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菊地英昭 × Freedom Custom Guitar Research RRS BRAVERY

Freedom Custom Guitar Research/RRS BRAVERY

  • 取材・文:井戸沼直也 写真:岡田貴之、植田山月(深野真/船越祟司写真) 動画撮影・録音:森田良紀

100年保証──平均的な人の生涯よりも長い期間を保証するギターを作っている、とんでもないメーカーがある。フリーダム・カスタム・ギター・リサーチ。突き抜ける熱い思いと、それを現実のものとする卓越した技術、さらに遊び心までをあわせ持つ稀有な職人集団である。そんな彼らが並々ならぬ熱意を注いだニュー・モデル、RRS BRAVERYが誕生した。数々のビンテージ・ギターを使い、音に強いこだわりを持つ菊地英昭がこのギターと真っ向対峙。4本の試奏動画と共にその魅力に迫った。

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RRS BRAVERYとは?

 フリーダム・カスタム・ギター・リサーチ(以下フリーダム)の初のオリジナル・モデルであり、“ギブソン・スタイルの製作方法とマテリアルを用いて、フェンダー・スタイルの鳴りとボディ・バランスを生み出す”というコンセプトを掲げた“RR”シリーズ。その最新モデルが、このRRS BRAVERYだ。ブレーヴァリー、つまり“勇敢”という名を持つこのギターは、RRのフォルムを保ったまま、マテリアルと作りもフェンダー・スタイルを踏襲。よりフェンダー・ライクな、張りのあるワイルドな生鳴りを実現した。さらにその音を拾うピックアップやコントロール回りに独自の発想と技術を盛り込むことで、“フリーダム史上最高のロック・ギター”がここに完成したわけである。

 BRAVERYは、シングル、ハム、そしてソープバー系の3種のピックアップの極上のサウンドをアウトプットできるギターだ。そのマジックを実現する鍵は“F-90”、“Hybrid Humbucker”という2種のオリジナル・ピックアップと、タップ・コントロールにある。F-90はソープバー・タイプのイメージどおり、豊かなミッド・ローを持ちつつ、たとえフロントに搭載しても抜けの良いアタックやレンジ感を持つ、絶妙なバランスの逸品。Hybrid HumbuckerはフリーダムのHydraシリーズでもお馴染みの“タップしても使える”ハムバッカーだ。タップ時に超リアルなシングル・サウンドを得られるようAWG42ワイヤーを採用し、ターン数や容積も通常のシングルと同等にしたものを並べているため、それを収めるボビンは特注のものを使用。さらにポールピースにアルニコVを用いて磁界をコントロールし、倍音、アタックともに申し分ないトーンを実現している。しかもハムからシングルの切り替えはスイッチではなく、コントロールつまみでシームレスに調整可能。ハムとシングルの中間のような音まで作り出せる。このようにピックアップ回りだけでも尋常ではないこだわりがあるが、そのほかにもギブソンとフェンダーの中間にあたる25インチ・スケール、ヘッド角がついているのに1ピース・メイプルを採用している点、ネック・サイドの蓄光ポジション・マーク、オリジナルのブリッジ、同社のヒット作であるステンレス・フレット、極薄かつ独自の色味を施した新しい塗装(後述)など、まさに枚挙をあげればきりがない。それがBRAVERYを最強たらしめている一因だ。

 ちなみにこのBRAVERYは、アルダー/アッシュ、ピックアップ・レイアウト、カラーなどを選択することができる。肝心の値段もこれまでのフリーダムのギターより手頃に設定されているのがうれしい。

独自開発のF-90。ポールピースは個体ごとのキャラに合わせて細かに調整している。

Hybrid Humbucker。通常時のサウンドは“少し出力の強めなPAF系”で、タップ時には超リアルなシングル・トーンとなる。

ブッシュ・スタイルのボルトオン・ジョイント。適度に暴れるロックな音を狙った。ブッシュの締め具合で出音の調整も可能。

ハム~シングルだけでなく、その中間も作ることができるタップ・コントロール。好みの音色を細かく追い込める。

ブリッジ本体を固定し、サドルとオクターブ調整ネジをそれぞれ半固定して共振を制御するロッカブル・ブリッジ。

暗転したステージでも安心してプレイできる、蓄光性のサイド・ポジション・マーク。

IMPRESSION OF RRS BRAVERY

 以下からはギタリスト、菊地英昭(brainchild's/THE YELLOW MONKEY)を迎えたRRS BRAVERYの試奏動画つき分析記事をお届けしよう。菊地のロック・テイスト溢れるプレイと、タップ・コントロールによって生み出される多彩なトーンをぜひ堪能してほしい。

