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渋谷にベース専門店が新オープン! 池部楽器店 グランディベース東京

都内でも楽器店が多く集中する渋谷・桜丘町エリアに、ベース専門店グランディベース東京が新たにオープン! さっそく同店の全貌を探りに行った。

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専門店ならではの充実したラインナップ

 モヤイ像があるJR渋谷駅西口から、歩道橋を渡ってすぐの立地にオープンしたベース専門店“ グランディベース東京”。明るく広々とした店内には、フェンダー、ミュージックマンといった定番モノ、ワーウィックのようなハイエンド系、バッカスなどの初級モデルが壁一面に並んでいるほか、アトリエZ、サイケデリズム、犬山ギター工房といったプロ御用達の国産ブランドも多く取り揃えているのが、同店の特色のひとつと言えそうだ。弦やケースのような小物やエフェクター類も充実しており、ベース用と名のつくエフェクターなら王道モノからぶっ飛び系まで幅広くラインナップ。また、入り口を入ってすぐ左手にある30平米ほどの大きな防音ブースには、マークベース、エデン、アギュラーといった小型&高出力のヘッド・アンプから大小さまざまなコンボ・アンプまで数多く陳列されており、ライヴさながらの大音量で試奏することができる。もちろんベースやエフェクターもブース内で試せるので、普段のセッティングに近い環境で音を出しながら、じっくりと商品を選ぶことができるのだ。探しものがある人はもちろん、そうでない人でも何か掘り出しものに出会ってしまいそうなワクワクを感じることができるので、渋谷へ行った際にはぜひ足を運んでみよう。なお、ショップURLは今年の7 月に開始されたばかりの東京ドメイン「.tokyo」をいち早く取り入れた「http://www.grandeybass.tokyo」となっていて、ショップ名やロゴもそれに因んでいる、というのもこのお店のトリビア。

Floor Guide:さまざまなアイテムが並ぶフロアの様子を見てみよう

①ドアノブは何とネック!しかもフェンダー・ロゴ入り。

②入り口にはワーウィックをはじめとするハイエンド・モデルが並ぶ。

③お店の約1/4ほどのスペースを占める広々とした防音ブース内。サドウスキー、アトリエZ、サイケデリズム、犬山ギター工房といった実用性の高いモデルを多くラインナップ。

④マークベース、エデン、アギュラーなどが並ぶ充実のアンプ・コーナー。防音ブースなので爆音で鳴らしても問題なし!

⑤EBSのような定番からHaTeNa?、Analog Alienといった個性派まで、ベース用エフェクターがずらり。

⑥フェンダー、ミュージックマン、アイバニーズなどを多く揃えるほか、tetsuyaや日向秀和らの愛用で知られるレイクランドの品揃えにも力を入れているそうだ。ベースを置いた陳列テーブルが“B”の文字になっているのも芸が細かい。

あそこに行けば何かあるだろうって、気軽に立ち寄ってもらいたいです

Interview:グランディベース東京・主任/フロアチーフ 立崎隆宏さん

グランディベース東京・主任/フロアチーフ 立崎隆宏さん

 それでは同店のフロアチーフである立崎さんに、新店舗の魅力を語っていただこう。

──お店のコンセプトを教えてください。
 
基本的には“あそこに行けば何でもある”というお店にしたいので、明確なコンセプトがないのがコンセプトですね。ただ、高校生や大学生、プロ・ミュージシャンのお客様もすごく多いので、結果的にライヴ派の人向けというか、プレイヤー向けの商品展開になっているかもしれません。例えばサドウスキーだったら、キルトを貼った見た目が豪華なモデルよりも、使いやすさや音の良さで選ぶ方が多い気がします。そういう“ライヴ派の人向け”というのが当店の売りになってきてますね。

