ストレイテナーやNothing's Carved In Stoneで活躍し、ドライブ・サウンドを駆使した図太いボトムや目の覚めるような強烈なスラッピングなど、プレイはもちろんサウンドにおいても唯一無二の輝きを放っている“ひなっち”こと日向秀和。そんな彼の新たなシグネチャー・モデル「SL44-64/R Hinatch」が、レイクランド「Shoreline」シリーズより発売された。

　日本国内限定発売の「Shoreline」シリーズは、レイクランドUSAのパーツやアッセンブリを採用しつつ、木部加工と塗装を日本にて行なうハイエンドなラインナップ。PBタイプの「SL44-64/R Hinatch」は、ネックにハード・メイプル、指板にローズウッド、ボディに良質なアルダーを採用。ネック・ジョイントはデタッチャブル方式で、ナット幅は通常のPBタイプとは異なりスリムなJBタイプを採用している。ブリッジは、弦の張り方をボディの表／裏の両方から選ぶことができるダブル・デザイン・ブリッジで、好みのテンションが選択可能。

　コントロールはボリューム／トーンという簡潔な設計で、ピックアップはセイモア・ダンカンのANTIQUITY II Prideを搭載。60年代の外観とサウンド・フィーリングを再現しており、ツイン・シングル・コイル構造によってハムバッカーの効果を実現。1本の弦に対して片方のコイルのみ対応しているので、シングル・コイル特有の倍音豊かなトーンを出力。ヘッドはボディと同じサンバースト・フィニッシュで仕上げられており、サインも入っている。専用ハード・ケースと“極”ステッカーも付属する。

　シンプルながら、あらゆるプレイにフレキシブルに対応する、実戦的なスペックを追求した「SL44-64/R Hinatch」。ファンならずとも一度は手に取りたい逸品と言えるだろう。