RRS BRAVERY“ハツネ”

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 ライト・アッシュ・ボディにHybrid Humbuckerを2基搭載したモデル。フィニッシュは本シリーズで初採用された“響”シリーズの“ハツネ”で、ピンクにも紫にも見える不思議な配色となっている。つまみはマスター・ボリューム、マスター・トーン、そしてフロント/リアそれぞれのコイル・タップ。

【Specifications】
●ボディ:ライト・アッシュ2P ●ネック:メイプル(FCGR60’s U-Shape)●指板:ローズウッド(305R)●フレット:FCGR ステンレスSP-SF-05 WARM/22F ●スケール:25インチ ●ピックアップ:FCGR Hybrid Humbucker9.9×2 ●コントロール:ボリューム、トーン、タップ・コントロール×2、3ウェイ・トグル・スイッチ ●ブリッジ:フリーダム・ロッカブル・ブリッジ ●ペグ:ゴトー510 ●カラー:ハツネ ●価格:オープン(市場実勢価格¥330,714)

──かわいカッコいい。曲を選ばず使える音ですよ。

 “この色、なんか「かわいカッコいい」ですね。普通はこの感じだと可愛くなりすぎちゃうけど、これはなんとも言えない和風のテイストがあります。音については、ハイもローもしっかり出ていてレンジが広い。かつ、ミッドの太さもある。うん、いい音です。コイル・タップにしてみると……ああ、まさにフェンダー系のサウンドですね。クリーン・トーンも近い感じだし。これ、シングルとハムの中間の音も出せるから、曲を選ばず使えそうですね。僕はビンテージが好きでよく使っているんですが、どうしても「このギターはこの音しか出ない」という感じなので、使える曲も限られてくるんですよ。でもこのギターはバリエーションが広くて、しかもどれも使える音だから、本当に曲を選ばないと思います”。

RRS BRAVERY“Merman”

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 上の“ハツネ”と同じピックアップとコントロール・レイアウトで、ボディにアッシュではなくアルダーを使用したもの。カラーはフリーダム・オリジナルの“The Monsters”フィニッシュの中の“Merman”。光の当て方によって色味が有機的に変化する。

【Specifications】
●ボディ:アルダー2P ●ネック:メイプル(FCGR60’s U-Shape)●指板:ローズウッド(305R)●フレット:FCGR ステンレスSP-SF-05 WARM/22F ●スケール:25インチ ●ピックアップ:FCGR Hybrid Humbucker9.9×2 ●コントロール:ボリューム、トーン、タップ・コントロール×2、3ウェイ・トグル・スイッチ ●ブリッジ:フリーダム・ロッカブル・ブリッジ ●ペグ:ゴトー510 ●カラー:Merman ●価格:オープン(市場実勢価格¥330,714)

──このシェイプからこんなきれいなシングル・サウンドが出るのは驚き。

 “渋い色。ただ、渋さがありつつ発色がいいですね。緑と、青も入っているのかな? なんかブリティッシュ・クラシック・カーみたいで、好みの色味です。このギターはさっきの「ハツネ」とはボディ材が違うだけですけど、明らかに違うサウンド。もう生音から違いますね。ハツネと比べると、ハイミッドに特徴があって、軽やかな感じなんですよ。ボディ・カラーは重ためなのに、音は軽やかっていう。タップつまみを両方0にして、2シングルにするとすごくスタイリッシュできれいなシングル・サウンドが出ますね。このギブソン的な見た目から出てくるとは思えない音(笑)。驚きですよ。かなり粒立ちもいいし……弾いていると慣れてくるんですが、普通に考えたらレス・ポールをタップしてもこうはなりませんから。これはすごいことですね”。

