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  • 週刊ギブソン Weekly Gibson〜第115回〜拡大版!お茶の水大楽器祭り2016レポート1

おおはた雄一がギブソン・アコースティックの新製品、ハイ・パフォーマンス・シリーズをチェック!

Gibson Acoustic / High Performance

  • 文:井戸沼尚也 動画・写真撮影:編集部 動画編集:熊谷和樹

2016年8月、東京・御茶ノ水のソラシティで開催された『拡大版! お茶の水大楽器祭り』(主催:黒澤楽器店)において、公開イベント「Gibson Acoustic presents おおはた雄一による現行モンタナ製品レビュー」が開催されました。当日の目玉は、週刊ギブソンの第100回記念回にも登場いただいたおおはた氏によるギブソン・アコースティックの新製品「ハイ・パフォーマンス・シリーズ」弾き比べです! その模様を、ダイジェスト動画とともにレポートします。

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Yuichi Ohata×Gibson Acoustic High Performance Series

圧倒的な弾きやすさを誇るGibson Acoustic HP Series  

 イベント当日に日本初公開となったギブソン・アコースティックの新しいコア・モデル、「HP(High Performance)」シリーズ。各製品の詳細については後述しますが、いずれもアドバンスト・レスポンス・ネックと呼ばれる薄めのネックに16インチRのフラットな指板、そして薄めのボディ厚にカッタウェイが付いたプレイアビリティに優れたモデルで、L.R.Baggsのピックアップを搭載している点が特徴です。これらを日本で誰よりも早く、名手・おおはた雄一氏がプレイするということで、会場の期待は開演前から高まっていました。イベントは、おおはた氏の最近のステージで欠かせない相棒となっているGibson 1932 L-00にて、ボブ・ディラン・カバー「Don't Think Twice, It’s All Right」を披露してスタート。

イベント冒頭は自身のGibson 1932 L-00にて弾き語り

 その後、司会のアコースティック・ギター・マガジン誌・相川浩二編集長に促されて手にしたのは「HP665SB」。これはJ-165系の、ローズウッド・サイド&バックで構成されたスモール・ボディ・モデルです。実際に弾いてみて「弾きやすいし、取り回しがとても楽です」とおおはた氏。早速お気に入りの様子です。次に手にしたのは、「HP415W」。こちらはラウンドショルダーのJ-45シェイプにカッタウェイが付いたモデルで、ボディ・サイド&バックはウォルナット。こちらについては「マホガニーのギターに比べると、ウォルナットらしい少し硬めの音がします。これも好きなタイプですね」とのこと。

HP735Rをオープン・チューニング&スライドでプレイ

 続いては、「HP735R」をオープン・チューニング&スライドでプレイ。こちらはスクエアショルダーを若干スリム化したソングライター・モデルのシェイプで、サイド&バックはローズウッドです。「カッタウェイがあるから、ハイ・ポジションの演奏が楽です。ラインの音もいいですね」とこちらも高評価。HPシリーズ全体についての印象は「どのギターも弦高が低く、弾きやすいです。ボディ・サイズは変わってもネックの感触は同じで、どれも非常に弾きやすかったです」と笑顔で語っていました。イベントは、最後におおはた氏のオリジナル「小さなアンセム」を演奏し、盛況のうちに終了しました。

ギブソン・アコースティック・ハイ・パフォーマンスについて

HP835 SUPREME

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HP835 SUPREME

 HPシリーズのフラッグシップ・モデルで、若干スリム化されたスクエアショルダー・タイプ。ボディ・サイド&バックがローズウッドで、ロング・スケールという仕様。ボディ厚は4インチとスリムになり、ピックアップはL.R.Baggs Element Session。インレイなどの装飾はシリーズ中で最も豪華で、ペグはゴールド・グローバー・ロトマティック。もちろん、アドバンスト・レスポンス・ネック、カッタウェイという仕様で、これはHPシリーズ共通となる。

SPECIFICATIONS
●Body Style: Square Shoulder Cutaway ●Wood: Sitka spruce top, rosewood back & sides ●Binding: Multi-ply top with Ivoroid, single-ply Ivoroid back, multi-ply rosette ●Finish: Antique Natural, nitrocellulose lacquer ●Neck: Mahogany, 1.725”nut, Advanced Response neck profile Neck-to-body: Compound dovetail secured with hide glue at the 14th fret Bracing: Traditional scalloped x-bracing ●Fingerboard: 16”radius Rosewood, Framed Gold Mother-of-pearl parallelogram inlay ●Scale: Long ●Bridge: Rosewood, Modern Belly-down ●Pickguard: Modern shape, .060”tortoise ●Tuning Machines: Gold Grover Rotomatic ●Strings: Light gauge .012-.053 ●Electronics: L.R.Baggs Element Session
価格:452,000円(税別)

HP735R

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HP735R

 こちらもわずかにスリム化されたスクエアショルダー・タイプで、型番のRはボディ・サイド&バックがローズウッドであることを意味している。スケールは25 1/2インチ。ペグはミニ・グローバーで、ピックアップはL.R.BaggsのVTC。HP835に比べると装飾が少しスッキリとしており、またHP835のブリッジはローズウッドだが、このHP735ではリッチライトが採用されている点など、HP835とは異なる仕様、サウンドを持つ。

