アンペグのBAシリーズがラインナップを一新、伝統的なアンペグ・トーンを継承しつつ、より便利で使いやすくなったベース・コンボ・アンプ「BA-115」「BA-112」「BA-108」が登場した。

　3機種とも通常の直立ポジションに加え、60度のモニター・アングル・ポジションでの使用も可能な2ウェイ・デザインを採用。さらに、アクティブ・ベースにも対応した-15dBスイッチの搭載や、デジタル・オーディオ・プレイヤーなどを接続して外部音源に合わせて演奏ができるAUX入力端子、夜間の練習にも最適なヘッドフォン・アウトも装備。運搬しやすいポータブル・デザインだが、強固なスティール・アンプ・シャーシと衝撃に強いブラックのメタル・コーナーを採用し、耐久性も充分だ。

　「BA-115」は、15インチ・スピーカーと1インチ・ツイーターを搭載し、ライブ・ステージにも対応する150W出力のアンプ。フロント・パネルには、-15dBスイッチ／ボリューム／3バンドEQ（ベース、ミッド、トレブル）／ウルトラLo/Hiスイッチ／HFミュート・スイッチ（ツイーター・ミュート・スイッチ）／AUXレベルに加え、新機能“ベース・スクランブラー”を装備している。これは、SVTシリーズの歪みを再現したオーバードライブ・コントロールで、ドライブ・サウンドの調整と原音へのミックス量を自在にコントロールでき、サウンドメイクの幅が広がる。その他にも、XLRバランスド・ライン・アウト、エフェクト・センド／リターン端子を搭載。

　「BA-112」は、12インチ・スピーカーを1基搭載し、リハーサルや小さめのステージに適した75W出力となっている。フロント・パネルには、-15dBスイッチ／ボリューム／3バンドEQ／AUXレベル、そしてこちらも新機能“ベース・スクランブラー”を装備。

　「BA-108」は、8インチ・スピーカーを1基搭載した20W出力の小型アンプ。小さいスペースでの使用を想定して、フロント・パネルは-15dBスイッチ／ボリューム／3バンドEQ／AUXレベルというシンプルなコントロール。使いやすさに特化したモデルと言えるだろう。