RRS BRAVERY“オレンジ”

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 アルダー・ボディに、フロントにF-90を、リアにHybrid Humbuckerを搭載した1本。コントロールは、2ボリューム(フロント/リア)、マスター・トーン、リアのコイル・タップとなっている。鮮やかなオレンジとべっ甲柄のピックガードが美しい。

【Specifications】
●ボディ:アルダー2P ●ネック:メイプル(FCGR60’s U-Shape)●指板:ローズウッド(305R)●フレット:FCGR ステンレスSP-SF-05 WARM/22F ●スケール:25インチ ●ピックアップ:FCGR F-90(フロント)、FCGR Hybrid Humbucker9.9(リア)●コントロール:ボリューム×2、トーン、タップ・コントロール、3ウェイ・トグル・スイッチ ●ブリッジ:フリーダム・ロッカブル・ブリッジ ●ペグ:ゴトー510 ●カラー:オレン ●価格:オープン(市場実勢価格¥325,714)

──F-90のサウンドはミドルに寄ったP-90よりもレンジが広いですね。

 “フロントのF-90がこのギターのポイントになると思うんですけど、これはギブソンについている普通のP-90よりもボトムが太いです。P-90はもっとミドルに寄った感じなんですが、これはもっとレンジが広いって言ったらいいのかな。2ハム仕様の2本は、どちらかというとキャラクターとしてすごくオールマイティに使えるギターって印象だったんですけど、これはもう少し的を絞った感じがします。ボトムがしっかりした太い音が好きな人にはたまらないんじゃないですかね。それと、ルックス面でも僕はP-90やミニ・ハムバッカーがフロントに載っているのが大好きなので、その意味でもこれはカッコいいと思います。赤味の発色も個人的に好きですね”。

RRS BRAVERY“ムシノネ”

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 “ムシノネ”と銘打った奥ゆかしい色味が特徴のモデル。この色もニュー・カラー・シリーズ“響”にラインナップされている。ライト・アッシュ・ボディにF-90(フロント)、ノン・カバードのHybrid Humbucker(リア)を装備しており、その色の雰囲気に反してワイルドなロック・サウンドを生み出す。

【Specifications】
●ボディ:ライト・アッシュ2P ●ネック:メイプル(FCGR60’s U-Shape)●指板:ローズウッド(305R)●フレット:FCGR ステンレスSP-SF-05 WARM/22F ●スケール:25インチ ●ピックアップ:FCGR F-90(フロント)、FCGR Hybrid Humbucker9.9(リア)●コントロール:ボリューム×2、トーン、タップ・コントロール、3ウェイ・トグル・スイッチ ●ブリッジ:フリーダム・ロッカブル・ブリッジ ●ペグ:ゴトー510 ●カラー:ムシノネ ●価格:オープン(市場実勢価格¥335,714)

──音が派手! 男っぽい感じです。

 “簡単に言うと、音が派手! このギターが4本の中では一番好みの音ですね。見た目も渋いし、男っぽい感じです。リア・ピックアップがオープン・タイプなのも関係しているのかな? ミック・ロンソンみたいな無骨な雰囲気もなんとなくありますね。歪ませた時のハムバッカーの音がこう……、(少し弾きながら)ローミッドの下に、さらにしっかりとしたローがあって、なおかつ上のほうにもカリッとした成分がある。これは気持ちいいです。個人的には、アルダーよりアッシュのモデルが好みですね。あとは、細かいけど手元のボリュームのカーブの感じがいい。絞っても芯が残っているし、クリーンの状態から上げていって歪ませても、そこにクリーンな音の芯が残ってるんですよ。試奏ではマーシャル系のアンプで弾いたんですが、ダンブル・アンプで鳴らしてるような感じです”。


試奏を終えて 

──4本とも同じ弾き心地って実はすごいこと。目からウロコのギターです──

 僕は新しいギターも弾きますが、基本的にはやっぱビンテージが好きなんです。フリーダムのギターは今回初めて弾きましたけど、正直、目からウロコでしたね。まず、この25インチ・スケールから来るテンション感が絶妙なんですよ。フェンダー系でもギブソン系でもないという……この弾き心地は、これまで経験したことがないです。このテンション感には、きっとヘッドの形状やペグの位置なんかも関係してると思いますけど。

