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  • ベース・マガジン連動「ベーシストのエフェクト・ボード拝見!」#016

長谷川プリティ敬祐(go!go!vanillas)のエフェクト・ボード拝見!

プロ・ベーシストのエフェクター・ボードをフィーチャーしていくベース・マガジンの人気連載「ベーシストのエフェクト・ボード拝見!」。ここでは同連載の2017年2月号に連動し、当該アーティストが使用する、デジマート上でも購入できるエフェクト類を厳選して紹介していく。今回は、go!go!vanillasの長谷川プリティ敬祐が登場。アグレッシブなプレイと活発なステージ・パフォーマンスでバンドを支えている長谷川。元ギタリストということで、特徴的なボードとなっているぞ。

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 ボード上段右から、Free The ToneJB-21(ジャンクション・ボックス)、APHEXBass Xciter(エキサイター)、BOSSTU-3 Chromatic Tuner(チューナー)、Free The TonePT-1D(パワー・サプライ)。中段右から、aguilarTONE HAMMER(プリアンプ/DI)、EBSMicro Bass II(プリアンプ/DI)、XoticBass BB preamp(プリアンプ/DI)、BOSSTU-3 Chromatic Tuner。チューナーはライブ用とレコーディング用で使い分けており、測定ピッチの設定が異なる。下段右から、Free The ToneARC-53M(スイッチャー)、MXRM82 Bass Envelope Filter(エンベロープ・フィルター)、DODMeatbox(ベース・シンセサイザー)。

※各ペダルをどう使っているかは、ベース・マガジン2017年2月号で本人が詳しく解説しているので、そちらもチェックしてほしい。

長谷川プリティ敬祐の機材をチェック!

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Free The Tone/JB-21

 機器間の配線をシンプルにして、セットアップに必要な時間が短縮できるシグナル・ジャンクション・ボックス。ペダル・ボード内に並べられたエフェクターなどに直接接続せず、ジャンクション・ボックスを経由することで、ケーブルやプラグへのダメージを減らすことができる。インプット端子とアウトプット端子、そしてMIDIスルー端子は両面に装備されているため、本機を配置する状況によって、どちら側の端子も使用可能。

定価:11,000円
オフィシャルHP:フリーザトーン

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APHEX/Bass Xciter

 定評あるアフェックス社のラック・タイプ・エフェクター「Aural Exciter」と「Big Bottom」をストンプボックスにまとめたモデル。本機のほか、エレクトリック・ギター用とアコースティック・ギター用に最適化された計3タイプがラインナップ(いずれも生産完了品)。低音域を調整するLo Tuneノブと高音域を調整するHi Tuneノブ、そしてそれぞれの混ぜ具合を調整するLo BlendおよびHi Blendノブを装備。インプットにはパッシブ/アクティブの切り替えスイッチを装備し、通常のアウトプットに加えXLRタイプのD.I.出力も装備。グラウンド・リフト・スイッチとウェット/ドライの切り替えスイッチも装備している。現在はラックタイプの「Aural Exciter & Optical Big Bottom」が発売中。

※生産完了品

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Free The Tone/ARC-53M

 フラッグシップ・モデルARC-3の多機能・高音質・高耐久性を受け継ぎ、HTS(Holistic Tonal Solution)サーキットやMIDI対応などの基本スペックはそのままに小型化。エフェクツ・ループ数は5(シリーズ・ループ=4、セパレート・ループ=1)、プリセット数は20バンク×10プリセット(合計200プリセット)、コントロール端子は3系統(ラッチ/モーメンタリー切替可能)。受注生産でブラック・カラーもあり(税別63,000円)。

定価:60,000円
オフィシャルHP:フリーザトーン

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aguilar/TONE HAMMER

 国内外問わず多くのプロが愛用しているニューヨーク発のベース専門ブランド、アギュラーのプリアンプ/DI。高い評価を得ているオンボード・プリアンプ「OBP-3」の回路に加え、AGS(Adaptive Gain Shaping circuitry)を採用することで、好みのゲインおよびイコライザーのセッティングをフット・スイッチで呼び出せる。その音色は強力かつバリエーションも豊かで、往年の王道サウンドからオーバードライブ・サウンド、スラップ用のモダンなサウンドもカバー。18V駆動によるヘッドルームの広さも魅力だ。

◎関連記事:プロ・ベーシストの使用エフェクターをカテゴリー別にランキング!

