Bose S1 Pro+ wireless PA system × 松井祐貴&井草聖二
- 2024/04/25
AtlasPedal/River Distortion
アトラス・ペダルが展開する3つのレギュラー・ラインのひとつ“Start line”より、80年代のクラシカルなディストーション・サウンドの再構築をテーマに掲げたペダルが新たに登場した。
「River Distortion」は、バッファー・セクション、オペアンプを用いたゲイン回路、LEDクリッピング、パッシブ・フィルターなどで構成。オーバードライブとファズの中間的なサウンド・バランスを持ち、押し出し感のある低音域の効いた歪みが特徴となっている。クラシカル・ディストーションの多くは、音色が出力レベルに左右されるため、ボリュームを必要以上に上げないと音圧が得られない場合があるが、本機はコンツァー・ノブの装備により、アウトプット手前で音圧と奥行き感、出力されるサウンド全体のレンジ感を調節することができる。また、ディストーション・ノブはオペアンプ回路のゲインをコントロール。ベーシックな歪みの質感を壊さないために、あえて可変幅を抑えており、9時方向よりも大きい設定ではギター本体のボリュームに追従する最適な歪み量を確保してくれる。トーン・ノブは、パッシブ・タイプのハイカット・フィルターで、ゲインとクリッピング回路の後段に配置。必要に応じた高音域の調節が可能だ。なお、アトラス・ペダルでは初となる昇圧回路を採用し、これが本機の特徴とも言える豊かな低音域の確保に貢献している。
電源は、DC9Vセンター・マイナスのエフェクター用アダプターにて駆動。内部にバッテリー・スナップを装備していないが、専用の外付スナップが付属されているため、バッテリー駆動も可能だ。現代のニーズに最適化されたクラシカル・ディストーションをぜひ手に入れてほしい。
価格:¥22,000 (税別)