ジャクソンのXシリーズより、新たにスコット・イアンとガス・G.のシグネチャー・モデルが登場した。

　もはや言うまでもないが、スコット・イアンは、メタリカ／メガデス／スレイヤーとともにスラッシュ・メタル四天王として君臨するアンスラックスのギタリスト。「King V KVXT Scott Ian」は、その新たなシグネチャー・モデルだ（ソロイスト・シェイプの「Scott Ian T-1000 Soloist 1H」「Scott Ian T-1000 Soloist 2H」も従来よりラインナップ）。1ピース・メイプルのスルーネック構造で、ボディのウィング材にはマホガニーを採用。パーロイド・ブロック・ポジションが施されたローズウッド指板は、コンパウンド・ラジアス仕様で、どのポジションでも違和感なく押さえられる。ピックアップは、ダンカン・デザインによるHB-103N（フロント）およびHB-103B（リア）を搭載。パワフルかつ多彩なサウンドを生み出す。ジャクソンでは珍しいホワイト・ピックガードの採用にも、スコット・イアンのこだわりが表われている。

　ガス・G.は、ファイアーウィンドやオジー・オズボーン・バンド、そしてソロでの活躍でも知られるギリシャ出身のギタリスト。「Gus G. STAR」は、ガスG.のために特別に用意されたスター・シェイプが最大の特徴で、ピンストライプ・デザインによって、さらに攻撃的なルックスに仕上げられている。そして、グラファイトで強化された1ピース・メイプルのスルーネック構造で、ボディのウィング材にはマホガニーを採用。シャークフィン・インレイが施されたローズウッド指板は、ガス・G.の好みにより12インチ・ラジアスとなっている。ピックアップはフロント／リアとも、自身のシグネチャー・アクティブ・ピックアップであるセイモア・ダンカンの“ブラックアウツ”AHB-11Sを搭載。カラーは写真のスノー・ホワイトのほか、サテン・ブラックも用意。

　2機種ともに、ファンはもちろんメタル好きのギタリストであれば、ぜひともそのサウンドと弾き心地をチェックしておきたいところだ。

King V KVXT Scott Ian（Ivory）

Gus G. STAR（ Snow White with Black Pinstripes）