tc electronicの人気チューナーPolyTuneが、さらなる進化を果たし「PolyTune 3」となって登場した。本機は「PolyTune 2」の後継モデルで、シンプルな操作性はそのままに、同社の高品質バッファーBonafide Buffer機能を新たに搭載。信号の劣化を気にすることなくチューニングができるうえ、使用状況に合わせトゥルー・バイパス／バッファード・バイパスの切り替えも可能となっている。

　それと時を同じくして、同社の人気ペダル3機種の後継機がリリースされる。「Hall of Fame 2 Reverb」は、スタジオ・クオリティの音質が持ち味の人気リバーブ・ペダル「Hall of Fame Reverb」の後継モデル。先代機から進化した点は、フットスイッチにかかる圧力によりパラメーターをコントロールするMASH機構や、新アルゴリズムShimmerが新たに追加されたこと。サウンドの品質の高さはもちろんだが、さまざまな状況に合わせ、多彩かつ独創的なサウンドメイクが可能となった。

Hall of Fame 2 Reverb

　続いては、ペダル型マルチバンド・コンプレッサー「HyperGravity Compressor」が大幅に小型化された「HyperGravity Mini Compressor」。同社の「MD3」をもとに開発されたマルチバンド・コンプをもとに開発されたもので、さらにトーンを“着せ替えられる”TonePrint機能も内蔵している。最新鋭のペダルではあるが、クラシックなビンテージ風の効果をも実現できる汎用性の高さが魅力だ。

HyperGravity Mini Compressor

　最後は、ギターの入力信号に対してダブリング処理をリアルタイムで行なえる「Mimiq Doubler」の小型バージョン「Mimiq Mini Doubler」だ。特徴的なのが“TIGHTNESS”というツマミで、これを調整することでタイミングやピッチなどの微妙な違いやランダムなズレすらも再現でき、自然なダブリング・サウンドを実現する。なお無印バージョンではクローン・トラック数を3つまで変更できたが、ミニ・バージョンではプラス1つのみとなる。

Mimiq Mini Doubler