用可能。小型化&パワーアップを果たした独自のフランジャー・サウンドをぜひ体感してほしい。
価格:¥35,000 (税別)