ヘッドウェイ/桜モデル10th Anniversary〜四季折々のストーリー|春
- 2024/05/02
Bad Cat / Classic Deluxe 20R 112
黄金期のヴィンテージ・アンプを超えた存在を目指す、アメリカのブティック・アンプ・ブランド“Bad Cat”。今回登場したのは、“Bad Catサウンドを多くのギタリストへ”というコンセプトのもと、2016年に立ち上げられたUSAプレイヤー・シリーズの最新モデルで、カスタムショップ・モデルがもとになっているという注目の製品だ。
ラインナップは、12インチ・スピーカーを1基搭載したコンボ・アンプ「Classic Deluxe 20R 112」と、ヘッド・アンプ「Classic Deluxe 20R HD」の2機種。ハンド・ワイヤリング設計によるフラッグシップ・モデル「Black Cat」や、数々の受賞歴を誇る「Hot Cat」を擁するレガシー・シリーズと同様、カリフォルニア州にある工房にて、熟練のエンジニアが1台1台手作業で組み上げている。セレッション製のBad Cat特注スピーカーや11プライ・バルティック・バーチ材を採用したキャビネット、ブラック・トーレックス・スキン、LEDロゴ・パネルなどのパーツ類もレガシー・シリーズと共通。随所にブティック・アンプならではのこだわりが感じられる。サウンド・キャラクターは、60年代中期に登場したアメリカン・アンプを基調としつつ、当時の技術では補完できなかった、歪ませると低音が潰れてしまうという欠点を改良。クリアな低音を実現している。また、独自開発によるデジタル・リバーブは、アンプのボリューム・コントロールで歪ませた場合でも、自然でクリアな効果が得られる。なお、初期出荷仕様ではパワー管に6V6を採用。きらめくような張りのあるクリーン・サウンドから、スムーズでハーモニクス豊かなドライブ・サウンドまで、幅広いレンジでチューブ・アンプならではの音色が楽しめる。さらに、パワー管を6L6に交換することで出力を35Wまで上げることも可能(バイアス調整が必要なため、交換時は販売店にてご相談を)。ブティック・アンプに興味はあるが、これまで手が出なかったというギタリストにとっても最適なモデルと言えるだろう。
価格:¥238,000 (税別)
価格:¥208,000 (税別)