「Angry Charlie」や「Charlie Brown」などでプロ／アマ問わず多大な人気を誇るペダル・ブランド、JHS Pedals。その創設者Josh Scott氏は、自身のお気に入りペダルである「BOSS／BD-2」の修理をしたことがきっかけで同社を設立したというが、なんと、まさかのBOSSとのコラボレーションが実現！　両社はこれまでNAMM SHOWで定期的にコンタクトをとっていたようで、2017年にBOSSコンパクト・エフェクターが40周年を迎えたことがきっかけとなり、このたびBOSSブランドより「Angry Driver JB-2」を発表した。

　「Angry Driver JB-2」は、JHS Pedalsを代表する「Angry Charlie」とBOSSを代表する「BD-2 Blues Driver」をベースにした、ふたつのサウンド・キャラクターを1台に搭載したペダル。このふたつのペダルを組み合わせるにあたり、BOSSの「SWITCHING SYSTEM ES-8」を使用して数々の実験を行なった結果、互いのペダルがそれぞれの特長を生かしながら、まったく新しいサウンドへ進化すると確信したという。Angry CharlieのサウンドはBOSSが持っていないトーンであり、Blues Driverの幅広いゲイン・コントロールはAngry Charlieのキャラクターに絶妙なアクセントを加えてくれる。しかも本機は通常のBOSSコンパクト・エフェクターの筐体ながら、それぞれを単体で使うこともできるうえ、両者を直列／並列接続することも可能。なおかつ接続順を入れ替えることもできるという、驚きの機能も備えている。それらはコントロール部にあるMODEツマミで切り替えられて、それぞれのモードに応じて、本体のペダル動作とフット・スイッチ（別売り／ラッチ・タイプのみ）によるリモート・ペダル動作に、以下のように異なる機能が割り振られている。

■JHS MODE（LED：赤）＝JHS MODEの単独使用、ペダル動作：ON/OFF、リモート・ペダル動作：JHSとBOSSを切り替え
■BOSS MODE（LED：青）＝BOSS MODEの単独使用、ペダル動作：ON/OFF、リモート・ペダル動作：JHSとBOSSを切り替え
■JHS/BOSS MODE（LED：赤/青）＝JHS/BOSSを切り替えて使用、ペダル動作：JHSとBOSSを切り替え、リモート・ペダル動作：JB-2のON/OFF
■J>B MODE（LED：紫）＝JHS→BOSSの接続順で使用（直列）、ペダル動作：ON/OFF、リモート・ペダル動作：JHSのON/OFF
■B>J MODE（LED：紫）＝BOSS→JHSの接続順で使用（直列）、ペダル動作：ON/OFF、リモート・ペダル動作：BOSSのON/OFF
■PARALLEL MODE（LED：紫）＝JHSとBOSSを並行接続で使用、ペダル動作：ON/OFF、リモート・ペダル動作：BOSSのON/OFF

　直列接続では一方のサウンドでもう一方のサウンドをブーストすることも可能で、並列接続ではピッキング・ニュアンスに応じてトーンが変化するような音作りを実現している。さらにLEVEL、TONE、DRIVEツマミは2軸仕様となり、内軸がJHS側、外軸がBOSS側のサウンド・コントロールに対応。MODEセレクトと組み合わせれば、あらゆるバリエーションをカバーできるうえ、かなり追い込んだサウンドメイクが可能となっている。

　発売日は10月14日（土）、市場想定売価は20,000円（税別）を予定。