フラクタル・オーディオ・システムズが誇る「Axe-Fx」のリアルアンプ・サウンドと、フット・コントローラー「MFC-101」の操作性を融合させた、ペダルボード型のサウンド・システム「FX8」がモデル・チェンジ。

　「FX8」は、「Axe-Fx II」や「AX8」でお馴染みのアンプ＋キャビネット・シミュレーターをなくすことにより、CPUの処理能力を極限までアップ。よりフレキシブルなシグナル・ルーティーンを実現している。22タイプ／33ブロックのエフェクター群の中から8個が選択でき、まさにプリセットごとに異なるエフェクト・ボード・システムを製作するような感覚でサウンド構築が可能。各エフェクターは、パラレル／シリーズ接続の設定も自由自在で、ギター・アンプ入力の前段に接続するか、あるいはエフェクト・ループに接続するかの選択もできる。また、8個のフットスイッチはエフェクターだけではなく、RELAYブロック、MIDIブロックにもアサイン可能。さらに、アンプのチャンネル切り替えに加え、MIDI対応機器のコントロールもリアルタイムで行なえる。なお、8個のエフェクト・ペダルを各スイッチでダイレクトにオン／オフできるSTOMP BOX、エフェクト・ボード・システム全体を瞬時に切り替える感覚で使えるPRESET、各エフェクターのオン／オフやパラメータの状態をプリセットしたエフェクト・ボード・システムを切り替えられるSCENEという3つのモードを備え、好みに合わせた操作方法が選択できるのも嬉しい。

　このたび「FX8 MARK II」へのバージョンアップにより、デザイン面においてフロント・パネルとサイド・パネルをブラックに変更。また、INPUTパッドに+18dBオプションを追加し、フットスイッチのレイアウトも変更されている。そして、これまでと同様、USBでパソコンと接続することで、プリセットの編集やバックアップ／レストア、ファームウェアのアップデートが可能だ。ますます注目が高まっているフラクタル・オーディオ・システムズ。その高品位なサウンドと機能性および操作性を、ぜひ本機で体感してほしい。