 そして4本弾いて、4本同じ弾き心地だったというのも驚きですね。これって実はすごいことで、本当にしっかり作ってある証拠ですよね。僕は高いフレットがちょっと苦手で、BRAVERYもちょっと高めですが、高すぎるということはないので弾いているうちに慣れましたね。ステンレス・フレットの嫌な感じもなかったですし。あと、とにかくピッチが良い。普段弾いているビンテージ系はどうしてもそのあたりが弱いんですが、“こんなにきれいに鳴るのか”と思って。新しいギターがどれもピッチが優秀なわけではないんで、やはりしっかり作っているギターなんだと思います。

 1番気に入ったのは、見た目は“オレンジ”、音は“ムシノネ”か“ハツネ”ちゃん。ハツネはちゃん付けしたくなりますね(笑)。僕はアッシュの派手な音が好きみたいです。でも、どれが良かったか決めるのが難しいくらい、本当に全部良かったですよ。


フリーダム初のオリジナル・モデル“RR”のあゆみ

 2003年の楽器フェアで登場し、それ以降フリーダムにおける重要なモデルとなった“RR”シリーズ。代表・深野真の言葉をもとに、BRAVERYを生んだ“RR”のあゆみを振り返る。

代表 深野真

──人生かけて“完全オリジナル”かつ“すべてアタリ”のギターを作る──

 フリーダムの設立は1998年。代表の深野真の胸には、初めから自社製オリジナル・ギター製作への渇望があった。しかし実際には個人や販売店からのオーダー品やリペアの仕事がほとんどで、RRの登場は2003年まで待たねばならない。

 “実はRRのプロトは、フリーダムを立ち上げてすぐの90年代から作っていたんです。でもそこから納得いくものを世に出すまでに、時間がかかった。音、鳴りに関して絶対に妥協したくなかったんです(深野、以下同)”。

 深野が指標としたギターは、いわゆるマスターピース。つまりビンテージのレス・ポール・サンバーストであり、ストラトキャスター、テレキャスターだった。これらに比肩するものでなければ、新しく作る意味がない。本気でそう考えていたという。

 “リペアの仕事をしているとわかるんですが、「アタリ」のビンテージ・ストラトやテレには、月に一度くらい出会えます。しかし、アタリのビンテージ・レス・ポールには、年に一度くらいしかお目にかかれなかった。だからこそ、作るならギブソン・アプローチの、完全オリジナル・デザインのものを作りたかったんです”。

 最初期のプロトはRRS、つまりRRのソリッド。オール・マホガニーに3ピックアップ(P-90×2、ハムバッカー)のモデルだったという。その後、当時は画期的だったベンド・トップにセットネックのRRF(フィギュアド・トップ)、RRC(カーブド・トップ)のモデルなどを製作した。

左から「RRS-12 (Gorgon)」「RRF-01 (鴉)」「RRC-12 (大地)」「RRCH-12 (Charcoal)」「RRH-12 (VYN)」。

 “当時、RRCのゴールド・トップを作ったところ、かなりいい線までいったのですが、ビンテージと比較するとどうしても鳴りが硬い。考えられる要素はたくさんあるのですが、この場合、問題は剛性とウエイトだろうと見当を付け、完成品のRRCを削りましたよ、ガアーッと(笑)”。

 心血を注いで作った完成品を削る心境がどのようなものか計り知れないが、その甲斐あってRRCのサウンドは狙った方向へ調整でき、その個体はのちの市販品への礎となった。現在のRRCにコンターが入っているのは、その時の実験がもたらした成果である。

 そして03年の楽器フェアで、RRはデビューを飾る。

 “その当時、定価50万の名もないギターに注目してくれる人はいませんでした。ただ、その時に山野楽器さんとのお付き合いが始まったこと、これが大きかったですね”。

 現在、RRシリーズには前述のRRS、RRF、RRCに加えRRCH(カーブド・ホロー)、RRH(ホロー)がラインナップされ、フリーダムを代表するモデルのひとつとなっている。

