Jetter Gearと言えば、スティーヴィー・レイ・ヴォーンが使用していたアンプ、ベッドロックのモデルBR-1200のサウンドを再現した「BR 1200」や、トーン・ベンダーのサウンドを再現した「GS 68」、ダンブル・サウンドを追求したペダル「GS 124」、さらに2 in 1のダンブル系ペダル「Altair IV」などが知られている。今回新たに登場したのは「ZAP」だ。

　その名を聞いてピンと来た方は、大正解。エリック・ジョンソンの名曲「ZAP」がネーミングの由来で、彼のファズフェイス・サウンドを独自のアイディアで再現したファズ・ペダルとなっている。前述の「GS68」と同様、ゲルマニウム・トランジスタやNOSパーツなどは一切使用していないため、気候などに左右されることもなく、個体差もほとんどない。また本機は、クリーン・セッティングのアンプ使用を前提に、より手軽にEJサウンドを再現できるよう設計されているため、例えばプレキシなど希少な機材を手に入れる必要がないのも嬉しいところ。そして、できれば深めのディレイとリバーブも駆使して、ぜひEJになりきって楽しんでほしい。実勢売価は26,000円（税別）。