──プロ・ミュージシャンとの交流やつながりも深いんですか?
 僕が個人的に好きでよくライヴに行ってるので、そのつながりでお店に来ていただくこともあります。やっぱり、現場に行ってお話を聞くのが一番なんですよ。例えばアンプを選ぶときに実はすごく重要なのが耐久性なんですけど、それってカタログにも載ってないし、長く使ってみないとわからないですよね?どんな修理がどのくらいの頻度でくるのかが誰もわからない。それを実際に使っているミュージシャンの様子を見たり、話を聞くことで、より自信を持ってお客様に製品の特徴をお話することができるんです。だから、ライヴ現場に行ってスタッフさんやミュージシャンご本人に話を聞くようにはしてますね。

──憧れのプロと同じ音を出したいという人が、相談にくることもありますか?
 そうですね。自分の好きなミュージシャンと同じような音が出したいっていうお話はよく伺います。それで、もし僕にもわからないものがあれば、調べたり実際にライヴに聴きに行くなどして、できるだけ対応するようにはしてますね。

──製品ラインナップの特色はありますか?
 アコースティック・ベースやアップライトはほかがあまりやってないので強みですね。あとはアトリエZ、ムーン、都内では当店しか取り扱ってないサイケデリズム、犬山ギター工房といった国産ブランドがメイン商材かなと思います。それとサドウスキーは圧倒的に人気が強いですね。あとは初心者向け、フェンダーなどの定番モノ、イケベ・オリジナル商品など、常に700本くらいをラインナップしています。

──アンプ類も充実していますね?
 キャビもヘッドも台数を増やそうという感じで意識的にやってます。防音ブースはドアを閉めれば普通のスタジオ並みの遮音性があるので、爆音で音を鳴らすこともできるんです。自分のセットを持って来て爆音で鳴らしたいという方がいれば、喜んでご対応しますよ。それと、エフェクター類はベース用のものをメインでそろえつつ、今後はギター用でも使えるものがあれば積極的に扱っていく予定です。ケースや弦にも力を入れていますね。

──今後はどんなお店を目指して行きますか?
 新製品や限定品をいち早く入荷するようにしているので初めに言ったように“あそこに行けば何かあるだろう”っていう感じで気軽に立ち寄ってもらえるような店にしたいですね。それこそ本屋さんに立ち読みしに行くような感覚で。そういうベースの情報発信地になりたいと思っています。

グランディベース東京イチオシのアイテムをご紹介!

※すでに売り切れている場合がありますのでご了承ください。

Warwick Custom Shop Streamer Stage I 5st “Hand-Selected Red Wood Burl”
GRANDEY BASS TOKYOの入口の看板写真にも採用された、歴史に残る一本。立崎チーフがワーウィック社の本国ドイツに赴き、豊富な木材のなかから厳選を重ねた木材を使用。スペックも現地スタッフとのディスカッションを交え決定した、究極のクオリティを誇るオーダー・モデル。
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Sadowsky Guitars Ikebe Original MV5LE Limited Edition Premium Maple
イケベ・オリジナル・カラーを採用したサドウスキーの5弦。木目を生かした美しいプレミアム・メイプル・トップと実用性の高さが魅力だ。
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Inuyama Guitar Factory TPB-R (DLPB)
オールハンドメイドによって作られる愛知県犬山市の新興ブランド、犬山ギター工房製プレシジョン・ベース・タイプTPBR。同ブランドはグランディベース東京のみの取り扱いだ。
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Psychederhythm Standard-J (Orange Cayenne Metallic)
恵比寿の楽器工房サイケデリズムのジャズベ・タイプStandard-J。人気のサイケデリズムが弾けるのは都内量販店では同店のみだ。
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TECH21 SANSAMP BASS DRIVER DI (Vermilion) 【イケベオリジナル限定カラー】
フロア・チーフの立崎さんの発案だという限定カラーのTech21サンズアンプ・ベース・ドライバーDI。色以外は通常モデルと同じだが、9mm Parabellum Bulletの中村和彦など、プロの間でも評判とのこと。
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池部楽器店 グランディーベース東京のデジマート在庫をチェック!

GRANDEY BASS TOKYO
池部楽器店 グランディベース東京

〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町16-13 大和田第一ビル6F
■TEL:03-6455-1969
■営業時間:11:00〜20:00(年中無休)
■HP:http://www.grandeybass.tokyo
■デジマート店:https://www.digimart.net/shop/4972/

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