 “100本作って、100年後も使えるアタリのギターが2〜3本じゃ意味がない。すべて、アタリのギターを作る──そのために、命をかけているわけです。100年保証は、その決意表明みたいなもんです”。

 深野の揺るがぬ思いが、RRの末弟であるBRAVERYにも息づいていることは、言うまでもない。


塗装の“妙”を聞く

 細部にまでこだわりまくったフリーダムのギターの魅力を、さらに高めているのがオリジナル・カラー。その“妙”を塗装担当であり工場長でもある船越崇司に聞いた。

工場長兼塗装担当 船越崇司

──オリジナル・カラーにある物語を楽しんでほしい──

 フリーダムの独創性は、その塗装にもはっきりと表われている。発色の良さや、経年とともに増す美しさといった魅力もさることながら、そもそも塗装に関する発想がぶっ飛んでいるのだ。RRS BRAVERYを含むアルダー、アッシュのモデルには“The Monsters”、“The Blacks”、“The Hours”、“The Machineries”、“Freedom Drops”、“響”、“忍”(アッシュのみ)といった7系統のオリジナル・カラーがあり、選択可能となっている。例えば“The Hours”は、17:20、17:40、18:10、0:00、5:00といった時間の経過に応じた空の色合いを再現したカラーが用意されている。

 “これは全部、自分の記憶の中にある好きな空の色を表わしたもの。季節は3月頃ですね(船越、以下同)”。

 設定が細かく、ネーミングの時間帯も微妙、かつ絶妙である(当然、色合いも時間設定に応じて異なるものとなっている)。こうした発想はどこから来るのか。

 “フリーダムのオリジナル・カラーは、すべての色に背景や物語があります。発想としては、自分が気になることや頭に浮かんだ言葉や物事から、物語を膨らませていく感じです。まぁ発想というか、妄想に近いですね(笑)。「青系で新色を」とか「外人にウケる色」とかの考えはまったくありません。楽しみながら妄想し、妄想できたら今まで培った知識、技術、道具を使って吹くだけです。何も浮かばなければ妄想を止め、何も作りません”。

 船越が、塗装を単なる作業やビジネスではなく、アートとしてとらえていることがよくわかる(本人はその言葉を使わないが)。

 今回ニュー・シリーズとしてデビューした“響”も非常にユニークだ。

 “開発当時、「せせらぎ」という言葉が引っかかっていまして、そのうち音を表現したくなりました。そこで数々の言葉、色を頭に浮かべましたが、方向性として「季節感も乗せた色」が見えてきました。例えば「セミシグレ」のイメージは、陽炎、うだるような暑さの中、うるさくはあるがなぜか心地良い蝉の声……。「ムシノネ」は晩秋、郷愁……時折舞い込む心地良い風と虫の声、「おっかさ〜ん」と呼ぶ声……。古き良き昭和のイメージもあったので、カタカナ表記にしました”。

 “せせらぎ”という単語から“おっかさ〜ん”までの妄想のジャンプ力と、それを色として表現してみせる技量は、やはりアートである。船越の色は、残念ながらここで再現することはできない。カラー・チャートとネーミングを載せるので、その背景にある物語を想像しよう。そしてぜひ、店頭で実物を見て、魅入られてほしい。それもひとつの、フリーダムの楽しみ方なのだ。

“響き”カラー・チャート


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プロフィール

5thシングル「まん中」

菊地英昭
きくち・ひであき。86年12月、KILLER MAYのギタリストとしてメジャー・デビュー。 89年に解散し、同年THE YELLOW MONKEYに参加。 インディーズ盤を含め、10枚のアルバムと24枚のシングルをリリースして04年に解散したのち、08年にインディーズ・レーベル“Brainchild’s Music”を設立。同時にプロジェクト“brainchild’s”をスタートさせる。2015年7月には5thシングル「まん中」をリリース。2016年1月8日にTHE YELLOW MONKEYの復活を発表し、5月よりアリーナ・ツアーを行なうことがアナウンスされた。

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