定価:オープン
オフィシャルHP:コルグ

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EBS/Micro Bass II

 EBSは、ベース用機材に特化したメーカーとして、1988年スウェーデンにて創業。本機は、DI機能も備えた2チャンネルのアウトボード・ベース・プリアンプ。トーン・コントロールはA/Bの2タイプを備え(ミックスも可能)、クラスAチューブ・シミュレーションやミックス・ノブ付きのエフェクト・ループ、ヘッドフォン出力など、豊富な機能を装備。さらに、XLRバランス出力にはキャビネット・シミュレーションも装備している。2本のベースを接続して同時に使用することも可能だ。

定価:46,000円
オフィシャルHP:モリダイラ楽器

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Xotic/Bass BB preamp

 エキゾティック・エフェクツの人気モデルBB preampのベース・バージョン。太くコシのある音、そして優れた操作性により幅広いジャンルをカバーする。トレブル/ベースは、それぞれ±12dBの可変範囲を持ち、ベースのパッシブ/アクティブを問わずスムーズな音色に仕上げてくれる。また、ベース本体の音質を損なうことなく、自然なオーバードライブが得られる。ソリッドステート・アンプ特有の鋭角的なアタックを、チューブらしい太く温かみのある音にしたいときなどにも役立つ。

定価:25,000円
オフィシャルHP:プロサウンドコミュニケーションズジャパン

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MXR/M82 Bass Envelope Filter

 入力レベル(ピッキング)に応じてエフェクトのかかり具合が変化する、ベース用エンベロープ・フィルター。原音とエフェクト音のレベルを独立して調整可能で、原音の劣化を心配することもなく、より多彩なサウンドメイクを実現している。コントロールは他に、エンベロープのディケイ、フィルターのQ、エンベロープのセンシビリティを装備し、他に類を見ないほどの細やかな音色調整が可能だ。電源は006P乾電池と9V ACアダプターに対応。

定価:25,000円
オフィシャルHP:モリダイラ楽器

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DOD/Meatbox

 90年代に人気を博した同社の「Meatbox」をさらにグレードアップさせた、ベース・シンセの音作りに重宝するエフェクター。ベース用のサブ・ハーモニクス・シンセサイザーとして、またエンハンサーとしても活躍し、サウンドに厚みを加えたり、パワフルなロー・エンドやディストーション効果も生み出す。ギターやシンセサイザー、さらにはドラム・マシンに使用するのも効果的だ。なお、アウトプットはステレオTRS出力となっている。

定価:30,000円
オフィシャルHP:神田商会

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BOSS/TU-3 Chromatic Tuner

 ステージに最適なコンパクト・タイプTU-2の後継モデル。野外での視認性をさらに高める高輝度モードを新たに搭載し、21個ものLEDによる滑らかなメーター表示、ギター・モードで6半音(ベース・モードでは3半音)までのフラット・チューニングへの対応など、より快適なチューニングを実現している。表示パターンは、針式メーターをイメージした“セント”と、ピッチの高低を光の流れで表現する“ストリーム”から選択可能。また、半音単位で音名を確認できる“クロマチック”以外に、弦番号で表示できる“ギター・モード/ベース(5弦ベース対応)・モード”も装備。そして、チューニングの完了をLEDの動作で知らせるアキュピッチ・サイン機能も搭載。他のコンパクトへの電源供給も可能だ。

定価:オープン
オフィシャルHP:ボス

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Free The Tone/PT-1D

 DC9V×8系統のパワー・サプライも備えた、AC100V×4系統のパワー・ディストリビューター。DC9V出力には、独立したノイズ・フィルターとショート・プロテクション回路を装備し、6系統は最大100mAのスタンダード出力、2系統は最大300mAのハイカレント出力となっている。筐体には、航空機の部品に使われる日本製アルミニウム合金を採用し、強度と軽量化を両立。さらに、ボード内での使用を想定した設計となっているため、ボディ厚は35ミリに抑えられている。

◎関連記事:プロ・ベーシストの使用エフェクターをカテゴリー別にランキング!

定価:23,000円
オフィシャルHP:フリーザトーン

ベース・マガジン2017年3月号発売中!

 リットーミュージック刊『ベース・マガジン2017年3月号』の連載「お宅のエフェクト・ボード拝見!」では、ReiDaizyStripper)のエフェクト・ボードが紹介されています! 機材の紹介はもちろん、セッティング・パターンやアーティスト本人のコメントを交えた解説も掲載されているので、ぜひチェックしてみてください。さらに、本号はSuchmosのHSUが本誌初登場&初表紙! その他、「ペダル型グラフィックEQ使いこなし術」「徹底! 休符トレーニング・ドリル」といったCD対応企画に加え、グレッグ・レイク追悼特集、The 2017 NAMM Showレポートなども掲載。必見の内容となっています。

ベース・マガジン2017年3月号の詳細はこちらから!


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プロフィール

長谷川プリティ敬祐
1989年12月20日、大分県生まれ。中学校の同級生である牧達弥(vo、g)らとともに、2010年にgo!go!vanillasを結成し、そのタイミングでギターからベースへ転向。2014年アルバム『MagicNumber』でメジャー・デビューを果たす。名前の“プリティ”は、セックス・ピストルズの「プリティ・ヴェイカント」より。

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