SPECIFICATIONS
●Body Style: Square Shoulder Cutaway ●Wood: Sitka spruce top, rosewood back & sides ●Binding: Multi-ply top, single-ply back, multi-ply ring rosette ●Finish: Antique Natural, nitrocellulose lacquer ●Neck: Mahogany, 1.725”tusq nut, NEW Advanced Response neck profile ●Neck-to-body: Compound dovetail secured with hide glue at the 14th fret ●Bracing: Traditional scalloped x-bracing ●Fingerboard: 16”radius, Richlite, NEW Single Parallelogram, Mother-of-pearl inlay ●Scale: 25 1/2” ●Bridge: Belly down, Modern Richlite ●Pickguard: NEW Modern shape, .030 tortoise ●Tuning Machines: Nickel, Mini Grover ●Strings: Light gauge .012-.053 ●Electronics: L.R.Baggs VTC
価格:316,000円(税別)

HP665SB

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HP665SB

 J-165タイプのボディにショート・スケールを採用したモデル。取り回しの良いHPシリーズの中でも特に扱いやすいモデルと言えよう。ボディ厚も3.5インチとかなり薄めとなっている。指板、ブリッジはともにリッチライトで、このあたりも本器固有のサウンドに貢献している。

SPECIFICATIONS
●Body Style: J-165 ●Wood: Sitka spruce top, rosewood back & sides ●Binding: Multi-ply top, single-ply back, multi-ply rosette ●Finish: Antique Natural, Natural Cure, nitrocellulose lacquer ●Neck: Mahogany, NEW Advanced Response neck profile with 1.725”nut ●Neck-to-body: Compound dovetail secured with hide glue at the 14th fret ●Bracing: Traditional scalloped x-bracing ●Fingerboard: 16”radius Richlite, mother-of-pearl inlay ●Scale: Short ●Bridge: Richlite, Modern Belly down Pickguard: NEW Modern Shape, .030”tortoise ●Tuning Machines: Gold, Mini Grover ●Strings: Light gauge .012-.053 ●Electronics: L.R.Baggs VTC
価格:271,000円(税別)

HP635W

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HP635W

 他モデルと同様のスクエアショルダー・タイプで、型番のWはボディ・サイド&バックのウォルナットを表している。同じスクエアショルダー・タイプのHP835、HP735に比べると最もシンプルな装飾で、ピックアップも異なる(本器はL.R.Baggsの Elementを搭載)。ただし、もちろんアドバンスト・レスポンス・ネック、わずかにスリムになったボディ厚、カッタウェイという仕様は共通で、上位機種にまったく引けを取らないプレイアビリティを誇る。

SPECIFICATIONS
●Body Style: Square Shoulder cutaway ●Wood: Sitka spruce top, walnut back & sides ●Binding: Multi-ply top with black, single-ply black back, multi-ply rosette ●Finish: Antique Natural, Natural Cure, nitrocellulose lacquer ●Neck: Maple, round profile with 1.725”nut, Advanced Response neck profile ●Neck-to-body: Compound dovetail secured with hide glue at the 14th fret ●Bracing: Traditional scalloped x-bracing ●Fingerboard: 16”radius Richlite, mother-of-pearl dot inlay ●Scale: Long ●Bridge: Richlite, Modern Belly-down ●Pickguard: NEW Modern shape, .030”tortoise ●Tuning Machines: Grover, Mini Nickel ●Strings: Light gauge .012-.053 ●Electronics: L.R.Baggs Element
価格:244,000円(税別)

HP415W

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HP415W

 HPシリーズで唯一のJ-45タイプのラウンドショルダー・モデル。ボディ・サイド&バックはウォルナットで、ショート・スケール。ブリッジは、他のHPモデルはすべてモダン・ベリーダウン・タイプだが、本器のみストレート・タイプ。外観上は、比較的従来のギブソンらしさを残しながらも、モダンなサウンドとスリム化されたボディ厚による弾き心地を実現したモデルに仕上がっている。

SPECIFICATIONS
●Body Style: J-45 Cutaway ●Wood: Sitka spruce top, walnut back & sides ●Binding: Multi-ply top, single-ply back, double-ring rosette ●Finish: Antique Natural, Natural Cure, nitrocellulose lacquer ●Neck: Maple, 1.725”Tusq nut, NEW Advanced Response neck profile ●Neck-to-body: Compound dovetail secured with hide glue at the 14th fret ●Bracing: Traditional scalloped x-bracing ●Fingerboard: NEW 16”radius walnut, mother-of-pearl dot inlay ●Scale: Short ●Bridge: Walnut, Tusq saddle ●Pickguard: 0.30”NEW modern shape, tortoise ●Tuning Machines: Grover, Mini Nickel ●Strings: Light gauge .012-.053 ●Electronics: L.R.Baggs Element
価格:239,000円(税別)


※次回の週刊ギブソン〜Weekly Gibsonは9月2日(金)を予定。

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製品情報

プロフィール

おおはた雄一
1975年、茨城県生まれ。ブルースやフォーク・ミュージックをルーツとするシンガー/ソングライター、ギタリスト、音楽プロデューサー。2004年に『すこしの間』でソロ・デビューを果たし、精力的にライブ/アルバム制作を継続。ソロでの活動と並行して、映画音楽、楽曲提供、CM音楽なども手がける。最新作は2015年の『夜の歌が聴こえる』。

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