米国カリフォルニアのハイエンド・エフェクター・ブランド、J.ロケット・オーディオ・デザインズより、最高峰のコンプレッサーとして評価されているビンテージ660スタジオ・コンプレッサーをサウンド的に解釈したという新たなペダルが登場した。

　「Airchild Six Sixty Compressor」は、オリジナルの660および670（ステレオ）コンプレッサーを何年もの間スタジオで使用し、そのサウンドの特徴をペダルに落とし込んだもの。ギター・コンプレッサーは音楽の歴史において、特にカントリー・ミュージックの歴史を通じて、非常に有名なトーンを生み出してきた。しかし、その伝説的な回路のクローンがすでに数多く存在し、他に利用可能なバリエーションがほとんどないように感じたとのこと。典型的なアイコニック回路は、リミッターのようにサウンドを潰す傾向があるが、必要に応じてそのサウンドを特定のジャンルの音楽に定着させ、素晴らしいサウンドにすることもできる。本機はスペクトル全体を潰すことなく、倍音の豊かさを高めてトランジェント（アタック）を均一にし、スタジオ・コンプレッサーのように機能する。そのサウンドをぜひ体感してほしい。